ドラマ「コッソンビ 二花院の秘密」第7話 リョウン“番人としてではなく、ダノのために行ったのだ…”
番人は2人?左議政が跪いた人物は?韓国ドラマ「コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密」4月10日韓国SBSで放送された第7話のあらすじと見どころを紹介しよう。この回の視聴率はニールセンコリア全国3.7%、首都圏4.1%だった。
「コッソンビ二花院の秘密」は、すべての固定観念を打破した下宿“客主 二花院”の主人ユン・ダノと、秘密を抱える下宿生コッソンビ3人組が描く爽やかで大胆なミステリー密着恋愛話だ。各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景などは【「コッソンビ」を2倍楽しむ】で。
■キャスト
⇒押さえておくべきキャスト紹介
⇒シン・イェウン、リョウン、カン・フン、チョン・ゴンジュ徹底紹介
ユン・ダノ(タノ)役:シン・イェウン
カン・サン役:リョウン
キム・シヨル役:カン・フン
チョン・ユハ役:チョン・ゴンジュ
ほか
■第7話
寺に身を寄せていたユン家の姉妹とナジュ宅(イ・ミド)に、会いに来るユクホ(イン・ギョジン)とユハ(チョン・ゴンジュ)が後を付けられて、チャン判官(オ・マンソク)に居場所を知られてしまう。ダノ(シン・イェウン)はチャン判官に廃世孫イ・ソルが誰なのか答えろと刀を突き付けられるが、謎の剣客に助けられる。剣客はチャン判官に追い詰められるが、もう一人の剣客が現れ軍官たちを倒す。
果川に行くダノたちを見送るユクホとユハ。ユクホは、ダノの姉ホンジュ(チョ・ヘジュ)がチャン判官の亡くなった息子の嫁で、息子の後を追って死んだことになっているのだと、ユハに教える。
その夜、チャン判官の屋敷。漢城府のチェ・ジョンスとキム・ムヒョンは、2人の内1人は廃世孫自身かもしれないと考える。だがチャン判官は廃世孫を守るためには殺人鬼となる番人が、軍官たちを殺さなかったことを疑問に思い、引き続きダノの行方を捜すよう指示する。
サン(リョウン)は捨てられていた『二花院』の看板を自分の部屋に保管する。ユハはそんなサンにダノが果川に行ったと教えてやる。そして昨日の剣客がサンだろうと言い、しらを切るサンに「信念も命も捨てて守ろうとするほど(ダノへの想いは)大きいのか」と言う。サンは「そうだ。だからお前も自分なりにダノを守れ。俺もそうする」とダノへの想いをあっさりと認める。
半月が過ぎてもダノの行方はつかめず、チャン判官はチェ・ジョンスにサンの素性を調べるよう指示する。その頃、ダノは果川の酒幕で働いていた。そんな妹を見て居られないホンジュは、ナジュ宅にダノの嫁ぎ先を捜すよう頼み、自分は観音寺に出家するつもりでいた。
※酒幕(チュマク):酒や料理を振舞い宿泊もできる施設。
左議政シン・ウォノ(アン・ネサン)は、部下からの報告でパク貴人が産んだのは王女だったと確信する。そんな中、朝廷では元子問題で紛糾するが、王イ・チャン(ヒョヌ)は王妃が懐妊できない体だといい、さらに反対する重臣に「廃世孫を跡継ぎにしたいのか!」とにらみを聞かせ、強引に王子を元子に冊封した後、パク貴人(キル・ウネ)を正一品の嬪にし、反対する者は反逆者と見なすと宣言する。
※元子(ウォンジャ):王位継承者である世子候補。※嬪:側室の最高位。詳しくは朝鮮王朝豆知識「◆宮女の身分」で。
貴人から恵嬪となったパク氏は、チャン判官に頼まれて番人に資金提供をしている大妃(ナム・ギエ)の元に自分の女官を送り込んで、大妃の動向を探らせる。一方、シン・ウォノはノ・ソンギル(イ・ジュンヒョク)を呼び出し、パク氏が産んだ子が王女だと教える。そして廃世孫を見つけてもチャン判官に教えるなと言う。「廃世孫を王にするつもりなのか」とシン・ウォノの腹を探るノ・ソンギル。ソンギルを信頼はしていないが計算高いと見抜くウォノは、大金を差し出す。
※シン・ウォノがパク氏の産んだ子が王女だとほのめかすときに、「パリデギ」と言うがこれは親に捨てられたパリ公主(王女)説話。
