「恋人」第3・4話 ナムグン・ミン、アン・ウンジンの危機に駆けつけ歴代級再会エンディング!ネタバレあらすじ・みどころ
ナムグン・ミン、アン・ウンジン主演のMBC新金土ドラマ「恋人」が8月4日から放送中。8月11・12日に放送された第3・4話では、平和だったヌングン里にオランケ襲撃の知らせ…本格的に戦争が始まり、戦争の残酷さが明らかになっていく様子が描かれた。今回は第3・4話のネタバレあらすじと見どころとアン・ウンジンが参加したOST動画を紹介したい。
韓国ドラマ「恋人」は、丙子の乱の兵火の最中に繰り広げられる恋人たちの物語と、苦しみの中で希望を見出す人々の物語を描く本格ヒューマン時代劇。
※【「恋人」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介していく。
■キャスト
イ・ジャンヒョン役:ナムグン・ミン
ユ・ギルチェ役:アン・ウンジン
ナム・ヨンジュン役:イ・ハクジュ
キョン・ウネ役:イ・ダイン
リャンウム役:キム・ユヌ
ほか
■第3話あらすじ
平和な時間も束の間、ついにオランケ(오랑캐/金、後金、清を建国した民族)が攻め込んできた。ヌングン里の人々も動揺し始める中、南漢山城へ行き仁祖を助けなければとヨンジュンは男性たちを集めて義兵を募るが、ジャンヒョンは「民を捨てた王をなぜ助けるのか」と避難することを選ぶ。そしてギルチェに一緒に避難しようと誘うも、ヨンジュン達が守ってくれるのになぜ逃げるのかと拒む。そこでジャンヒョンはオランケがどれほど恐ろしい存在か、そしてヨンジュンの命も危ないことを説く。事の重大さを理解したギルチェは、ヨンジュンを出兵させないためにウネ(イ・ダイン)を利用して説得させようとするが、これが却って逆効果。ヨンジュンとウネが婚姻することになってしまい、大泣きのギルチェだった。そんなギルチェにジャンヒョンはヨンジュンとウネの婚姻を防いであげると宣言。約束通り、ジャンヒョンの提案に納得したヨンジュンは婚姻を遅らせた。ギルチェは長年自分を恋慕する儒生コン・スンニャン(パク・ジョンウク)に自分との結婚をちらつかせ、戦いの中でヨンジュを守ってほしいと頼む。この様子を見たジャンヒョンは、ギルチェをからかいビンタを喰らう。
そして出兵の日。周りの女性は自分の品物を男性に渡して無事を祈る中、ギルチェはジャンヒョンに何もあげない。逆にジャンヒョンがギルチェに短刀を渡し「山上に煙が立ち上ったら、一人でも避難してください」という言葉を残した。
こうしてジャンヒョンは避難し、ヨンジュンらは義兵として王のいる南漢山城へ向かうも、夜遅くに襲撃される。戦争の恐ろしさを知らない彼らは何もできずやられるだけ。ヨンジュンも襲撃され倒れてしまう。ギルチェと約束したスンニャンは必死でヨンジュを守る。
この状況をリャンウム(キム・ユヌ)がジャンヒョンに伝え、更にオランケの中にモンゴル軍が混ざっていたことも報告する。モンゴル軍が女性をターゲットとしていることを知っているジャンヒョンは、ヌングン里の女性たちが危ないことを知り…。
■見どころ
視聴率は5.5%を記録。ヨンジュンを戦争に行かせないように仕向けたつもりが、却ってヨンジュンとウネの婚姻をサポートすることになってしまい大泣きするギルチェ。視聴者は「アン・ウンジンがまるで赤ちゃんみたい、この役が似合っている」と彼女のキュートな魅力に釘付けだ。
また予告でも流れて話題となったジャンヒョンがギルチェに言うセリフ「運良く戻ってこれたら、その時は君の貴重な唇を下さい」は思わずドキッとしてしまうこと間違いなし。やはりミッコポヌン(信じて見る)俳優のナムグン・ミン!視聴者は「ナムグン・ミンは確実にドラマを引っ張ってる、要所要所で緊張感を持たせて惹きつけられる」と改めて絶賛、ネット記事でも「10年間磨き上げた史劇の眼差し」とナムグン・ミンの魅力を伝えた。
