井ノ原快彦「特捜9 Season7」吹越満&田口浩正のコンビ芸はお見事!第6話ネタバレと第7話あらすじ
子どものためになんとしても移植手術を成功させたい勝呂文平(高橋努)と高峰千尋(佐藤江梨子) に手錠で監禁された青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)のコンビ芸に脱帽!5月15日(水)「特捜9 Season7」(テレ朝、21時)第7話放送!予告動画は番組公式サイトに公開されている。
7シーズン目を迎えた「特捜9」は井ノ原快彦演じる特捜班の浅輪直樹と個性的なメンバーで事件に対して群像捜査を行い、真犯人を突き止め、背後に潜むさまざまな人間ドラマとそれらに全力で向き合う刑事たちの姿を1話完結形式で描くドラマだ。
その第6話が5月8日に放送された。ドラマ冒頭、特捜班刑事・青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が手錠で両手をつながれた状態で目を覚ます。建設会社社長・大槻道長(林和義)の殺人事件の容疑者・勝呂文平(高橋努)を追っていた最中に何者かに襲われたのだ。第6話の見所はドラマ最初から最後まで二つの手錠でつながれた状態で対応したところだ。7シーズン目を迎えている「特捜9」の前身は「警視庁捜査9係」だが、その第1話から登場していた二人は常にコンビを組んでいる。互いの妻のこともよく知る仲だ。そんな二人だからこそ、手錠でつながれた状態でのシーンが続いても楽しんで見ることが出来た。
また、自分の子どもの命を助けたいという一心だったとはいえ、高峰千尋(佐藤江梨子)が青柳と矢沢を鉄パイプで一撃して気絶させ、その後、2つの手錠を二人の両手に交互にはめ、自由を奪うという行動には驚いた視聴者も多かった。なんにせよ、青柳&矢沢の凸凹コンビの回をなった。
5月15日に放送される第7話は誘拐事件に新藤(山田裕貴)が巻き込まれる。警察には通報せずに身代金を払おうとしていた政治家の息子・谷繁秀輝(吉田悟郎)が倒れてしまったところに偶然居合わせた新藤。秀輝の代わりに身代金を運ぶが、全速力での疾走の連続だ。少女を助けることはできるのか?
シーズン7から本格復帰した山田裕貴。シーズン5、6の頃が本当に忙しかったことが判明した。ニホンモニター株式会社が先日発表した「令和タレントテレビドラマ出演本数ランキング(令和元年~5年)」で山田裕貴が第1位を獲得したことを自らのラジオ番組ニッポン放送『山田裕貴のオールナイトニッポン』で6日に明かしていた。
■前回:第6話ネタバレあらすじ
廃工場で目を覚ました特捜班刑事・青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)はなぜか手錠でつながれており、警察手帳、携帯電話、手錠の鍵まで何者かに奪われていた。
その日、特捜班は朝から建設会社社長・大槻道長(林和義)が殺害された事件の捜査を開始していた。その建設会社は刑を終えた元受刑者を積極的に採用していた。すべて社長の方針だった。
第一発見者でもある部長・船岡達郎(六角慎司)によると、最近、被害者とトラブルがあったのは2名だった。1カ月ほど前に退職した元社員・浪口正徳(倉沢学)と、会社の金を使い込んで解雇された息子の純也(滝川広大)。主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)と新藤亮(山田裕貴)は浪口を、小宮山志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)は純也を調べ、青柳と矢沢は会社周辺の聴きこみへしていた。
すると、社員・勝呂文平(高橋努)の不審な行動が浮上する。2人で勝呂を追跡していたところ、勝呂はどこかに逃げようとしているように見えた。勝呂を追いかけ廃工場に入ると、勝呂がバンクーバーの航空券を持っていることに気がついた。殺人を犯して逃げようとしていると踏んで捕まえようとしていたところ、何者かに殴られてしまい意識を失ったのだった。
