“俺がイ・ソルだ!”「コッソンビ 二花院の秘密」第8話 ついに明かされた世孫はリョウンか、カン・フンか、チョン・ゴンジュか?

2023年04月12日09時00分ドラマ
画像出典:SBS番組サイトより

ドラマ中盤に来て廃世孫イ・ソルが明らかになった!果たしてその人物は?韓国ドラマ「コッソンビ熱愛史(コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密)」4月11日韓国SBSで放送された第第8話のあらすじと見どころ、感想など紹介しよう。視聴率はニールセンコリア全国、首都圏共に3.8%だった。
※※この記事は、Prime Videoでの「コッソンビ熱愛史」独占配信に合わせて紹介したものです。

「コッソンビ二花院の秘密」は、すべての固定観念を打破した下宿“客主 二花院”の主人ユン・ダノと、秘密を抱える下宿生コッソンビ3人組が描く爽やかで大胆なミステリー密着恋愛話だ。各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景などは【「コッソンビ」を2倍楽しむ】で紹介している。



■キャスト
押さえておくべきキャスト紹介
シン・イェウン、リョウン、カン・フン、チョン・ゴンジュ徹底紹介
ユン・ダノ(タノ)役:シン・イェウン
カン・サン役:リョウン
キム・シヨル役:カン・フン
チョン・ユハ役:チョン・ゴンジュ
 ほか

ダノ(シン・イェウン)が漢城府の軍官たちに連行される。ホンジュ(チョ・ヘジュ)と会っていたシヨル(カン・フン)がそれを知り、急いで二花院に戻ってダノの窮地を知らせる。居合わせたユハ(チョン・ゴンジュ)が飛び出していく。 

チャン判官(オ・マンソク)から竜の絵が描かれた輪図を取り上げられ、なぜ廃世子の遺品を持っているのかと問い詰められるダノ。かたくなに答えないでいたが、首を絞められて十数年前に廃世孫イ・ソルをかくまったことを話してしまう。だが寺にやってきた剣客については知らないと言いはる。そこへユハが現れ、借金を返す代わりにダノを解放するよう要求する。チャン判官はダノをおとりにしてイ・ソルをおびき出そうと考え、ユハの申し出を受け入れる。さらに後日、富営閣でパンヤにダノと友達になるよう指示する。

遅れてダノの窮地を知ったサン(リョウン)が駆けつけたとき、ちょうどユハに支えられてダノがチャン判官の家から出てきたところだった。帰ってきたダノを待っていたホンジュは、止めるダノを振り切って観音寺へ行く。

ナジュ宅(イ・ミド)とダノは二花院に戻る。ダノはサンに、イ・ソルではなく自分自身を守ってほしいと願う。サンは御賜花をかぶったときに全て話してやると約束する。
※御賜花(オサファ)は、科挙合格者に王から合格書“紅牌”と共に授与される花のついた帽子のこと。詳しくは「三銃士」第3話「豆知識」で解説。

ダノは3士人たちと試紙を買いに市場へ出かけようとし、看板がかかっているのに気づきユハに礼を言う。大切に保管しておいた看板を掲げたサンは気分を害する。さらにシヨルが二花院をあっさり取り戻したユハをほめちぎり、ナジュ宅とユクホ(イン・ギョジン)がダノとユハを結婚させる気だと教え、サンは目をむいて憤慨する。
※試紙(シジ):科挙に使う紙。これは受験者が自分で用意しなければならない。そこで科挙が行われると、大量の紙が必要になる。科挙と紙を結び付けて儲けるアイデアは「商道」19話で主人公が思いついたり、「オクニョ 運命の女(ひと)」第27話」でもこの試紙にまつわるエピソードが描かれるなど朝鮮時代を舞台にした作品では取り上げられることが多い。

その時、町中で打ち首刑が執行される。その中に木人会の仲間を見つけたユハは顔色を変え、気づいたシヨルが連れ出す。一行は二花院に戻り、シヨルは禁書を持っているサンにも注意を促す。一方、木人会の仲間と刑死した仲間の家族に弔意を伝えたユハは、王の蛮行を嘆く仲間の言葉を聞きシン・ウォノとの会話を思い返す。

ユハは左議政シン・ウォノ(アン・ネサン)に王座に就く気はないと答えた後、元子がパク恵嬪の子ではなく、偽者だと聞いた。王家の血が途絶え、これが世に知られれば国は混乱する。ウォノはユハが尊い方で木人会という勢力を持っているので、王座に就く大義を抱くべきと勧めたのだ。

