「餌<ミッキ>」第7-8話ネタバレと見どころ:チャン・グンソク、変わり果てたイ・ソンウクと衝撃の対面…
チャン・グンソク主演ドラマ「餌(ミッキ)」のパート2が、韓国の動画配信サービスCoupang Playにて7日(金)より配信をスタートさせた。
●パート1各話ネタバレあらすじは【「餌(ミッキ)シリーズを2倍楽しむ】で。
7日に配信された第7~8話では、懲戒処分から復帰したチャン・グンソクが上司のイ・ソンウクと協力しながら、本格的に捜査に乗り出す様子が描かれた。少しずつ真実が明らかになるかと思われた矢先、何者かに襲われ命を落としてしまうイ・ソンウク。果たして犯人の狙いとは…?
同作品はパート1、パート2共に各6話編成(全12話)で、毎週金曜日の夜8時に2話ずつ公開されていく予定だ。「Coupang Play」のYouTubeチャンネルでは、パート1及びパート2の予告動画が公開されている。
「餌(미끼=ミッキ)」(監督キム・ホンソン)は、韓国史上最大の詐欺事件の犯人が死亡してから8年後、その人物が殺人事件の容疑者に挙がる中、これをめぐる秘密を探るというクライムサスペンスだ。
■キャスト
ク・ドハン役:チャン・グンソク
ノ・サンチョン役:ホ・ソンテ
チョン・ナヨン役:イ・エリヤ
カン・ジョンフン役:イ・ソンウク
イ・ビョンジュン役:イ・スンジュン
ソン・ヨンジン役:パク・ミョンフン
チョン・ソラム役:オ・ヨナ
ナヨン母役:ソ・ジョンヨン
■第7話「縁たち」
「疲れた。これ以上希望はない」そう話すのは詐欺事件の被害者チョン・ジェファン(ク・ウォン)。ジェファンはカン・ジョンフン(イ・ソンウク)を解放すると約束し、その場を立ち去る。言われた通りジョンフンは1000まで数え、なんとか助かった。そんななか、連続殺人事件を捜査していたク・ドハン(チャン・グンソク)が懲戒処分を受けてしまう。
――2008年、ノ・サンチョン(ホ・ソンテ)が販売した端末機器‘ナウフリー’が問題となり、世間を騒がせていた。最初から端末に通話機能がないことを知っていたサンチョンだったが、そんな話は聞いていないとシラを切る。それどころか開発者に責任転嫁する始末。一方、議員のキム・ソンデ(パク・ユンヒ)を裏切った元秘書のチョン・ソラム(オ・ヨナ)は、サンチョンの側につく。絶望するソンデに向かって、自分をもっと高い場所と繋がらせろとサンチョン。どうやらサンチョンは、ソンデを通して政界のコネクションを築こうという考えのようだ。
懲戒処分を受けたドハンは、過去に妹が無惨に殺された事件を思い出す。警察の聴取に対して、男の口から出たのはハン・チュンジャという名前だった。共犯者の名前を出して減刑を狙っているのかと憤るドハンだったが、男はただ単純にハン・チュンジャに言われた通りにすれば楽に金儲けができると考え、ドハンの妹を襲ったというのだ。まったく悪びれる様子のない男を前に、理性を失うドハン。
ふと先日チョン・ナヨン(イ・エリア)と共に会ったハン・ダジョン(パク・ソンヨン)の言葉を思い出したドハンは、彼女が開催するマルチ商法のオリエンテーションへ向かった。意気揚々と演説するダジョンを見て、思わず眉をひそめるドハン。壇上に立つハン・ダジョンは、ドハンの妹が殺されるきっかけを作ったハン・チュンジャだった。そんななか、突然前方のスクリーンに表示された“ノ・サンチョンは生きている”という文章。しばらくして、手に刃物を持ったイ・ビョンジュン(イ・スンジュン)が現れる。
©Coupang Playビョンジュンは手に持った刃物でダジョンを攻撃する。遅れて現場に駆けつけたナヨンは、担架で運ばれていくダジョンの姿を見て愕然とした。つづいて出てきたのは、両脇を抱えられた状態で連行されるビョンジュンだった。ナヨンに気付き、「疲れた。もう休みたい…」と呟くビョンジュン。一体どういうつもりなのかと憤るドハンに向かって、ナヨンは自らが殺人者になってでもノ・サンチョンを引きずり出したかったのだろうと語る。
