BS12「トンイ」第55-最終回(第60話)あらすじ:新たな対立~民のために
トンイ(ハン・ヒョジュ)の意を汲んだ粛宗(チ・ジニ)がついに新しい王妃を迎える揀擇令を出させ、側室は王妃になれないと定めた…BS12 トウエルビで放送の「トンイ」(全60話)12月28日からの第55話~第60話(最終回)のあらすじと見どころを紹介、番組サイトおよびYouTubeにて予告動画が視聴できる。
※2024年1月10日からは、ユン・シユン×チンセヨン×チュ・サンウクの共演で、2人の大君(テグン)がただ1人の女性を間に愛と王位をめぐるラブストーリーを軸に、新たな物語をドラマチックに恋愛度数の高い作品「不滅の恋人」を放送する。
「トンイ」(全 60 話)は、最下層の身分から朝鮮王朝第 19 代王・粛宗の側室となり、後の第 21 代王・英祖の生母となったトンイ(淑嬪 崔氏スクビン チェシ)の一代記。朝鮮王朝の最も派閥闘争の激しかった時代を背景に、粛宗を巡るロマンス、女性同士の権力争い、そして英祖の成長過程を交えながらドラマチックに描く。
【「トンイ」を2倍楽しむ】では、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介しているので視聴の参考にされたい。
■キャスト
トンイ役:ハン・ヒョジュ(子役:キム・ユジョン)
粛宗役:チ・ジニ
チャン尚宮役:イ・ソヨン
チャ・チョンス役:ペ・スビン
仁顕王妃役:パク・ハソン
ソ・ヨンギ役:チョン・ジニョン
■第55話:新たな対立
チャン禧嬪(ヒビン)は毒薬が与えられる刑が決まり、トンイに世子(セジャ)のことを頼み毒を飲んだ。母が処刑されたことで世子は荒れ、訪ねてきたクムを政敵だと言って追い返した。悲しむクムを慰めるトンイは、世子とクムを守るため二人とも王にする道を考える。王室の悲劇を終わらせるためと粛宗(スクチョン)は、側室を王妃にしない法令を定め、新しく仁元(イヌオン)王妃を迎える。仁元王妃はトンイとクムの存在を警戒し、クムを婚礼により宮殿から追い出そうとする。
オクチョンの最期についてはイ・ビョンフン監督がこだわった肝いりのシーンのひとつだ。同じ時代を描いた作品に「張禧嬪」がある。オクチョンを演じたキム・ヘスは何ともしぶとい死に際を見せたが、「トンイ」でイ・ソヨンが演じたオクチョンの最期はとても美しい。イ監督が描きたかった、悪女ではない、愛のためにすべてをかけた美しくも哀れな女性の最期をお見逃しなく。この回の詳しいあらすじと見どころは55話詳細あらすじで。
■第56話「王子の婚礼」
クムに婚礼を挙げさせ宮殿から追い出そうとする仁元王妃に対し、トンイは王となる気が流れているといわれる家に住むソ・ジョンジュの娘をクムの相手に選ぶ。それにより民がクムを将来の王とみなすようになるのを恐れた重臣たちが動揺し、チヤ・チョンスに不正の証拠をつかまれたチャン・ムヨルは、クムを婚礼後も宮殿に残すべきだと言わざるをえなくなる。粛宗に二人の将来のことを確かめられたトンイは、世子とクムの二人とも王にしなければならないと考えていることを打ち明ける。
ドラマに登場する仁元王后は、実在する粛宗の3人目の王妃(第2継妃、1687~1757)。第56話の詳しいあらすじで詳細紹介している。一方、幼いクムも結婚することに。トンイが選ぶ花嫁は?
■第57話「王の密命」
トンイの考えを聞いた粛宗(スクチョン)は、重臣たちに王位を継ぐのは世子(セジャ)だと宣言する。また、トンイを宮殿の外に住ませると言い周囲を驚かせる。粛宗の真意はトンイの夢をかなえるため、王位を世子に譲りクムを世弟(セジェ)にして、自分はトンイと共に暮らすというものだった。それを探り当てたチャン・ムヨルは、クムが世弟となれば王位を継ぐことになりトンイが力を握り自分が排除されると考え、それを阻止するため、粛宗が不在となる宮殿で仁元(イヌオン)王妃を利用し重臣を動かして陰謀を企てる。
今回粛宗は、ソ・ヨンギらトンイの側近を左遷し、トンイにある手紙を残して療養へ出向いてしまう。果たしてその真意は?この回の詳しいあらすじと見どころは57話詳細で。
■第58話「思わぬ標的」
粛宗が宮殿を離れた翌日、チャン・ムヨルの画策でトンイも宮殿を出ることになるが宮殿の兵力をチャン・ムヨルに掌握されていた。チヤ・チョンスはトンイの護衛に私兵を集めるが、それこそがチャン・ムヨルの狙いだった。そして宴に参席する世子を、集められた私兵が襲ったようにみせかけ、粛宗自身にトンイを罪人として追放させようとしていた。事件後、チャン・ムヨルはトンイのところへ出向き、兵にトンイを捕らえろと命令するが兵は動かない。トンイは、仁元王妃から渡された「内旨」をかかげ、捕らわるのはチャン・ムヨルだと言った。
今回の見どころは、トンイとムヨルの頭脳戦。特にチョンス逮捕の瞬間はお見逃しなく。この回の詳しいあらすじと見どころは58話詳細で。
■第59話「真心の力」
トンイの話を信じた仁元(イヌオン)王妃は、チャン・ムヨルを捕らえさせ、その罪の証拠をつかみチャン・ムヨルたちは死罪となる。粛宗(スクチョン)は、王位を世子に譲る意思を重臣たちに告げるが、それを思いとどませるため、仁元(イヌオン)王妃はクムを養子にして後継者としての地位を確実なものとさせたいと言った。
粛宗が王位に留まることになり、トンイも宮殿に残ると思われたが、トンイはクムを王妃の子として育てるため自分は外に出て、外から王となるように教育しようと決意する。
自分の不在時に、みごとすべての事件を解決したトンイに、粛宗がどんな言葉で慰労するのか、お聴き逃しのないように。この回の詳しいあらすじと見どころは59話詳細で。
■第60話(最終回)「民のために」
宮殿を出て(イヒョン)宮へ移ったトンイは、塀を壊し賤民たちへの門戸を開いた。父親が両班と役人に濡れ衣を着せられ捕らえられた娘ヨリに助けを求められたトンイは、まわりのみんなの協力を得て事件を解決、釈放させた。賤民たちから世話になったお礼にと東屋を建ててもらうトンイを見たクムは、トンイが自分にそのような生き様を見せたかったのだと気づいた。第21代王英祖となったクムが、トンイの墓参りに行くと、いまだにトンイを慕う賤民に墓は守られていた。
文字通り塀を壊して門戸を開くシーンに注目。「トンイ」のほとんどはフィクションだが、彼女が宮殿を出てからの生き様は、ドラマ「イ・サン」でみた英祖王の最期にダブって見える。ひょっとすると実際の英祖王の実母・崔淑嬪(チェ・スクピン)もドラマのトンイのような教育をクムに施したのかもしれない。ふとそんなことを思わせる素敵なエンディングをお楽しみに。この回の詳しいあらすじと見どころは60話詳細で。
◇BS12「トンイ」番組サイト
2023年9月27日スタート 水・木16:00~18:00(2話連続放送)
◇YouTube予告動画
【作品詳細】【「トンイ」を2倍楽しむ】