NHK「御史とジョイ」第8話:“暗行御史”テギョン(2PM)、方向音痴で命拾いするも、製錬所で爆死?

01月21日20時00分ドラマ
(c) STUDIO DRAGON CORPORATION

テソの製錬所にたどり着いたテギョンが爆死?NHKBS、BSP4K(日曜21時~)で2024年1月28日放送の第8話のあらすじと見どころを紹介、NHK番組サイトで予告動画が視聴できる。
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]



「御史(オサ)とジョイ」は、ひょんなことから王の隠密捜査官“暗行御史(アメンオサ)”になった美食家のお坊ちゃまと、離婚を決意し幸せを探して突き進むバツイチ女性のドタバタ捜査記録を描くラブコメ時代劇。「御史とジョイ」を2倍楽しむ】では、時代背景や各話のあらすじと見どこと、キャスト、メイキング映像などまとめている。

■キャストキャスト・登場人物・画像付で紹介
ラ・イオン役:オク・テギョン/2PMテギョン
キム・ジョイ役:キム・ヘユン
ユクチル役:ミン・ジヌン
クパル役:パク・ガンソプ
パク・テソ役:イ・ジェギュン
世子役:イ・ジュニョク(特別出演)
ほか

※以下、ネタバレが気になる方は※豆知識や「見どころ・感想など」をご覧になり、あらすじは視聴後の確認にどうぞ。

■第8話「討伐」
御史とジョイ8話(c) STUDIO DRAGON CORPORATIONイオンは1人でテソ(イ・ジェギュン)の秘密の鉱山の製錬所を探しに行くが、見つけられずにジョイ(キム・ヘユン)たちがいる根城に戻ってくる。イオンは近くの役所へ協力を求めにいくが、ちょうど海運判官ホン・ソッキ(チャ・ヨプ)の遺体が運び込まれたところで、容疑者としてイオンの容姿が記された書状が見つかり、そのまま投獄されてしまう。

ジョイは調べていた帳簿に見覚えのある印を発見する。そこにイオン投獄の知らせが入り、暗行御史の身分を証明する品※を持って駆けつけ、イオンたちは釈放される。守令(地方長官)は無礼を謝り、兵士の提供と、山道に詳しい老人を紹介する。老人は、森でビリョンとドス一行がペッキ峰へ向かっていたとイオンに伝える。

※暗行御史の証拠の品:暗行御史には王から、「封書」と「事目」、「遺尺」、「馬牌」が渡される。詳しくは暗行御史の必携品で解説している。

そのころテスの異母兄弟ドス(チェ・テファン)は、捕らえたビリョン(チェ・ウォンビン)の案内でテソの精錬所に近づいていたが、入り口で罠にかかりそうになる。ドスに気づいたテソとマルチョン(チョン・スンウォン)が姿を見せる。ドスは鉱山をよこせと言い出す。これまで庶子だと散々見下したドスへの怒りが爆発したテソはドスと取っ組み合いの喧嘩を始める。その隙にビリョンが逃げ出し手下たちが追いかける。

製錬所の入り口に到着したイオン一行は、老人を帰らせジョイにもビリョンを見つけ次第一緒に逃げるようにと告げる。製錬所の中にもたくさんの罠が仕掛けられており、現れたテソが導火線に火をつけた。ジョイは必死で導火線の火を消そうとしたが爆破。イオンはすぐにジョイを助け出したが、イオン自身は逃げ遅れてしまった。爆発が続き、爆音とともにイオンいた建物が爆破、崩壊。ユクチル(ミン・ジヌン)たちは必死でイオンを探すが見つからない。

帰宅したドスから、暗行御史イオンが官軍たち共々爆死したと父・領議政パク・スン(チョン・ボソク)に報告。テソの行方は分からないが、おかげでソッキ殺害は闇に葬られたと父子で喜ぶ。そこに、ドスから父が庶子の自分を殺せと命じたと聞いたテソが現れ、机上の『パク氏家系図』に刀を突きさし、自分に殴りかかる父を抱きしめ家門の帽子飾りを引きちぎる。そして「これまで一族の迷惑にならぬように汚れ仕事をしてきたが、そんな努力は無駄だと知った」と嘆く。そんなテソを罵る父に最後の大礼をして決別する。

結局イオンの遺体が見つからないまま葬儀が執り行われ、イオンの祖母チョ夫人(ヤン・ヒギョン)は泣き崩れる。イオンの死を知った大提学シム・テソン(パク・チュンソン)も愕然とする。シム・テソンはイオンと共にパク・スンの悪事を明らかにして追放しようとしていたのだった。

イオンの訃報は領議政パク・スンから王に報告される。なぜ次々と御史が死ぬのかと驚く王に、パク・スンは弘文館の者たちが臣下としての務めを果たさずに次々と死んだことへ苦言を呈し、上司であるシム・テソンを罷免し極刑に処してほしいと願い出る。

その時、「弘文館の副修撰ラ・イオン、忠清左道の観察を終え復帰しました」とイオンが入って来る。

■見どころ・感想・鑑賞ポイントなど
方向音痴だったおかげで、テソが仕掛けた罠にかからずに済んだイオン(テギョン)。

一方、押収した帳簿を調べているジョイは、テソたちが横領だけでなく硝煙まで取引していることを知る。トロクソという相手と尾島(ミド)で取引したと。トロクソは海の妖怪で、名前の下に押された印(マーク)が、自分の服と同じ刺繍がされていることに驚く。さあ、捜していた母の手掛かりに一歩繋がったのか?

イオンの死を悲しむ祖母の回想シーンで、イオンという名前が「男に二言(イオン)はない」ということから命名されたことや、イオンが科挙を受けないのは「国を守るものは清に連れていかれ、国を守れなかった者が政をしている朝鮮に幻滅したためだった」。そんなイオンの心を動かしたのは世子が清から戻ってくると知ったから。このことから、ドラマの舞台が第16代王・仁祖の時代を借りていると分かる。この時代はナムグン・ミン×アン・ウンジン共演の「恋人」と同じ。

そして今回切なかったのはテソだ。実の父からの殺害命令を異母兄弟のドスに下したとは、あまりにも悲しい。最後の大礼にどんな思いが込められていたのか?この辺りが悪人だが、テソを憎めない部分だ。対するドスのサイコっぷりがますますさえわたる。

原題:어사와조이
制作:2021年 韓国
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]

NHK「御史ジョイ」番組サイト
 2023年12月3日スタート 日曜21:00-22:00

トレーラー
公式サイト

kandoratop【作品詳細】「御史とジョイ」を2倍楽しむ】