テレ東「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第21-22話:イ・ジフンの“二度と私の前から姿を消すな”にチェ・ユファ胸キュン

03月21日08時00分ドラマ
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王宮に来てから気持ちがすれ違うピョンガン(キム・ソヒョン)とタル(ナ・イヌ)、一方で二番手カップルのコン(イ・ジフン)とモヨン(チェ・ユファ)のロマンスも動きだすが…テレ東にて3月20日から放送の「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」(全30話)第17話と第18話のあらすじと見どころを紹介する。YouTubeにて予告動画が視聴できる。



「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」は、三国時代の高句麗(コグリョ)を舞台に、国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語。時代背景やドラマの5つの見どころ、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)と見どころ、豆知識などは【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】でまとめている。

※以下、全22話版で紹介したあらすじと見どころをリライト。この回の完全ネタバレは全22話版の16話後半~17話中盤まで。

■キャスト
【相関図】メインキャスト徹底紹介脇役紹介
ピョンガン/ヨム・ガジン[カジン]:キム・ソヒョン
オン・ダル[タル]:ナ・イヌ
コ・ゴン[コン]:イ・ジフン
へ・モヨン:チェ・ユファ
オン・ヒョプ:カン・ハヌル<特別出演>
 ほか

※カジンをピョンガン、または王女と表記。

■第21話
夜半にモヨンが何者かに連れ去られる。コンは天誅房の者の仕業と睨み、自分が拉致させたト・ジュンソに確認するが、ジュンソは否定する。

ウナムは塩の専売権を王室に戻すことを部族長会議で提案する。一方、チン王妃とウォンピョの仲を疑うピョンガンは、ヒョン妃から「チン王妃が恋文を書いていた」と聞き、それがウォンピョに宛てた恋文ではないかと考える。コンソン夫人に確かめるが、夫人は妙に慌てて答えない。また政務でも忙しくするピョンガンをタルは心配する。タラ・ジン/チンからタルへの気遣いを忘れていると注意されたピョンガンは、王妃がウォンピョに送った恋文を見せる。

2人の話を立ち聞きしてしまったコンソン夫人は、これが公になると太子や王子が傷つくと考え、急いでウォンピョに知らせる。チン王妃と密会したウォンピョはこれが王女の策略かもしれないといい、王妃をその名前「ジン・ジャギョン」で呼びコンムが我が子でないと知っていたが、その欲深さに惹かれ、騙されていたと告げる。

一方モヨンは新羅にいた。新羅の密偵ながら偽りの報告をしたことでキム・チャスンの怒りを買い殺されそうになるが、その寸前で新羅の国王・真興王に呼ばれる。高句麗、百済を手中にして三国統一を狙う新羅の真興王(※)にとって、オン・ヒョプ将軍の息子を大将に育て、無気力な父王を助けて北周を破らせたピョンガンは目障りな存在。モヨンに王女殺害を命じる。

※真興(チヌン)王:540年~576年に在位した新羅の新羅24代王。詳しくは全22話版の16話で紹介。

ウォンピョはコンソン夫人に恋文を盗ませる。しかしそれは偽者だった。策にはまったチン王妃とウォンピョ。ピョンガンは8年前に二人の密会を見ていたとピョンガンが告げる。王妃はピョンガンの命令に従い、泣きじゃくる王子を残して体調不良を理由に寺で療養を口実に王宮を去るはめになる。

今回のことでピョンガンは、偽の恋文を用意してコンソン夫人を利用し、タルまでも騙した。タルは、自分を利用するのは構わないが、他の人を傷つけると、ピョンガン自身が傷つくことを心配していた。

薬草店に戻ってきたモヨンは、貢女たちのことで損をした腹いせでキム・チャスンに拉致された養父とコンに説明する。だがコンは、自分が命じた偽の手紙のせいだと察し「二度と私の前から姿を消すな。たとえ、私のことが嫌いになったとしても…」といってモヨンを労わる。

ウォンピョは帰ってきたコンに桂婁部族の兵権をコンに渡し、計画を話すよう促す。

■見どころ
今回、おませな少女ウォルが百済から来たと分かる。タルが見つけて幽霊谷で暮すことになった。サ氏夫人役のファン・ヨンヒとの絡みが多いが堂々と演じているが、演じたのはオ・アリン。「皇后の品格」でも高い演技力で視聴者を驚かせた天才子役だ。



■第22話
絶奴(チョルロ)部族長のヨン・チョンギが到着する。そんな中、ウォンピョの側近コ・サンチョルが桂婁部の私兵を率いて都城に現れチンを挑発する。怒ったプンゲが剣を抜き都城守備隊と桂婁部の私兵が一触即発の事態に。タルが制し、命令に応じないサンチョルを殴りつけ私兵を帰らせるが、これを知ったピョンガンは激怒する。事情を聴かずに頭ごなしに叱責するピョンガンにチンは不満を膨らませる。

順奴(スンノ)部族のサ・ウナムは、王室に塩の専売権を戻すよう進言する。ウナムと絶奴部のヨン・チャンギが賛成し、続いて何とウォンピョが賛成に回り、周りを驚かす。更に築城における民の負担をなくすため、ピョンガン王女は貴族や地方の城主に課税するよう主張する。その範を自ら示すと、装飾品や銀を高句麗のために全て差し出すと宣言。ウナムとチャンギがこれに続き、ピョンガンはウォンピョにも賛同を求める。王女の采配を賛成しながらも、ウォンピョたちの反撃を心配する王に、邪魔する者は王宮から追い出すと強気のピョンガン。その頃、ウォンピョはある手紙を書いていた。

