「離婚弁護士シン・ソンハン」第9−10話:世間の注目を集めるソンハンと新たな一歩を踏み出す仲間たち

2023年04月05日01時23分ドラマ
Netflix「離婚弁護士シン・ソンハン(原題:神聖なる離婚)」独占配信中
ポスター出典:JTBC公式サイトより

チョ・スンウ主演JTBCドラマ「離婚弁護士シン・ソンハン(原題:神聖なる離婚)」(全12話)、第9−10話の気になるネタバレあらすじと見どころ、視聴率もチェックしてみよう。Netflixでも独占配信中だ。

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「離婚弁護士シン・ソンハン」はある出来事を機にピアニストから法律家に転身した離婚専門の弁護士シン・ソンハン(チョ・スンウ)が、様々な事情を抱えた依頼人とともに複雑な離婚訴訟に立ち向かう、ウェブ漫画を原作としたリーガルドラマだ。



■キャスト
シン・ソンハン役 チョ・スンウ
チャン・ヒョングン役:キム・ソンギュン
チョ・ジョンシク役:チョン・ムンソン
イ・ソジン役:ハン・ヘジン
 ほか

■第9話あらすじ
海南に住む夫婦の離婚裁判が始まった。ユソク弁護士(チョン・ベス)らベトナム人妻側は、夫チュンソク(チェ・ジェソプ)が広大な敷地での農業を手伝わせる為に結婚、労働搾取だと訴える一方で、ソンハン(チョ・スンウ)は実際にはチュンソクがかなり妻を気遣っていた事実を証明。更に妻が産後に育児を義母に任せて外出が増えた事を指摘し、血液検査や、骨折を負った状況に関する尋問の結果、チュンソクと子供に血縁関係はなく、全て妻が交際相手と仕組んだ事が明るみになり、ヨンジュ(ノ・スサンナ)の策略で世間から悪人扱いされていたチュンソクの名誉回復に成功した。ヨンジュは敗訴したユソクを責めるが、ユソクもまた開き直り、二人の対立が加速した。

ソンハンらはソヨン(カン・マルグム)の母親で馴染みのあるラーメン屋初代店主(キム・ヘスク/特別出演)が復帰した事に喜ぶが、ソヨンはふとした瞬間にヒョングン(キム・ソンギュン)にときめきを感じてしまい、そんな彼女の仕草は母親やソンハンらにはバレバレだった。

一方で、初めて調停を担当するジュン(ハン・ウンソン)はソジン(ハン・ヘジン)を連れて総合失調症の支援団体が運営するカフェを訪れるが、ソジンは直前になって仮病を使うとその場を立ち去ってしまう。まだ人前に出る事に自信を持てずにいた彼女は息子ヒョヌの言葉から、ぶつかりもせず逃げていた自身を反省し始める。

担当する調停が始まり、夫ヒョンテ(イム・ジギュ)が妻を騙していたという証拠を次々と挙げていくジュン。善人を装っていたヒョンテも決定的な証拠を出されると豹変し、義父が同席する場で妻を罵り始める。これに怒ったジュンはヒョンテと取っ組み合いの喧嘩を始めてしまう。勝訴はしたものの、騒ぎを起こした事がソンハンの耳にも入り、事務所は一時緊迫するが、論点のズレたソンハンの説教に呆れて帰っていく職員たち。

ジュンからヒョングンの電話番号を聞き出したソヨンは理由をつけて彼を呼び出すと、離婚したばかりの妻について尋ねる。この時の返答を聞いたソンハンとジョンソク(チョン・ムンソン)は大ブーイング。その頃、ジュンは誰にも初仕事を祝ってもらえず、事務所で映像を生配信しながら泥酔し、それを観ていたパンPD(ユ・ジュへ)が事態の収拾に活躍。後日開かれた飲み会でパンPDはソジンにラジオ番組での復帰ではなく、個人的にチャンネルを開設したらどうかと提案。

意を決して変装せずに人前に出たソジンは同じマンションの住人に噂をされて落ち込んでしまうが、再び勇気を出してヒョヌを迎えに行くとショッピングに繰り出す。家にこもりがちだった母と外出できた事に喜ぶヒョヌに対して、いつか立ち直ると涙するソジン。

そして、ソンハンのもとには再び世間を騒がせる大きな離婚相談が舞い込むのだった…。

■第10話あらすじ
テナム電子会長のチャンジン(イ・ホジェ)との離婚を決意し、ソンハンに弁護を依頼したマ女史(チャ・ファヨン)。テナム電子が成長を遂げられたのも、マ女史の実家から譲り受けた土地によるものだった。財産の20%は貰いたいというマ女史に対して初めは難色を示していたソンハンだが、彼女から渡された手帳を見て驚く。そこには会長が不倫してきた女性に関する情報が事細かに記されていた。かつては愛した夫と、会社の評判を守る為にマ女史は彼女らの情報を調べると、彼女らの脅迫まがいの金品要求に妻としてひとつひとつ対応してきたのだった。膨大な証拠を目の前に、慰謝料の要求を50%から始めようと意気込むソンハン。

