水生植物“ムジナモ”の発見に神木隆之介は興奮!幸せな夫婦に厳しい事態が訪れる!「らんまん」第17週ネタバレと第18週予告

2023年07月28日08時49分ドラマ
©NHK

田邊(要潤)の心の変化に大注目!万太郎(神木隆之介)を認めたいが、認められない!画工の野宮(亀田佳明)のナイスアシストに視聴者喜び!NHK連続テレビ小説「らんまん」第18週「ヒメスミレ」(7月31日~8月4日)のあらすじと見どころをご紹介!関連動画は番組公式サイトで公開されている。

日本の植物学の父である言われる牧野富太郎をモデルとした「らんまん」の第17週目が7月24日から放送された。万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の間に生まれた園子のことを知らせる手紙を受け取った綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)は若い頃に誓った「夢」へ邁進する万太郎のことを思い、自分たちも新しい酒作りに挑戦しようと改めて思う。万太郎と一緒に東京にいたころは毎話、竹雄も登場していたが、佐川に残り、綾と結婚することになったことで「竹雄ロス」が叫ばれていたが、久しぶりの登場となった。酒屋の主人として和服を着こなした姿での登場だった。



万太郎を目の敵にする田邊(要潤)だが、周りにいる人は万太郎の味方になってくれる。助教授の徳永(田中哲司)、大窪(今野浩喜)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)、そして画工の野宮(亀田佳明)たちだ。どの人たちにもモデルとなっている人物がいる。その中でも第17週でナイスアシストを見せる野宮はかなり異色の人物だ。ドラマ内でも紹介されているように、美術教師をしていたところ、田邊にヘッドハンティングされて、研究室のお抱えの画工となる。モデルは植物学者の平瀬作五郎ではないかと考えられている。平瀬も画工として働いていたが、研究に触発されて銀杏の研究を始める。そして銀杏の精子を発見する。それは世界で初めて裸子植物における精子の発見となる。ドラマ内の人々にもそれぞれにドラマが描かれている。

7月31日から放送される第18週では、またまた、万太郎は田邊と激突してしまう。大学への出入りも禁じられ、徳永たちが仲介してくれるのだが、田邊の怒りは静まることがない。

さらに、家族にも試練が待ち受ける。峰屋をたたむことをきめた綾と竹雄は再出発を図る。研究だけでなく、家族にも厳しい事態の訪れる第18週となる。

【第17週(2023/7/24-7/28)ネタバレあらすじ】
万太郎(神木隆之介)が植物採集の旅から帰ってきた日、寿恵子(浜辺美波)は無事に長女の園子を出産した。新しい家族が増え、守るものが増えたと幸せな日々を送っていた。

ある日、万太郎、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)の3人は、久しぶりに集まり牛鍋を囲んでいた。植物採集旅行の話や、園子の話で大盛り上がりだ。波多野も藤丸も万太郎と出会ったことで植物学への興味が一段と増したことを実感していた。藤丸は「菌」類の研究を、波多野は「受精の不思議」について研究してゆくことにしていた。

一方田邊(要潤)は、政府から国語の相談を受けていた。ローマ字を取り込んだ教育にすると楽しそうに話す。聡子(中田青渚)にも酒を勧めるなど機嫌がよかったが、聡子が万太郎が寿恵子と一緒に来てくれるといいと話すと、急に田邊の機嫌が悪くなってしまった。

竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)の元に園子誕生の知らせが届き、二人は大喜びする。いろいろなことに挑戦しながら進む万太郎のことを考えた綾は、自分もまた信念をもってすすみたいと新しい酒を造ろうと竹雄に相談した。

ある日、ゆう(山谷花純)に誘われて、万太郎と倉木(大東駿介)、福治(池田鉄洋)らは4人で出かけることにした。ゆうが勤めている茶屋の先輩の引っ越しの手伝いだ。その道中、大きな池を見つけた万太郎は大興奮で植物採集を始める。楽しそうに植物採集をする万太郎を見た福治は、ゆうに自分の胸の内を明かす。福治は妻が男を作って家を出てしまった後からは、子どもの成長以外の夢は持たないことにしたという。ただ、万太郎が素直な気持ちで植物に向き合って楽しんでいる姿を見ると、もう少し幸せを考えていいのではと思うのだった。ゆうも同じだ。二人が話し込んでいると、倉木の肩に乗って柳の実を採っていた万太郎が、バランスを崩し池に落ちてしまった。と、その時、偶然にも不思議な水生植物を見つける。

万太郎はどろだらけの姿で帰り、寿恵子を驚かせるが、持って帰った水生植物を大発見として寿恵子に見せる。寿恵子は万太郎に金銭の余裕がないことを話し、なんとかしなくてはという。しかし、万太郎にはその手段はなかった。

一方田邊は、画工の野宮(亀田佳明)から植物画家として万太郎を雇ってほしいと言われる。野宮は万太郎が描く植物画が今後の研究室にも必要だと訴える。最初は田邊も戯れ言を一蹴していたが、野宮の真剣な訴えに少し心を動かされていた。