一連の事件がノ・サンチョンと関連していたという情報をマスコミ各社に送りつけたナヨンは、インタビューに応じる。ナヨンの思惑通り、世間はノ・サンチョンに対する大きな関心を見せた。何かを決心した様子のジョンフンは、マスコミの前に姿をあらわす。そして、死亡したと思われるノ・サンチョンと今回の事件の関連性を徹底的に捜査することを宣言し、さらにその過程で懲戒処分となったドハンの懲戒を解くと発表。つづいて記者陣から辞職について聞かれると、「辞職するつもりはありません」と力強く答えた。
――2011年、別荘に戻ったソラムは落ち着かない様子で自分が去った後の状況を尋ねる。チョン秘書が死亡したと聞き、愕然とするソラム。さらにチョン秘書を殺したのは、他でもない以前自分を救ってくれたジェファンだという。一方、ジェファンとビョンジュン、そしてダジョンの3人は警察の取調べを受けていた。すべてはノ・サンチョンのせいだと話すジェファンだったが、警察は聞く耳を持とうとしない。
しばらくしてドハンを呼び出したジョンフンは、もう一度捜査を一からやり直すと告げた。そして、ジョンフンは自分が拉致された時の状況について話し始める。自分を連れ去ったのは二人組で、ジェファンはその場にはおらず、録音された声を聞かされたのだろうとジョンフン。その瞬間、ジェファンはこのすべての犯人ではないとジェファンは確信したという。
■第8話「真実たち」
キム議員と食事を交わした検事長のパク・サンド(ユ・ソンジュ)は、真剣な表情で「一つだけ聞きたいことがある」と話す。そして、ノ・サンチョンの生死について、本当に知らないのかとサンド。これにはキム議員は、なんともいえない表情を浮かべた。
©Coupang Play荷物をまとめ、次長室をあとにするジョンフン。そんなジョンフンと入れ替わりに、ドハンがチームに復帰する。チーム員から見せられたのは、ジョンフンが拉致された現場のCCTV映像だった。映像に映る犯人と思われる二人組は、どちらも覆面を被っていて顔は見えない。すぐに画像をジョンフンに送り、心当たりはないかと聞くドハン。
その頃、ジョンフンはサンドと会っていた。電話を切ったジョンフンは、サンドに自分を拉致したのは誰かと聞く。もちろん知らないと答えるサンドだったが、ジョンフンはあの日、自分の行動を把握していたのはサンドだけだったという。つづいて、ノ・サンチョンは生きているのかとジョンフン。実はこの会話の内容は、スピーカーフォンでドハンに共有されていた。しかし、肝心の答えはまたしても聞くことはできず…。
一命をとりとめたダジョンだったが、いまだに意識は戻っていなかった。そんなダジョンの面会に訪れるナヨン。ゆっくりと目を開けたダジョンはナヨンの手をつかみ、必死に何かを語ろうとする。しばらくして、ダジョンは自分をフォローしてくれていたのがキム議員だったと明かした。おそらくジェファンを自殺に見せかけて殺したのも、議員の仕業だろうとダジョン。
サンドと別れたジョンフンは、つづいてかつて同じチームで働いていた元刑事を訪ねた。チョ刑事は12年前、ノ・サンチョンが密航した直後に警察を辞めたという。「俺があの時、お前に騙されなかったら俺の人生はどうなっていただろうか」そう話すジョンフンに向かって、「正確には俺じゃなくてノ・サンチョンに騙されたんだ」とチョ刑事。その夜、車通りの少ない山道を運転していたジョンフンは、事故に遭ったと思われる車両を発見。すぐに車を停めて駆け寄るも、応答はない。しばらくして近くを通ったもう一台の車が停車、2人の男がジョンフンに襲いかかる。