後日、サンが番人だと信じるダノは「約束を守れなかったことを廃世孫イ・ソルに謝ってほしい」と頼み、「イ・ソルは二花院に来たことがある」と耳打ち。そして父の葬儀の日にイ・ソルが来てくれたことを感謝し、世子の遺品である輪図をチャン判官に奪われたことを申し訳なく思うと話す。

富営閣で、ファリョン(ハン・チェア)はユハの正体がバレれば彼の命が危険だと言い、民の中で苦労して育ったユハこそが王座に就くべきと勧める。そして次には世子の遺品を持ってきてほしいと頼む。

その頃、シヨルは観音寺のホンジュに会いに行っていた。怪我を装い男子禁制の寺に強引に入り込むシヨルは、僧服がの似合わないホンジュに二花院を思い出させようとする。そして戻らないと言いはるホンジュに、みんなが待っているので気が変わったらいつでも戻ってくるよう伝えて帰る。

日常の生活に戻ったダノは富営閣へ出向き、そこで妓生たちが「サンがパンヤの水揚げをした」と話しているのを耳にする。一方、ダノを心配して待つサンの元にパンヤがやって来て、サンが水揚げした印として何か欲しいとねだり、服でも誂えと金を渡してやる。そして一日も早く免賤して本名のイム・ソヨンを取り戻したいと夢を語る。その時、ダノはユハの義兄ギルジュン(ハン・ウンジョン)に絡まれ、助けたサンがまた怪我を負ってしまう。町医者の治療を受けた帰路、ダノの不機嫌が妓生たちの噂話と知り、サンが困っているところを助けてやっただけだと誤解を解く。

大妃は、元内官のノ・ソンギル(イ・ジュンヒョク)を呼び寄せ、暴君の後にまともな君主を座らせると、決意を口にする。一方、パク恵嬪(キル・ウネ)から大妃付きのキム尚宮が怪しいと聞いていた王イ・チャン(ヒョヌ)は、番人について聞き出そうとキム尚宮を拷問するが、口を割らない彼女を殺害させる。

ついに科挙の日。サンは武科の殿試に、ユハとシヨル、ユクホは文科に挑む。殿試では、王イ・チャンがいきなり二組に分かれて戦うよう命じ、受験者たちを驚かせる。怪我を負いながらも見事勝利を収めたサンは王に直々に声をかけられ、内禁衛への配属を希望する。
※殿試で戦ったのは撃毬(キョック)。英国のポロ競技によく似ているスポーツ。馬上で杖匙と呼ばれる棒状の用具で球を打ち、毬問と呼ばれる相手のゴールに入れれば勝ちとなる。詳しくは「不滅の恋人」第2話豆知識で解説している。

サンの部屋の掃除をするダノは禁書の『三韓秘記』を見つける。驚きながらもそこにサンが描いた自分の絵を見つけ喜ぶ。だが、最後のページの絵を見て手を止める。その時、殿試に合格したサンが御賜花をかぶって帰って来る。ダノは『三韓秘記』の最後のページの絵を見せる。そこには十数年前に匿ってやった少年と自分しか知らない絵が描いてあった。サンは「十数年前に犬小屋に隠れていた子供は俺だ。俺がイ・ソルだ」と告白する。

■見どころ
毎回のようにサンとダノのロマンスにドキドキさせられるが、今回は韓ドラあるあるの「日光遮る優しさ」を武人らしく背中で遮る。シヨルの猛烈アタックも今回も健在。

さあ、これまでさんざんミスリードさせられたが、ついに8話ラストでサン自らが「イ・ソル」を名乗った。これでパンヤの不幸に涙ぐんだ理由も明らかになったが、シン・ウォノがユハに言った「尊いお方」やファリョンから受けとった「実父の遺志」には何が書いてあったのか?まさかパンヤの「父と一緒に刑死した兄」がユハなのか?そしてシヨルの正体は?

3士人の中に番人もいるとすれば、ホンジュにとって番人は愛した許嫁を殺した人物。ドロドロの展開も予想されるが、シヨルとホンジュのロマンスに期待したい筆者としては3士人の中に番人がいないことを願うばかりだ。そして気になる3人の歳は?次回の放送が待ちきれない。

第9話は4月17日(月)放送、配信予定だ。次回予告は以下のYouTubeにて確認できる。

Youtube「9話予告動画」

韓国SBS「꽃선비 열애사」サイト

kandoratop【作品詳細】【「コッソンビ」を2倍楽しむ】