Netflix「剣の詩」第5-6話:キム・ナムギルとソヒョンが祖国独立のために共闘!後を追う宿敵グァンイル
キム・ナムギルがNetflixオリジナル作品で初主演を果たした事でも話題のドラマ「剣の詩」。1920年代、日本の支配下にあった朝鮮半島を生きた盗賊イ・ユンとその周辺人物たちのヒューマンドラマを描いた作品だ。第5話と6話では、資金を取り返そうとしたユンがヒシンに気づき、彼女の目的に賛同して共闘を始める一方で、日本軍や盗賊仲間、殺し屋に追われる怒涛の展開が繰り広げられた。さっそく気になるあらすじをチェックしてみよう。(ネタバレ)
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「剣の詩」(도적: 칼의 소리=盗賊:剣の音)は1920年代、無法地帯の間島(カンド)を舞台に、日本軍、朝鮮の独立軍、殺し屋、盗賊、朝鮮からの移民など、それぞれがそれぞれの目的の為に互いにぶつかり合うドラマだ。【「剣の詩」を2倍楽しむ】では時代背景や舞台となった間島(カンド)、キャスト紹介、制作発表会映像などまとめて紹介している。
■キャスト
イ・ユン役:キム・ナムギル
ナム・ヒシン役:ソヒョン
チェ・チュンス役:ユ・ジェミョン
イ・グァンイル役:イ・ヒョヌク
オンニョニ役:イ・ホジョン
キム・ソンボク役;チャ・チョンファ
ほか
Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中■第5話
数年前。村人を犠牲にしたトラウマから立ち直れず酒浸りの日々を送っていたユン(キム・ナムギル)。ある晩、酒屋で飲んでいると警察署の爆破事件が起き、ユンは酒屋に隠れていたヒシン(ソヒョン)に気づき、直後にやってきたグァンイル(イ・ヒョヌク)から匿っていた。
そんなヒシンが総督府の鉄道局課長になっているとは知らず、必ず殺すべきだというユン。一方のグァンイルも捕らえた馬賊ギリョン(ハン・ギュウォン)の釈放を命じられ、更に鉄道資金も消えたと知り憤る。銀行支局長の遺体や殺害武器からオンニョニ(イ・ホジョン)の関連に気づいたユンは仲間を連れ、ヒシンとオンニョニが乗った長春行きの列車を追う。
列車に潜入したユンは強奪犯の正体を知らないまま、車内で犯人を殺そうとするが、ヒシンの顔を見て動揺してしまう。そんな最中、グァンイルら日本軍が列車を止め、一同は一気に追い詰められてしまう。混乱で乗客が荒野に逃げ惑う中、オンニョニを見つけたグァンイルは、彼女が大金強奪に関与していると睨み、逮捕を指示。ユンはヒシンを呼び止めるが、直後に強烈な飛砂が人々を襲い、視界を奪う。狂乱したグァンイルは民間人を含め皆殺しを指示。
罪のない民間人が殺害される様に嗚咽しながら逃げるヒシン。ユンは日本軍と対峙しながらもヒシンを追いかけた。オンニョニは銃弾に倒れ、グァンイルに捕らえられてしまう。日本軍から逃れ安堵したのもつかの間、馬賊に資金を奪われそうになっていたヒシンを救ったのは追いかけてきたユンだった。長年憧れていた女性に気づいてもらえなくても、彼女が日本の鉄道局課長を装った独立運動家だと知ったユンは彼女を守り、資金輸送を護衛することに。
動乱の中でユンを見かけたグァンイルはオンニョニを拷問。5年前に殺害を命じたユンが生きていたことに激高し、今度こそユンを殺すよう指示。長春を目指したヒシンも、どこかでユンを見たことがあると気づくがユンは最後まで知らぬふりを通し続けた。突如消えたユンを探そうとするチュンス(ユ・ジェミョン)らだが、彼らのもとに5年ぶりにオンニョニが訪れる。
長春に辿り着いたヒシンは同志の男に資金を託すが、男は暗号の意味を知らなかった。ユンの助けもあり、男らを殺害するものの、ヒシンも深い傷を負ってしまう…。