青柳たちと連絡が取れないことを心配した直樹は、2人が勝呂を追っていたことを察知する。勝呂の部屋に行ってみると、高峰千尋(佐藤江梨子)と名乗る女性がいた。そして彼女は「自分が社長を殺した」と言いだすのだ。直樹が聴取するが、殺害の証言は曖昧すぎる。
小宮山と高尾の捜査で純也が友達を飲んでいたということがわかり、その友人を尋問する。すると友人は純也が大金を得たからおごってくれたと話す。さらに、純也は社長室に盗聴機をしかけて、金庫のダイヤルの音を聞いて、金を奪ったという。
そんな中、現場から採取した血液は被害者のもの以外にもあることがわかった。勝呂の血液型でも千尋の血液型でもない。直樹は千尋の過去や行動を探る。勝呂と千尋は過去に結婚していた。しかし、勝呂が傷害事件を起こし、離婚となった。その時、千尋は妊娠していた。その後、千尋は再婚してバンクーバーにいたが、子どもは血液の病気があり、移植してくれる人を探していた。勝呂はその検査を受け、適合したことがわかる。二人は勝呂の骨髄移植のためにバンクーバーに向かおうとしていたのだ。
目を覚ました青柳と矢沢はなんとか手錠をしたまま特捜班への連絡を試みる。しかし、警察手帳もなくつながらない。警察手帳やスマホは犯人が逃げる途中で河原に投げ捨てていたのだ。
勝呂は犯人ではなかった。バンクーバーが寒いことを心配した社長が勝呂に自分のブルゾンをもってゆくように言っていて、朝一番で社長のもとに行った。しかし、社長は殺されていた。第一発見者になると警察の聴取で飛行機に乗れなくなるかもと心配した勝呂はそのまま通報もせずに出てきてしまった。
小宮山たちが聞き出した盗聴機が仕掛けられていたのはブルゾンだった。空港で勝呂を見つけた青柳と矢沢はブルゾンから盗聴機を見つける。するとそこに犯行の一部始終が入っていた。
犯人は通報した部長・船岡だった。社員に元受刑者を採用するのを辞めるように社長に懇願したが、社長は受け入れない。自分も元受刑者だが、会社のために懸命に働いてきたのにと頭にきて社長を殺してしまったのだ。
千尋は勝呂をバンクーバーに向かわせるために青柳たちを襲ったのだ。青柳を矢沢はそのことを知って、勝呂をバンクーバーに向かわせた。
■第7話あらすじ
新藤亮(山田裕貴)は、街角でボストンバックを抱え、うずくまっている男性を見つける。男性は苦悶の表情で助けを求めた後、意識を失ってしまった。彼が見せたスマートフォンには「娘は預かった。1億円用意しろ。13時までに駅に持ってこい」という脅迫メッセージと拘束された女の子の画像が残されていた。
誘拐事件が起きていること、しかも身代金受け渡し時刻まであまり猶予がないことを悟った新藤は、通りかかったフードデリバリー配達員に救急要請を依頼して男性のことを頼むと、自分はバッグを抱えて指示された駅に向けて走りだした。
新藤から連絡を受けた主任・浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は、すぐさま新藤のバックアップにまわるべく捜査を開始する。倒れた男性は、黒い噂が絶えない国会議員・谷繁正秀(山田明郷)の息子で秘書の谷繁秀輝(吉田悟郎)だ。そして誘拐されたのは、秀輝と妻・明里(早瀬マミ)の娘で小学5年生の風花(中村たんぽぽ)とわかる。だが、警察に通報は入っておらず、谷繁家が内々で対処しようとしたものと思われた。
その頃、なんとか指定された時間内に目的の駅に到着した新藤。だが、犯人から場所の変更指示が入り、新藤はまた全力で走ることになった。
テレビ朝日 2024年4月3日スタート。毎週水曜日21時放送、「特捜9 Season7」。出演:井ノ原快彦、羽田美智子、向井康二(Snow Man)、深川麻衣、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中越典子、原沙知絵、中村梅雀ほか。番組公式Twitterアカウントは「@5drama9tokusou」。
◇テレビ朝日「特捜9 Season7」番組公式サイト
◇テレビ朝日「特捜9 Season7」番組公式Twitter
【2024年春ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】