また、アン・ウンジンが3番目のOSTに直接参加! ‘다만 마음으로만’(ダマンマウムロマン/ただ心だけで)というタイトルの曲で、本作品最初のOSTとしてミュージカル俳優KAIが男性バージョンを歌っており、今回その女性バージョン。「アン・ウンジンが歌を!?」と思う方もいらっしゃるかもしれないが、実は彼女は数多くのミュージカル舞台経験者。OST初参加で新たな姿を見せてくれそうだ。感情を抑え込んだ纎細な歌声は、ドラマで愛する人へのギルチェの切ない気持ちを表現しドラマのイメージと調和することだろう。
‘다만 마음으로만’(ダマンマウムロマン/ただ心だけで)
‘다만 마음으로만’ KAIバージョン
■第4話あらすじ
仁祖のいる南漢山城へ向かうも、途中で奇襲に遭ってしまうヨンジュンら。実際に経験する戦争というものは想像を超えた悲惨さだった。 気を失っていたヨンジュンが目をさますと、多くの仲間が死に、そして死にゆく凄惨な光景を目の当たりにする。生き残った仲間達は「やれるだけのことはやった、帰りたい」と弱音を吐くも、ヨンジュンは一人でも行くと固い決意を見せる。
一方ギルチェは山から煙が立ち上っているのを確認、ジャンヒョンの言葉通りに避難するよう周囲に伝え、幸い皆がジャンヒョンの言うことならばと信じて準備を始める。船に乗り逃げようとする一行だが、次の船に乗ると残ったギルチェとウネ、チョンジョンイ、バンドゥネの4人は、危険を察知し山道へ逃げることに。
避難すると言っていたジャンヒョンだったが、実際は避難するのではなく、オランケらが来る道を見張っていたのだった。危険を察知してヌングン里に戻ると、既にオランケ達が去った後。そしてギルチェらと共に避難せず残ったソンチュ・イラン老夫婦が亡くなっているのを発見。心を痛めながらも、改めてただではおかないと決心するジャンヒョンだった。
ギルチェらは山道を必死で逃げていたが、身重のバンドゥネが途中で破水してしまい、避難した洞窟で出産することに。何とか産まれた子を受け止め、そして凍え死なないようにと必死に動くギルチェ。しかしその後も危機の連続だった。襲われそうになったウネを助けようと、ギルチェはジャンヒョンから受け取った短刀で殺し何とか助かった。その後も必死で逃げるも、また襲われてしまい絶体絶命のピンチ!するとそこに矢が飛んでくる。ジャンヒョンらが助けにやってきて…。
■見どころ
本話ではギルチェとウネは本当に頑張ったと労ってあげたくなる。2人が顔や服についた血を洗い流しながら「今日は何もなかった。オランケに会ったこともないし、私は人を殺したこともない」そう言い聞かせて涙ながらに抱き合うシーンは、どれだけ恐怖体験だっただろうか、考えただけで胸が締め付けられる。しかし戦争はこんな程度ではないはず。今後もこれ以上に悲しい、苦しいシーンが出てくるのかと思うと、改めて戦争の恐ろしさを実感してしまう。
そしてその後、絶体絶命の危機に陥ったギルチェらを助けに来たジャンヒョンら。その登場シーン、3人の影がゆっくりと近づいてくる姿はカッコよすぎて、これはもう好きにならない訳ない!と思ってしまう。そしてナムグン・ミンとアン・ウンジンの熱演にも拍手。視聴者も大絶賛のこのエンディングシーンは、ニュース記事でも「歴代的再会エンディング」と報道。因みに「역대급(ヨクデックプ)」とは漢字で歴代級と書き、歴代最高(又は歴代最悪)といった意味で使われる。
またこの回、ジャンヒョンを泣かせた老夫婦ソンチュとイランの死ついてはこちらで詳しく説明している⇒「恋人」番外編:もう一つの純愛物語
このように、いよいよ本格的な戦争シーンに突入するということで、悲劇的なストーリーが繰り広げられることが予想されたにもかからわず、怒涛の展開と力強い演出は視聴者を釘付けに。視聴率は全国基準5.2%、瞬間最高視聴率は7.3%を記録した。ストーリーに弾みが付いただけに、今後どのような展開となるか更に期待だ。
MBCの新韓国ドラマ「恋人」は毎週金・土曜夜9時50分より放送される。
◇MBCドラマページ(韓国)
【作品詳細】【「恋人」を2倍楽しむ】