サンは、ファリョン(ハン・チェア)のお供で二花院にやってきたパンヤ(ファン・ボルムビョル)から身の上話を聞く。彼女の父親は世子が廃位された後、官職を捨てて下野した弘文館の修撰イム・ジグク。新たな王は世子だけでなく世孫まで殺そうとし、それを阻止しようと上疏し、反逆者の烙印を押され息子ともども斬首されてしまった。その後、母も病死し一人になったパンヤは妓生になったのだ。
その後サンはチャン判官から呼び出される。たわいない話をするサン判官に呼び出した理由を問うサン。チャン判官は「若く優秀は武人たちが集まる六人会に欠員が出たので入らないか」と誘い、サンは丁重に断る。サンと対面したチャン判官だが裏では、サンの幼馴染からもサンの素性を確かめていた。
シヨルとユハはダノたちに米の差し入れを持って会いに行く。ユハはダノとの再会を喜び、ホンジュが気になるシヨルは彼女の部屋の前で鼻歌を歌う。だが、顔を出したホンジュは二度とその歌う歌うなとケンモホロロ。翌日、漢陽に戻る前に今度は花を持って会いに行くが、ホンジュは花を捨てて出家すると告げる。
シヨルと漢陽に戻る途中、ユハは自分たちがバラまいた『三韓秘記』を読んだ者が連行されるのを目撃する。中には幼い子もいた。王命により処刑されると聞き、血相を変えて木人会のアジトに向かうが、ファリョンがユハを富営閣に連れていく。実は漢城府のチェ・ジョンスはシン・ウォノと通じており、彼からチャン判官の動向を聞いたウォノは、しばらく会合をしないようにとファリョンに忠告していたのだった。
ユハは資金援助の使いとして寺に来たのがファンリョンだったと気づく。彼女はユハが養父から受け取った遺産まで知っていた。そしてユハの実の父親と縁があると明かし、驚くユハに実父から預かった遺志を認めた文を渡す。父の遺志を読んで涙を浮かべるユハ。
そんな中、誰かがダノの家に何かの蓋を置いていく。ダノは、それが父の葬儀の日に犬小屋に匿った少年からお礼にともらった輪図(ユンド)の蓋だと気づく。それは貴重な物で蓋の竜の図柄から世子から世孫に渡した遺品ではないかと考える。そして父の葬儀の日が現王が起こした乱の日で、世孫が逃げた日だと知る。
その後サンが現れ、ダノは自分が廃世孫捜しをしたために二花院の皆を危険な目に遭わせたと自責の念に駆られる。そしてなぜ危険を冒して寺に助けに来たのかとサンをも責める。サンは「番人としてではなく、ユン・ダノのために行ったのだ」と告白する。その頃、懲りずにまたホンジュを訪ねてきたシヨルは、「花を嫌う女は初めて見た。他の女子とは違う君が好きになってきた」と大胆告白し、「嫌いです」と言うホンジュに「でも、出家はしないでほしい」とお願いする。
後日、ファリョンはユハをシン・ウォノに引き合わせる。王の忠臣がなぜ木人会を助けるのかと聞くユハに、「私が仕えるのはこの国、朝鮮だけです」と、ユハの前にひざまずいて礼をする。そしてユハに「なぜ木人会の一員になられたのですか」と言葉を正して質問し、「王座をお望みですか?」と重ねて問う。
■見どころ
3士人たちの正体がますます混乱してきた7話。まず寺に現れた2人の剣客。一人目は笠の下から覗くぱっちり目でサンだとわかるが、後からやってきた誰も殺さない二刀流の剣客はシヨルなのか?すると、ラストでシン・ウォノが跪いたユハが廃世孫イ・ソルなのか?4話で男がシヨルを「殿下」と呼んだのは何だったのか?サンが持つ真剣の存在も気になるし、状況から世子の遺品の輪図の蓋を置いたのもサンと思えるが…。
廃世孫&番人の特定も気になるが、この回はロマンスにも大進展があった。ダノは客をサンと見間違い、サンも二花院やってきたパンヤをダノと見間違う。互いを想う気持ちが高まる中でのサンの水辺の告白。7話までかかったサンとダノのロマンスだが、シヨルの恋は超特急だ。ホンジュに歌うなと言われたシヨルの鼻歌のエピソードはこうだ。「人生最悪の日に旅人が歌っていて、幸せそうな旅人は心を寄せる人ともうすぐ結婚すると言っていた」。おそらくそれがヒョンで、心を寄せる人がホンジュなのだろう。そしてダノと花を摘んでいるときにヒョンは死んだのだった。
輪図の蓋を置いていった人物も気になるし、パンヤの身の上話を聞いてサンの目が潤んだ訳も気になる。ドラマは中盤に入りまだまだ複雑になりそうだ。
第8話は4月11日(火)放送、配信予定だ。次回予告は以下のYouTubeにて確認できる。
◇Youtube「8話予告動画」
◇韓国SBS「꽃선비 열애사」サイト
【作品詳細】【「コッソンビ」を2倍楽しむ】