ダジョンの病室にやってきたドハンは、ジェファンの死についていくつかの質問を投げかけた。しかし、「ジェファンが…」と答えようとして、急にダジョンは発作を起こしてしまう。翌朝、通報を受けて駆けつけたドハンは、車の中で死亡するジョンフンを見て愕然とした。
――2011年、弁護士を名乗る男性から連絡を受けたジョンフン。男性は自らをビックスネットワークスの顧問弁護士だと紹介した。それはつまり、ノ・サンチョンの弁護士を表していた。すると弁護士の男性は、書類を見て欲しいと言ってカバンの中を見せる。そこには、数枚のゴールドバーが入っていた。その場で男を現行犯で逮捕するジョンフンだったが、男はただ金で雇われた演技者で、ノ・サンチョンとは何の関連もないという。
同じ頃、VIPの協力によってふたたび密航のチャンスをつかんだノ・サンチョンだったが、いまだにジョンフンのチームが金を拒否していると知ると、別の方法を使うしかないと語った。しばらくして、数人の男に襲われて重傷を負わされるジョンフンのチーム員。そこへ、今度は上層部からノ・サンチョンの件に関してマスコミの前で記者会見をするよう連絡が。
そんななか、ふたたびソン・ヨンジン(パク・ミョンフン)から情報を得たジョンフンは、会見そっちのけでサンチョンの追跡に向かう。すると、チーム員のもとへ妻と子供を人質に捕ったとの脅迫メールが届く。これにはジョンフンも動揺を隠せず。その頃、サンチョンとソラムを乗せた車はすでに港へ到着していた。結局、ジョンフンはなすすべもなく車を引き返すのだった。
署に戻ったジョンフンは、予定通り記者会見の会場へ。会見を終えて部屋を出ようとすると、記者から「ノ・サンチョンを捕まえられないのですか?それとも捕まえないのですか?」と質問が。するとジョンフンは、カメラに向かってノ・サンチョンへ宣戦布告を行った――
死体解剖の結果、ジョンフンの死は自殺と推定される。何か少しでも不審な点はないかと聞かれ、解剖医は腹部と足元に残るわずかな打撲の痕が気になるが、もし他殺だとすれば完璧に計画されたものだろうと話す。これ以上の解剖は意味がないと解剖医。
その頃、空港の入国手続き場に現れたのは、中国のパスポートを手にしたノ・サンチョン…!?
■見どころ・感想
ノ・サンチョルはやはり生きていた!?8話のエンディングに登場したのは、他でもない中国籍の老人に変装したノ・サンチョンの姿だった。1月に配信されたパート1に引きつづき、Coupang Playにてパート2が配信されることとなったチャン・グンソク主演ドラマ「餌(ミッキ)」。
パート1では稀代の詐欺師ノ・サンチョンの過去と、現在次々と起こっている不審な連続殺人事件について描かれた。7日(金)に配信されたパート2では、事件の真相に迫ろうとするク・ドハン、チョン・ナヨン、そしてカン・ジョンフンの姿が登場。いよいよ本格的に事件の真相が明らかになるかと思われた矢先、ジョンフンが命を落としてしまう。自殺に見せかけて殺されてしまったジョンフン。果たして犯人の狙いとは?ますます見逃せない展開がつづきそうだ。
パート1の配信後、現在の映像が暗すぎるという意見が多かったが、パート2ではその点も少し改善されたように思われる。前作に引きつづき、タフでワイルドなグンちゃんの姿に注目だ。日本での配信及び放送についてはまだ決まっていないが、Coupang PlayのYouTubeチャンネルで予告動画や各話のハイライト映像などが公開されている。ぜひ本記事と合わせてチェックしてみよう。
チャン・グンソク主演「餌(ミッキ)」は金曜日の夜8時に、韓国の動画配信サービスCoupang Playにて毎週2話ずつ配信される予定だ。パート1はすでに配信済みで、現在はパート2(全6話)が配信中。
◇Youtube「쿠팡플레이 Coupang Play」チャンネル
【作品詳細】【「餌(ミッキ)シリーズを2倍楽しむ】