「魅惑の人」第9話、3年前チョ・ジョンソクはシン・セギョンを見捨てていなかった!棋待令の進退を決める賭け碁勝負
tvN土日ドラマ「魅惑の人(原題:セジャク、魅惑の者たち)」の第9話と第10話が11日に連続放送し、Netflixでも独占配信開始した。今回は、インがヒスが女人だと知ったうえでさらに恋慕を深めながらも謹慎という謎の処分を下した第9話のネタバレあらすじと見どころを紹介する。
この日の自己最高更新、同時間帯1位の視聴率については自己最高視聴率更新、第9話6.4%、第10話6.7%で同時間帯1位で紹介している。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「魅惑の人」は、王権と政治的権力をめぐる争いに直面した王イ・インと、復讐という秘めた目的のために王を惑わそうとするも逆に魅了されてしまう女カン・ヒスとの複雑に絡み合う二人の運命を描く、ファクト(事実)とフィクション(創作)を組み合わせたフュージョン時代劇。【「魅惑の人」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、時代背景や実在人物、視聴率や韓国での評判などもまとめている。
■キャスト⇒キャスト・登場人物紹介、相関図
イ・イン/チナン大君役:チョ・ジョンソク
カン・ヒス/カン・モンウ役:シン・セギョン
キム・ミョンハ役:イ・シニョン
イ・ソン役:チェ・テフン
パク・ジョンファン役:イ・ギュヒ
ユ・ヒョンボ役:ヤン・ギョンウォン
キム・ジョンベ役:チョ・ジョンハ
カン・ハンスン役:ソン・ヒョンジュン
ほか
■第9話あらすじ
王は忘形の友を見捨てていなかった!
王イ・インは「最初からお前だけが見えて、お前だけを望んだのに」と棋待令カン・モンウ=ヒスが女人であることに気づかなかったことに対して自責の念を抱き、過去3年間苦しんでいた理由に気づいた。ヒスはインにとって王座を得るために切り落とした左腕だった。それほど大切な存在だった。実は3年前インはヒスとの縁を切ったが、ヒスを助けようとしていた。だがサンファ(カン・ホンソク)が駆けつけたときにヒスは逃亡した後だったのだ。インはヒスを必死で探させ、見つからないことに狂おしいほど悲しんだ。
「お前は一から十まで嘘をついた。その中に真はあったのか?だが、本名も男装の理由も3年間どこで何をしていたいのか聞かない。今は余も知らぬうちに長くお前を恋慕し、お前も同じだということそれで十分だ」と恋情を伝えた。インが宮殿に戻ると残されたヒスは、久しぶりの我が家で父を偲んだ。ところがヒスはサンファを通じて「昨夜酒に酔って勤めを放棄した罪」で謹慎を命じられる。泮村に戻ったヒスは、下女のチャン・グンニョ(ソン・サンウン)に女人だと王に知られてしまったと話す。
棋待令カン・モンウ(ヒス)に謹慎処分…
「王が棋待令に謹慎を命じた」と訊いたインの伯父で領府事パク・ジョンファンは、先手を打たれたと、インに残念感を示す。インは「先代王が死んだときに、“次は許さない”と警告したはず」といった言葉を思い出させる。するとジョンファンは清の使節団の接待係(接伴使)をユ・ヒョンボ(ヤン・ギョンウォン)に任せたいと許可を求める。「適任者ではない」と一度は退けたインだが、「清の通訳官チョン・ジェピョ(チョ・ジェリョン)を相手にできるのはヒョンボしかいない」と推されて、仕方なく「3日のうちに使臣が都につかなかった場合は、ヒョンボと伯父上にも責任を取ってもらう」と、許可する。ジョンファンは3日以内に到着した際には「棋待令を免職にして都の外に追放してください」と約束させる。
インは朝廷立て直しのためにキム・ジェナムの復帰を請うが、ジェナムはこれを断っていた。インは重ねての説得を指示する。そしてまだ捜し出せていたない「例のモノ」をどんな手を使っても捜し出すようサンファに命じる。
ヒスは密かにミョンハを呼び出す。朝廷の動きを見たミョンハは、今回の謹慎はヒスを守るためだと教えてやる。だが「3日」の条件に関しては分からないという。ヒスはそれが「王がパク・ジョンファンを罠にかけるため」だと勘づく。ミョンハは大君と公主を危険にさらしたくないために、ヒスの計画から外れようとするが、ヒスは「それはできない」とし、「清の使臣が来ることで大君と公主に耐えがたい試練が訪れるはず」と予想を話す。
次にヒスは、ジェナムのところに行ったダラ(ナ・ヒョヌ)から、次に王から朝廷復帰の要請が来た折には拒まずに受け入れるつもりだと確認する。そしてヒスが追放となれば復讐計画がとん挫してしまうことを心配するダラに、「たとえ追放されても諦めない」と強い決意を示す。だがダラはヒスの計画が失敗した折には、自らの命を賭して王イ・インを殺害するつもりだった。
棋待令カン・モンウ(ヒス)の進退をかけた大勝負!