一方で義父であるチャンジンから呼び出されたヨンジュはチャンジンの代弁者として弁護団との間に立つよう命じられる。上手く行けば娘に相続されるはずだった株を全て渡すと約束させたものの、負ければ分相応な生活を余儀なくされる危険な賭けでもあった。代弁者としての任務をまっとうするためにクムファ法律事務所を辞めるという彼女の言葉に、責任を押し付けて逃げるのかと皮肉を言うユソク弁護士。

その頃、ソジンはパンPDの協力もあって個人放送を配信スタートさせ、かつてのリスナーらからも歓迎を受けるが、あるユーザーからの悪質なコメントに再び自信を失ってしまう。ソヨンをデートに誘ったヒョングン。二人はキャンプ場にデートに出かけるが、なんと近くのテントではソンハンとジョンソクが二人の会話に聞き耳を立てていた…。日も沈んで焚き火を囲みながらいい雰囲気になったヒョングンらだが、トイレの我慢の限界を迎えたジョンソクが飛び出した事で結局4人でキャンプする事になってしまう。

悪質なコメントを書いた犯人を見つけて呼び出したソジンらだが、犯人は14才の少女だった。母親が不倫をしていて、自分に関心を抱いてもらえない少女は、同じように不倫をしておきながら息子を一番に想うソジンが憎悪の対象になっていたのだった。初めは困惑したソジンもつらい時は大人に相談するべきだと助言しジュンを紹介する。

想像していたよりも相手側の反発が無いことを不審に思い始めたソンハンのもとに突然甥のギヨンが訪ねてくる。いつもと違う表情を浮かべる彼はソンハンに弁護を依頼し始めるのだった…。

■見どころ
第9−10話では、第7話から続いた離婚訴訟が成功に終わり、妹の義母だったマ女史の離婚訴訟を担当するエピソードに突入し、いよいよ佳境に入った。以前にセリフで登場したマ女史の恨みというのは、夫であるチャンジンの女性関係の後始末を妻であるマ女史がさせられてきた事だと明らかになった。チャンジンは息子の嫁であるヨンジュに協力を命じるのだが、ヨンジュがどんな手でソンハンに対抗してくるのか気になるところだ。

残すところあと2話だけとなった今、まだ語られておらず気になるのがソンハンの妹ジュファの離婚から息子ギヨンの親権を奪われ死に至るまでの経緯だ。これまでのセリフからは彼女が車道に飛び出して自殺したように語られているが、ひき逃げ事件だった事から誰かに殺されたという可能性も否定できない。妹の死にヨンジュやユソク弁護士がどう関係しているのかにも注目したい。

物語が終盤に差し掛かる中、ソンハンの仲間たちが新たな一歩を踏み出すシーンも描かれた。まずは妻と離婚したばかりのヒョングンとラーメン屋の店主ソヨンのラブラインだ。以前からツーショットが多く、視聴者が予想した通り第9話で大接近し、第10話では遂にデートに…!ヒョングンを演じるキム・ソンギュンはアクの強い役柄を演じる事が多かったが、本作では非常に好感が持てるいわゆる「イケおじ」役が見事にハマり新たな魅力を感じせた。この作品におけるラブコメ担当と言っても過言ではないヒョングンのセカンド・ラブに注目だ。

また、ソジンもトラウマを克服して個人放送を始めるのだが、悪質なコメントに悩まされる事に。しかし、悪質なコメントに理由も分からず一番怒っているのがソンハンだった。自分の気持ちに鈍感ながらもソジンに惹かれている事を匂わす伏線と見てまず間違いがないだろう。更に先週から準レギュラーばりに登場頻度が増えたパンPDもジョンソクとのツーショットが多い事から期待している視聴者も多いはずだ。

第9話では、ラーメン屋の初代店主として特別出演して視聴者を驚かせたのが「国民の母」として多くの作品で活躍してきた大女優キム・ヘスクだ。近年では「調査官ク・ギョンイ」での野心あふれる会長役や「シュルプ」でキム・ヘス演じる主人公とバチバチの嫁姑戦争を繰り広げる大妃役などダークな役柄が強かったが、久しぶりに肝っ玉母ちゃんっぷりを披露し、「国民の母」らしさを見せつけてくれた。

第9話は6.0%、第10話は7.0%(いずれも全国視聴率・ニールセンコリア調べ)とスタート以来安定した視聴率をキープしてきた本作はいよいよ次週最終回を迎える。

「離婚弁護士シン・ソンハン」は、韓国 JTBCにて3月4日(土)より土・日曜午後10時30分から放送を開始、同日よりNetflixでも配信を開始した。最終となる大①1話と第12話月8日と9日放送予定。

■スタッフ
脚本:ユ・ヨンア
演出:イ・ジェフン、イム・ジュンヒョク
韓国放送:2023年3月4日~4月9日(予定) JTBC
原題:신성한 이혼(神聖な離婚)
配信:2023年3月5日スタート Netflix

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