NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」第9話で“魔女”でガブリエルが自殺未遂!?ネタバレと第10話“救い”予告

2023年11月13日10時53分ドラマ
NHK番組サイトより

11月12日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第9話“魔女”がNHK総合にて放送され、2つの薬物疑惑をガブリエルが解決するも…。11月19日に第10話“救い”が放送される。NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。



「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語。

11月12日に放送された第9話「魔女」で、自分の娘にモルヒネを与えた罪に問われている受刑者・アンブラと、幻覚症状を訴える株トレーダーのフィリッポが入院してくる。2人は共に薬物接種を認めず、医師たちは“依存症患者の嘘”だと早急に結論づけてしまうが、実は2人とも違法な薬物は接種していなかったことが判明する。

アンブラは自身がもつ遺伝子多型が原因で、鎮痛剤の一部がモルヒネに変化していたもので、フィリップの幻覚は麦角菌(ライ麦などイネ科植物の穂に寄生する菌)中毒によるものだった。

効率的に仕事をするダミアーノは、自分が検査を待たず結論を出したことを反省、ジュリアが隠していたロレンツォの診断書にも何か理由があるに違いないと、追及することを辞める。しかし、持っていた画像を削除しようとしてその時、カルーソから連絡が入り…。ジュリアへの愛情が深まり、予想していたよりの良い人物だということがわかってきたダミアーノ。けれど、まだ彼の過去や父親という弱みの真相は分かっておらず、どちらの味方になるのか、未だ予断を許さない状況だ。

そんな中、リッカルドとアルバはなんとか仲直りし、アンドレアとアニェーゼの距離が再び接近、テレーザはエンリコと暮らしていることを公表。そして、マッシモと順調だとアピールするエリザ…。熱々カップルばかりの病院内で、寂しさを募らせたガブリエルは、精神的不安定さから自殺を図ってしまう。

ガブリエルの異変に気づいたのは、医師仲間たちではなく、司祭のマッシモだった。マッシモが“相談できる人”だということが自然と分かったのだろうか、ガブリエルが電話をかけたのは、ほとんど他人と言ってもいいマッシモだった。ガブリエルがマッシモの素早い対処で命を救われる。

次回、11月19日に放送される第10話で、マッシモがエリザに自分が司祭であることを明かすことに。もっと早くマッシモがその秘密を明らかにしていれば、ガブリエルの自殺未遂もなかったのかも…遅すぎる。

■前回:第9話「魔女」ネタバレあらすじ
生後間もない自分の娘にモルヒネを盛って殺そうとした容疑で刑務所に収容されているアンブラが、腹部の痛みなどの症状で入院してくる。薬物検査でもモルヒネが出るが、アンブラはモルヒネを使っていないと主張する。一方、小麦粉まみれの姿の株トレーダー・フィリッポが、幻覚と感覚過敏の症状で運ばれてくる。フィリッポの症状が落ち着き、薬物接種も認めなかったためダミアーノは退院を認める。

チェチーリアはダミアーノがロレンツォのカルテを調べていることを知る。ダミアーノを呼び出し何を見つけたのか尋ねるが、彼は口を閉ざしたままだった。チェチーリアはアンドレアとアニェーゼに、ロレンツォについての隠し事を話してくれたら対処できると持ちかけ、3人の関係を見直そうという。

ロレンツォについて何も知らされていなかったアニェーゼは、アンドレアにロレンツォについての秘密を尋ねる。アンドレアはロレンツォがゼロ号患者で症状が現れてからも仕事を続けていたことを明かす。その証拠はすべて破棄したこと、ロレンツォの妹に迷惑がかからないよう内科チーム全員で決めたことだと。アニェーゼは自分が罪に問われると怒り出す。

マッシモは自分が司祭であることをエリザに告白しようとするが、今回も勇気が持てず言い出せないまま。マッシモが司祭だと気づいているテレーザは、エンリコに相談するが、2人のことに口を挟まないことにする。マッシモがアンブラが他の受刑者から暴行を受けていたことを明かすと、エリザはアンブラが痛み止めを飲んでいたことに気づく。

リッカルドは自分とカロリーナの仲を疑うアルバになんとか愛を伝えようと奮闘。そんな中、外科医長のヴァレンティが薬物使用で瞳孔が開いているのを見てとり、カロリーナを心配する。しかし、カロリーナはヴァレンティの自由だと取り合わない。

粉まみれのフィリッポがまた幻覚症状を訴え、再び病院にやってきた。ダミアーノはフィリッポがLSDか何かを過剰摂取したことを疑うが、ガブリエルがダミアーノがエルゴット菌(麦角菌)中毒だという検査結果を持って駆けつける。自分でパンを作っているフィリッポがライ麦などに含まれるエルゴット菌のせいで幻覚を見ていたのだ。ダミアーノは結論を急いでフィリッポの話しを聞かなかったことを詫びた。

同じ受刑者から暴行を受けていたことが内臓の損傷で明らかになったアンブラが、昏睡状態に陥った。今回もモルヒネ中毒の症状が現れているが、アンブラが鎮痛剤以外のものを接種した様子はない。

ガブリエルからアンブラの鎮痛剤がコデインベースのものだと知らされたアンドレアは、遺伝子多型をもつアンブラが、コデインが肝臓で代謝されるさいに、チトクロムP450によってモルヒネに変換されていたことに気が付く。アンブラが鎮痛剤を飲んだあと、体内でモルヒネに変化し、それが母乳から娘に接種されていたのだ。アンブラの無罪が確定し、退院とともに娘と過ごせることになった。

ジュリアはダミアーノにロレンツオの診断書を見られたことを明かす。2人は、それを打ち明けたということは、ダミアーノが簡単には公表しないだろうと思う。ダミアーノはジュリアにロレンツォの診断書の画像を破棄することを約束する。しかし、その後、カルーソに圧力をかけられたダミアーノは…。

ガブリエルがエチオピアに帰国することになった。誰にも呼び止められず病院を去ろうとしていると、リッカルドに「急患だ」と呼び止められ、サプライズパーティー会場に連れていかれる。皆に盛大に見送られる中、静かに姿を消したガブリエルは、自宅に戻ると大量に薬を飲み自殺を図る。そして、マッシモに電話をかけ、エリザのことを頼むと告げて意識を失った。

ガブリエルの異変に気づいたマッシモが駆けつけると、ガブリエルの意識は朦朧としており…。

■次回:第10話「救い」あらすじ
自殺を図ったガブリエルは、マッシモに助けられ、なんとか一命を取り留める。そんな中、足に皮疹の出たクラウディオが、親密な間柄の家族ではない男性に付き添われて入院してくる。親への連絡を促すと、クラウディオはそれを拒否。付き添ってきた男性も帰ってしまう。一方、マッシモは意を決して自分は司祭であるとエリーザに打ち明ける。アニェーゼはコロナ禍での院長としての対応を調査されることになり、その準備のため、アニェーゼはアンドレアの家へ向かう。

シーズン2 各話ネタバレあらすじ
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■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)
エリザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

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