使臣が3日の期限内に慕華館(※)に到着した。インは体調がすぐれないという口実で、ジョンファンに清の皇帝の勅書を受けるよう指示する。その代わりに夜に宴を開いてもてなすとと言う。ジョンファンは「まだ3日経っていない」と伝え、「ヒス追放」の約束をインに確認する。
※慕華館(モファグァン):朝鮮の歴代の王が、中国皇帝の使者を迎えるための施設。「慕」は、朝鮮語で「サモハダ(思慕する)」=「心から愛する」、「華」は、中国であり、「慕華」とは、「中国を心から愛する」という意味であり、中国に対する事大・中国に対する服属を象徴する施設。
さっそくジョンファンはヒスを「王の心を乱し、民心を混乱させた大罪」で義禁府への押送を指示する。そして泮村のヒスの元に義禁府将が兵を率いてやってきてヒスを連行した。
その夜王宮では使臣をもてなす宴が盛大に開かれる。ところが正史(使臣の代表)・布団はがっかりしたといい、棋待令の碁が見たいと言い出す。ジョンファンは「棋待令は免職の上、追放した」と言い、布団は王命で呼び戻せばいいと言い、これにインが応じようとすると、「約束が違う」とジョンファンがいきり立つ。インは「そんな約束より賓客の持て成しが大事。余に恥をかかせるのか」と告げ、「棋待令を呼べ」と王命を下す。
王命が下るや義禁府にいるはずのヒスが現れた。布団はヒスの若さに驚き棋待令と対局したいと言い出す。ここでもジョンファンが邪魔をするが、布団はとんでもない提案をしてきた。布団が勝てば棋待令を好きに処分し、負ければ領府事(ジョンファン)が処分する…ヒスにとっては勝っても負けても危機に瀕する。ジョンファンはこれならと、対局を認める。
棋待令カン・モンウの進退をかけた賭け碁が始まる。
■第9話見どころと第10話予告
前回、ヒスを捜すために置いてきぼりを喰らったトン尚宮(パク・イェヨン)。大恥をかき、一時は王大妃(チャン・ヨンナム)に罰せられそうになるが、インは「寝殿」を与えることで特別待遇を与えた。また何かにつけて「王妃(ハ・ソユン)が子を産めない」と言う王大妃に、「王妃に子が授からないのは、余のせいだ」と、自分に責任があることをキッパリ認め、王大妃を怒らせた。インは、自分がヒスを寵愛することで責められる2人の女人を彼なりに守ったのだ。
今回は、幼いムンソン大君(チョ・ヨンチャン)にも要注目だ。王大妃を起こさせた後、機嫌が悪いから朝の挨拶を控えるように、と言ってやったとき、ムンソン君は「王宮では気が進まなくともやるべきことがあり、避けられぬことを避けようとすれば、己の身に帰ってきます」と答える。これをきいたインは「今日はムンソン大君から学んだ」と感心する場面がある。インは大君に王材(王の資質)を見たようだ。
この回、他にも気になるのは、インがサンファに捜させている「例のモノ」とは何なのか?また、義禁府に押送されたはずのヒスがなぜすぐに姿を見せることができたのか?すべては第10話で明らかになる。
第9話と第10話の予告動画は以下のYouTubeにて視聴できる。
◇YouTube|YouTubetvN「세작, 매혹된 자들(セジャク)」第9-10話予告
Netflixシリーズ「魅惑の人」は独占配信中だ。毎週土・日(21:20より)韓国tvNにて放送後、配信される。
◇公式予告(日本語版)
◇tvN「세작, 매혹된 자들」HP
【作品詳細】【「魅惑の人」を2倍楽しむ】