「赤い袖先」(全27話)第23-24話“お前が泣くと余の胸が痛む”ジュノの言葉にイ・セヨンは…あらすじ、見どころ、場面写真

2023年11月05日22時00分ドラマ
©2021MBC

王宮からの命令で宮女として呼び戻されたドギム(イ・セヨン)は、ついに心を決め…アジア中に空前の“袖先”シンドロームを巻き起こした切ないラブ史劇「赤い袖先」(全27話)BSフジで11月6日からの第23話、第24話のあらすじと見どころ、豆知識など紹介。日本公式サイトとYoutubeで日本版トレーラーが公開中だ。

「赤い袖先」は1700年代の朝鮮を舞台に、自分が選択した人生を守ろうとする女官ソン・ドギムと、愛より国を優先する帝王世孫イ・サンの切ない宮中ロマンスを描く。【「赤い袖先」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。あらすじも17話版と27話版のネタバレありとなしを用意している。



■キャスト押さえておくべきキャストと登場人物13名を紹介
イ・サン役:イ・ジュノ(2PM)
ソン・ドギム役:イ・セヨン
ホン・ドクノ役:カン・フン
英祖役:イ・ドクファ
提調尚宮チョ氏役:パク・ジヨン
ソ尚宮役:チャン・ヘジン
 ほか

※以下、ネタバレが気になる方は「■見どころ」を先にご覧になり、あらすじは視聴後の確認用のご参考にどうぞ。

■第23話あらすじ
その後、王宮からの命令で宮女として呼び戻されたドギムはドンノに会いにいき、ウォンビン ホン氏の死が兄であるドンノのせいだと言ったことを謝る。ひとしきりドギムをからかったドンノは、もし自分が死んだらそれはドギムのせいだとまるで死を覚悟したような言葉で王宮に戻るドギムを送る。

ドギムを戻したのは恵慶宮(ヘギョングン)だった。新たにサンの側室となったファビン ユン(和嬪 尹)氏の身の回りの世話をする事になったドギム。一方、ドギムへの気持ちを断ち切る為にファビン ユン氏を誠心誠意愛すると決めたサンだが宮女達の中にドギムがいるのを見て驚く。

※ファビン ユン(和嬪 尹)氏:(1765年生〜1824年没)。正祖の2番目の側室。生涯子宝に恵まれず想像妊娠したという説がある。詳しくはサンを愛した王妃と側室たちで。

ファビン ユン氏はサンのただならぬ視線を怪しんでサンのもとにドギムを遣わす。入浴を終え、「他の男と愛し合う事も許されず、好きでもない王のそばで一生を過ごす事が最適な罰になる」と皮肉を続けるサンに冷たい表情のドギム。ファビン ユン氏はドギムを警戒し始め、嫉妬から次第にドギムへの嫌がらせもエスカレートしていく。

妹も野望も失ったドンノは亡き妹の後を追って命を絶つ。生前最後にサンに遺した手紙を見たサンは、幼い頃に禁書のページを破ってピンチを救ったのが自分ではなく、幼い宮女見習いのセンガクシだったと知り、それがドギムか確認する為にファビン ユン氏のもとに向かった。ファビン ユン氏はドギムの居場所を聞かれて嘘をつく。近くから聞こえてくる洗濯の音に近づいてみるとドギムはそこに居た。彼女のあかぎれだらけの手を見てサンは怒る。

ドギムを宮廷に呼び戻した母・恵慶宮を問い詰めるサン。彼女は「あの子ならあなたを幸せにできる、幸せになりなさい」と語る。

ドンノの死を知って涙を流していたドギムに、幼い頃禁書のページを破いたのはお前かと尋ねるサン。過ぎた事だと言うドギムに自分を見守って何度も助けてくれた事に感謝の気持ちを伝える。もうあの頃には戻れないのか、そう呟いて立ち去ろうとするサンの袖にドギムが手を置くと、サンは驚きながらもドギムを強く抱き寄せた。



■見どころ
全てを失って宮廷から追い出されたドンノは妹を追って自ら命を絶つという悲しい結末を迎えたが、最後にサンに宛てた手紙では自らの欺瞞を暴いてドギムとの関係を修復させる重要な役割を果たした。また恵慶宮が息子に真実の愛を貫いて幸せになって欲しいと語る姿からは、王としてではなく、一人の人間としての息子の幸せを願う母の姿が感じられる。

終盤のシーンではドンノの死を悼んで涙を流すドギムに「俺の居ないところで泣くな」「お前が’泣いたら胸が痛んで耐えられない」と精一杯真心の詰まった告白と感謝の言葉にドギムの心が動かされる様子が描かれた。この後二人の関係が急接近するに違いない。

赤い袖先©2021MBC■第24話あらすじ
長い年月を経てようやく想いを通わせ、寄り添い合うサンとドギム。しかし二人の関係に嫉妬したファビン ユン氏は大妃キム氏にドギムが男に会っていると密告し処罰を願い出る。

翌日、サンを呼び出した大妃キム氏は島流しにされた兄の病状が悪化している事からサンに取引を持ちかけるが、サンはキム氏の提案を受け入れる事が出来ない。返答を聞いてファビン ユン氏と手を組む事にしたキム氏はその夜ファビン ユン氏を訪ねるよう助言する。ドギムが関係していると悟ったサンはその夜、言われた通りにファビン ユン氏のもとを訪れる。

ファビン ユン氏と大妃キム氏の策略で私通の疑いで処刑の危機に瀕していたドギム。彼女が会っていたのは武科(武官になる為の試験)に合格し、入宮したばかりの兄だが、事実を明かすと兄が思悼世子(サドセジャ=荘献世子)(罪人とされ英祖の命で米びつに閉じ込められ餓死させられた世子)と共に処刑された翊衛司の息子だと知られ、兄の将来を潰すと思って真実を告げる事が出来ずにいた。助け舟を出したのは恵慶宮だ。二人が兄妹だと明かし、思悼世子が罪人だったと食い下がったファビン ユン氏はサンの怒りを買い、大妃キム氏もこれ以上何も言えなくなってしまう。

※私通(サトン):形式上は全員が王と婚姻関係とされた宮女が他の男性と心を通わせる事。発覚すれば死罪となる重い罪とされた。

その夜、サンはソ尚宮(チャン・ヘジン)にドギムを寝室に通すよう準備を命じる。自分が承恩を受けると知って遠い目で支度をするドギム。「これはいつか話していた罰か?王にとっては一夜限りだが私は全てを失う」というドギムに、拒むならば一生忘れると寂しい表情を見せるサン。何も言わないドギムを見て諦めかけるが、ドギムはサンの手を握り、二人は夜を共にした。

■見どころ
宮中の政治的な思惑や愛憎に巻き込まれて再び処刑の危機に瀕したドギム。結局、恵慶宮の登場で潔白が証明されただけでなく、ファビン ユン氏と大妃キム氏を牽制する事にも成功しスカッとするシーンだが、ここでも王以外の男性を想い慕う事を禁じられた宮女の不自由さが描かれた。あまり詳しくは語られなかったが、この時、ファビン ユン氏が証拠として提出したのはドギムが兄から贈られた「青い袖先」だ。第11話では本作のタイトルでもあり、王の女を意味する「赤い袖先」とは正反対の象徴となる袖飾りを贈られたドギムに嫉妬していたサン。相手が兄だったと知って安堵する表情が印象的だった。

BSフジ「赤い袖先」番組サイト
 2023年10月5日スタート 月-金10:00-11:00
公式サイト
トレーラー

kandoratop【作品詳細】【「赤い袖先」を2倍楽しむ】