イ・ソンミン主演「刑事ロク 最後の心理戦 シーズン2」第1-2話:新たな敵と爆発事件
2022年秋にディズニープラス スターで配信され、街に潜む巨大な権力や不正、そして謎の「友」との戦いを描いた「刑事ロク 最後の心理戦」。7月5日(水)より待望のシーズン2が配信開始し、第1-2話では「友」との戦いから1年後、イ・ソンミンが新たな敵に立ち向かっていく様子が描かれた。気になるあらすじをチェックしてみよう。
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「刑事ロク 最後の心理戦」は、スタジオドラゴン制作×イ・ソンミン主演で贈る、殺人容疑をかけられたベテラン刑事が、正体不明の脅迫者“友”を追い詰める極上刑事サスペンス。
■第1話あらすじ
「友」を失ってから1年。テクロク(イ・ソンミン)は休職を打診され、ショベルカーの免許を取ろうとするが3回も不合格。彼が暮らす格安アパートはかつて放火の冤罪をかけられた隣人ギテ(キム・ジェボム)が管理人に。テクロクに助けられた彼はまるで親戚のようにテクロクに懐いていた。
休職期間を経て復帰したテクロクは突如として新任のペク署長(チョン・へギュン)から女性青年課への異動を言い渡される。何らかの思惑を疑いながらも向かった女性青年課はテクロクとは正反対の性格のジュヒョン(キム・シンロク)が仕切っていた。
同じ頃、テクロクとソウル時代の同僚だったチェ・ドヒョン(チョン・ジニョン)は警察を退職し犯罪事件の被害者と退職警察官を支援する財団の理事長として故郷クモ市に戻ってくる。
その頃、ソンア(キョン・スジン)とギョンチャン(イ・ハクジュ)は夜の港で非行少年を見つけ、そのうち少女ハナを補導する。彼らはクモ市で連続するオフィス空き巣事件の加害者だった。かつてテクロクに救われた自分とハナの姿を重ねたソンアはハナを気に留める。釈放されたハナらは新たにオフィスに空き巣に入るが、そこにやってきたウ代表(チ・スンヒョン)に見つかり拉致されてしまう。危機一髪のところにソンアらが乱入し、ウ代表らは捕まるが、警察も頭が上がらない権力者の力が働きウ代表は釈放されてしまう。
ウ代表が盗まれたUSBの行方を必死に追っていたと知り、クモ市にはびこる不正がまだ続いていると知ったソンアは引き続き周辺を調べようとするが、頑なに深入りしないよう忠告するテクロクに納得がいかない。
独断でウ代表の事務所に乗り込むソンア。連絡を受けたテクロクは必死に止めようとするが、次の瞬間、電話口から聞こえたのは激しい爆発音だった…。
■第2話あらすじ
爆発事件でウ代表の死亡が確認され、間一髪爆発を免れたソンアも意識不明の重体に陥ってしまう。ギョンチャンはソンアの捜査をしきりに思いとどまらせようとしたテクロクが何かを隠していると疑い始め、独自に捜査を始める。
一方のテクロクもかつて「友」が語っていたクモ市に渦巻く巨大な権力が今なお消えていないことに気づいていて、ギテを利用してウ代表の周囲を探らせていた。爆発は放火と断定され、多発する空き巣事件の犯人に容疑がかかり、女性青年課も合同で捜査することに。事件前の防犯カメラに写っていたギテが放火容疑者として緊急逮捕されてしまう。
ジュヒョンはテクロクの行動を探り、何者かに報告し、テクロクもまた、少女ハナの証言からジュヒョンが事件に関連していることに気づき警戒を始めていた。
テクロクを疑っていたギョンチャンもギテを尋問する過程でテクロクが独自に捜査を進めていたことを知る。テクロクのアパートを訪れたギョンチャンが見たのは政治家、「友」に殺された殉職警察官、そして現役の警察官を網羅した捜査資料だった。ドアが開きそこに立っていたのはスパナを持った男の姿が…。
■見どころ
同僚の不審な死を発端に街に蠢く巨大な悪や、謎の存在「友」との心理戦が描かれたシーズン1の1年後の世界を描いたシーズン2が遂にスタートした。主人公テクロクは強力課から休職を経て女性青年課に、ソンアとギョンチャンが強力課の刑事として続投。中でもソンアはかつてテクロクが逮捕した犯罪者の娘だった事実が明かされ、シーズン1では描かれなかったテクロクへの信頼の理由が明かされた。
シーズン1では携帯電話の事業者として時に法を冒してテクロクの捜査に協力していたドンボム(ヒョン・ボンシク)は興信所を開業し、アパートの管理をしていた警察志望生コン(コ・ギュピル)は晴れて合格し女性青年課の巡査としてテクロクを助けるパートナーとなり、放火の冤罪に苦しんだギテはテクロクの右腕として重要な役割を果たしそうだ。
シーズン2で新登場したキャラクターとしてはチョン・ジニョン演じるチェ理事長とキム・シンロク演じるヨン・ジュヒョン女性青年課チーム長に注目したい。チェ理事長は第1話では気難しいキャラクターとして描かれるが、第2話で旧友テクロクと再会した際はお茶目な面も覗かせるなどギャップが激しい人物である。犯罪被害者や退職警察官を支援する財団理事長として善人の顔を持つ彼も何か裏があるのではないかと勘ぐってしまう。
反面、ジュヒョンは早くも背後にいる何者かにテクロクの行動を報告している場面が登場し、事件現場で目撃されるなど怪しさが滲み出ている。テクロクの女性青年課への異動も彼女の要望だったことが明らかになり、彼女の正体や狙いが何なのかがシーズン2の重要なキーワードになるのは間違いなさそうだ。
シーズン1ではチン・グ演じるジナン捜査課長が「友」としてテクロクを脅迫し、時に助けながらもクモ市に潜む巨大な悪へのナビゲーターを務めたが、シーズン2では今のところ「友」に変わる存在は登場しておらず、テクロクがどのように悪の正体に近づいていくのか、またジナン亡き後、黒幕だったチャン会長(アン・ネサン)も自殺?した設定になっており、空白の1年間にテクロクが何らかの情報を掴んでいた可能性も否定できない。
シーズン1ファンを裏切らない心理戦が描かれるであろう「刑事ロク 最後の心理戦」シーズン2は7月5日(水)からディズニープラス スターで配信され毎週水曜日に2話ずつエピソードが追加される予定だ。
■スタッフ
監督:ハン・ドンファ 「元カレは天才詐欺師~38 師機動隊~」「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」
■キャスト
キム・テクロク:イ・ソンミン 「未成年裁判」「ミセン-未生-」
イ・ソンア:キョン・スジン 「マウス」「トレイン」
ソン・ギョンチャン:イ・ハクジュ「夫婦の世界」「マイネーム: 偽りと復讐」
◇公式サイト
【作品詳細】【関連記事・あらすじ】