万太郎は水生植物「ムジナモ」を、植物学教室へ持っていく。徳永(田中哲司)、大窪(今野浩喜)たちが興味津々で見ていると、そこへ田邊がやってくる。すると田邊は、それが日本でまだ発見されたことのない食虫植物であることを万太郎に教え、論文と植物図を書いて世界に向けて報告をするよう命じる。万太郎は、田邊に認められたい一心で夢中になってムジナモの研究を始める。そんなある日、ムジナモに花が咲いているのを万太郎は見つけた。これまでの研究ではどこの国からの発表でも花についての発表はない。田邊も徳永もみな興奮する。

徳永は植物学の勉強のために留学したいと田邊に申し出た。反対されるかと思ったが、田邊は「すぐに行ってこい」と快く送り出し、帰ってきたら教授だなと目を細めた。

ムジナモの開花から4か月―。徳永はドイツへと旅立ち、大窪は助教授となった。田邊は、恩人である森有礼(橋本さとし)が文部大臣になったことで、女学校の校長に就任する。田邊はやっと自分にも運が向いてきたと機嫌がよかった。それもこれも、万太郎と共著の形で「ムジナモ」の論文が発表できれば世界的にも名声を得ることが出来るからだった。

槙野家では、寿恵子が第2子を授かり、園子が元気に動き回る中、万太郎はムジナモの研究に没頭し、そしてついに、精密に描かれた植物画と論文が完成した。それを見た田邊は烈火のごとく怒り始めた。それは論文の著者の欄が万太郎の名前しかなかったからだ。大窪は慌てふためいて、この版を絶版にして作り直すというが、田邊の怒りは収まらない。周りの人がみんな「万太郎」「牧野」となにかといえば万太郎のことを褒めちぎることもあり、田邊は怒りのあまり万太郎へ「研究室への出禁」を言い放った。

【第18週(2023/7/31-8/4)あらすじ】
■第86話(月)
万太郎(神木隆之介)の書いたムジナモの論文に激怒した田邊(要潤)は、大学の出入りを禁ずる。大窪(今野浩喜)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)は、どうにか万太郎を許してほしいと懇願するが、田邊は追い打ちをかけるかのように、土佐の植物目録と標本500点を大学に寄贈するよう万太郎に命じる。とにかく論文を書き直そうと急いで帰った万太郎。話を聞いた寿恵子(浜辺美波)は納得がいかず…

■第87話(火)
文部大臣・森有礼(橋本さとし)の号令のもと、東京大学の理学部は帝国大学理科大学と改められ、田邊(要潤)がその初代教頭に就任した。一方の万太郎(神木隆之介)は、大窪(今野浩喜)の協力を得ながら、ムジナモ発見の論文を書き直すが、田邊の気持ちは変わらなかった。大学への出入りを禁じられ落ち込む万太郎に、寿恵子(浜辺美波)はいつも通り明るく接する。そして、万太郎はもう一度、田邊の元へと向かうが…

■第88話(水)
万太郎(神木隆之介)は、野田(田辺誠一)と里中(いとうせいこう)の元を訪れていた。田邊(要潤)を怒らせてしまった経緯を話し、博物館で研究をさせてもらえないかと二人にお願いするのだった。しかし、大学と博物館は協力関係にあるため難しいと断られてしまう。万太郎を応援したい二人は、君の才能を認めている人は他にもいると背中を押す。家に帰ると、寿恵子(浜辺美波)がある人物から届いた手紙を万太郎に渡す。

■第89話(木)
万太郎(神木隆之介)は、自分のことを認めてくれるマキシモヴィッチ博士の元で研究をしようと、寿恵子(浜辺美波)と娘を連れてロシアへ行くことを決める。そして、峰屋に渡航費の相談をしようと考えていた矢先(やさき)、峰屋では腐造が起こってしまい、綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)は窮地に立たされていた。そして…さらなる苦難が万太郎と寿恵子を襲う。

■第90話(金)
春、ヒメスミレが咲く頃―。長女・園子が天国へと旅立った。悲しみに暮れる万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の元へまつ(牧瀬里穂)がやってくる。一方の綾(佐久間由衣)も、峰屋をたたむことに心を痛めていた。そこへ豊治(菅原大吉)らがやってきて、竹雄(志尊淳)と綾に労(ねぎら)いの言葉をかける。二人は峰屋の土地を売り、再出発することを誓う。そして、万太郎と寿恵子も園子の幸せを空に祈るのだった。

■スタッフ他
脚本:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮﨑あおい
出演:神木隆之介,浜辺美波,志尊淳,佐久間由衣,今野浩喜,前原滉,前原瑞樹,山本浩司,中田青渚,橋本さとし,要潤,大東駿介,成海璃子,池田鉄洋,安藤玉恵,ほか

 <総合>(月~土)8時~8時15分/12時45分~13時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)7時30分~7時45分/23時00分~23時30分[再]
   (土)9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「らんまん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「らんまん」番組公式Twitter @asadora_nhk
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