民の税を減らす施策を誉めるタルの言葉も上の空。何もかも一人で抱えて焦るあまり、周りの人たちへの気遣いを失くしているピョンガンに「頑張りすぎるな」というタルの忠告にも余裕のないピョンガンの胸には響かず、「仕方がない」と言い訳で応える。

モヨンを便殿に呼び寄せたピョンガンは、ウォンピョと自分のどちらの味方なのか、と尋ねる。「王女様の味方です」と即答するモヨンにトゥ・ジュンソの正体を知りながら王宮に呼んだことを責める。モヨンは隠し持った短刀でピョンガンを殺害しようとするが、コンが現れ、王女の信頼を得るために、モヨンの弱点を利用して自分が命じたといい、あくまでもジュンソの正体は知らなかったと言い逃れする。そしてモヨンの肩を抱き寄せて恋人宣言する。気配に気づいてタルがやってきて、タルとコンはにらみ合い。ピョンガンは、今後モヨンを呼ぶことはないと、彼女への断交を言い渡し、コンにも忠臣のふりをして父王のそばに寄り添うのをやめるよう言う。この言葉はコンを怒らせ、かつて王女にしたように、ふりではなく本気で忠誠を誓ったといい、モヨンをつれて便殿を後にする。コンへの疑念が払えないピョンガンは、彼がウォンピョと組んで何か企んでいるはずだと確信する。焦るピョンガンを落ち着かせようとするタルの手を、「人の気も知らないで」と振り払うピョンガン。タルは王座に就きたいのかと尋ね、それを否定するピョンガンだが…。

ウォンピョは、コン同席の上でサンチョルにある命を下す。コンが事実上の桂婁部の主になったと悟ったサンチョルは、モヨンが数日間姿を見せなかった間、新羅にいたかもしれないという情報を報告し、コンのためにもう少し調べてみるという。

塩の専売権に加えて税まで課せられた貴族たちがおとなしく引き下がるとは思えない。ピョンガンはウナムに会って、ウォンピョもしくはコンが私兵を動かすかもしれないから、桂婁部の動向に注視するよう指示する。その頃、ウォンピョからの命令を受けたサンチョルは黄州城で城主ヤンチェクと会っていた。

弓の練習場。母恋しさに泣きべそするコンム王子に手を焼くウォン太子。タルは、的に刺さった矢を矢で射抜く賭けをコンム王子に持ち掛け、わざと的を外して2人を笑わせた後、見事に矢で矢を射抜く。タルに素っ気ないウォン太子は「ありがとう。兄上」と感謝する。こうしてタルが王子たちとの距離を近づけている頃、ピョンガンも親友チンと仲直りしようと順奴部を訪ねるが、会えない。がっかりするピョンガンを慰めるタル。ピョンガンはタルを誘って、民の服に着替え、秘密の通路から王宮を脱出して市場で楽しいひと時を過ごす。

タルと楽しいひと時を過ごしたピョンガンは、王の最側近である宦官テガムを見かける。その頃、コンとモヨンは天誅房の頭トゥ・ジュンソに解放してやり、武器や資金など必要なものを用意してやるので王を討てと命じ、解毒剤がなければ10日で死亡する毒を飲ませる。

解放されたトゥ・ジュンソはタラ・ジンを捕らえる。高句麗の王女ピョンガンはにとって何より大事なのは高麗。だが高麗人でなく大切な兄まで失ったチンは違う、と彼女の中に生じ始めたピョンガンとの溝を刺激する。一方、黄州城へ向かったコ・サンチョルは、ピョンガンが提案した新たな税制に不満の城主ヤンチェクに、黄州を筆頭に地方官が立ち上がれば桂婁(ケル)部が支えると、反乱を唆す。

コンから反乱計画や官軍のナム将軍も懐柔済だと聞いたウォンピョは、成功したら王座に就けてやるといい、コンは、新羅と百済を降伏させ、広開土太王が攻めた北方領土まで取り戻すとアツく夢を語る。一方、タルを振り回していると謝るピョンガンに、「いくらでも振り回せ」と言ってやるタル。

■見どころ
通行証のないピョンガンの養父ヨム・ドゥクたちを城門に迎えに出たタル。規則に忠実な部下を褒めたり、絡まった軍旗を素晴らしい身体能力で直したりと、守備隊長としての資質を見せるシーンがある。しかしこの一件でピョンガンとチンとの友情に亀裂が入り始める。

真興王に扮したのはキム・スンス。「朱蒙(チュモン)」「広開土太王」など三国時代おなじみの俳優だ。そしてもう一人、絶奴部の長ヨン・チャンギとして登場するのはチェ・チョロ。「大祚榮(テジョヨン)」では高句麗の武将コルサビウを演じている。

今回、ついにウォン太子がタルを「兄上」と呼ぶ。タルの嬉しそうな顔をお見逃しなく。

父コ・ウォンピョから王位につけてやると言われたコンが「これまで誰も見たことがない高句麗を創ってみせる」と決意を語る中で、コンが口にした広開土太王は「太王四神記」でペ・ヨンジュンが、「広開土太王」でイ・テゴンが扮した朝鮮半島史上、初めて大陸まで領土を広げ、征服王とも呼ばれた高句麗19代王だ(参考:高句麗系図)。

テレ東「王女ピョンガン」番組サイト
 2024年2月23日スタート 月~金8:15~9:11
Youtube予告動画

【作品詳細】【「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」を2倍楽しむ】
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