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■第6話
5年前、馬賊に家族を殺されさまよっていたところをチュンスに救われたオンニョニ。チュンスは日本に国を奪われるのを黙って見ていた大人の責任を謝り、オンニョニを家族のように扱った。
5年後、再びやって来たオンニョニはユンを殺すと宣言。一味と対立すると、一味が鉄道建設を防ぐためには殺さなければならないはずのヒシンをユンが助けたことを明かし、立ち去っていった。
ダフール族の集落に匿われたヒシンは目を覚ますが、倒れてから丸3日が経っていた。資金を一刻も早く届けたいヒシンは先を急ごうとするがユンがそれを止める。そんな一部始終をサングン(キム・ドユン)が目撃し、盗賊一味はヒシンを殺しユンを奪還する為に出発。オンニョニもその後を追う。
時が経つに連れて、心を開いていくヒシンに対し、困惑してしまうユン。二人の距離は徐々に縮まっていくが、そこに一味が現れヒシンを殺そうとする。ユンが必死に仲間を説得するも、仲間たちは聞き入れようとしなかった。そこに再びグァンイルら日本軍が侵攻。ユンはここで初めてグァンイルの顔を確認し、二人は対立し、久々に言葉を交わす。しかし、双方はこの場で相手を皆殺しするつもりだった。
二人の会話は決裂し、銃声に合わせて緊迫するが、銃を奪われたグァンイルは撤退を指示。しかしオンニョニにはユンとともにいる資金の運び屋を殺すよう指示。幸か不幸かこの一件でヒシンの話に耳を傾け始めた盗賊たち。チュンスはユンからヒシンこそが長年憧れ続けた女性だと聞かされ、一味を連れて撤退を決めた。
チュンスの前に現れたオンニョニは5年前のユンとの因縁、生かした経緯を打ち明け、チュンスもまた、5年前に真実を知りながらもユンを許したことを伝え、同胞同志で殺し合う無意味さを説くが、オンニョニを説得することはできなかった。その夜、オンニョニは幼い頃、目の前で斬首された両親の姿を思い出し涙を流していた…。
Netflix シリーズ「剣の詩」独占配信中■見どころ
※アクションと韓国での評判についてこちら⇒キム・ナムギル&イ・ホジョンのアクションを絶賛する日本ファン!韓国での評判は?
鉄道敷設資金強奪に成功し、独立軍へ渡すために次の目的地を目指すヒシンとオンニョニ。資金を持ち去ったのが長年の想い人だとは知らずに資金を奪おうと追撃を始めたユンが遂にヒシンと再会を果たす印象的な場面が描かれた。鉄道襲撃のシーンでは罪のない一般の乗客を含めて皆殺しを指示するなど、今回もヒシンの婚約者で大日本帝国に忠誠を掲げる軍人グァンイルの残虐さが強調された。
再会を果たし、資金を狙うライバル同士だったユンとヒシンが日本軍から逃げながら長春を目指し互いに心を開いていくシーンは「愛の不時着」で列車が止まり野営をするシーンを彷彿とさせるロマンティックな描写が印象的。ヒシンはユンのことを何処かで見たことがある程度にしか覚えておらず、長年彼女を想ってきたユンは秘密を貫き通そうとする姿が、この先の展開への期待を高めた。
上述の鉄道襲撃事件でグァンイルが、5年前に殺し屋に始末させたはずのユンの生存を確認してしまい、その殺し屋オンニョニもグァンイルに捕らえられて再びユンの殺害を命じられたことで物語は更にこじれていき、ユンが敵と手を組んだと思った盗賊の仲間たちとグァンイル率いる日本軍、命を狙うオンニョニがとある村で顔を合わせる場面は緊張感満点。
果たしてユンのことを思い出したらヒシンは何を感じるのか。また、グァンイルは愛する婚約者ヒシンの正体を知ったときにどんな行動に出るのか。まだまだ気になるところは山積みだ。
「剣の詩」はNetflixにて独占配信中だ。
■スタッフ
監督:ファン・ジュニョク
脚本:ハン・ジョンフン
原題:도적: 칼의 소리(盗賊:剣の音)
【作品詳細】【「剣の詩」を2倍楽しむ】