「イップス」第6話 刑事・矢本悠馬がますますカッコイイ!誘拐犯は渡辺大知、染谷将太は何を企む?ネタバレと予告
5月17日(金)にフジテレビ系 金9ドラマ「イップス」第6話が放送され、“誘拐犯”渡辺大知が逮捕されたが“模倣犯”のてがかりはつかめなかった。第7話のゲストはプロフィギュアスケーター・村上佳菜子。予告動画は番組公式サイトで配信中。Tverで最新話を無料配信、FODで全話配信されている。
「イップス」は、互いにイップス(Yips=心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと)を抱えたおしゃべりなベストセラーミステリー作家・ミコと、犯人を追い詰めることが出来なくなったエリート刑事・森野が事件を解決してゆくミステリーコメディー。
5月17日に放送された6話では、森野の誘拐がミコの運転手・坂浦によって起こされたことが判明した。坂浦は父の冤罪を晴らすために「歪な十字架模倣事件」の関係者であるミコに近づいていたのだ。
ミコと森野がイップスになるきっかけとなった「歪な十字架模倣事件」。その犯人とされる異口は、警察上層部の意向で無実の罪を着せられた。ミコも森野もそのモヤモヤからイップスを患うことになったようだ。森野の誘拐犯は簡単に見つかったが、肝心の“模倣犯”を捕まえるヒントはまだ何も掴めていない。
今回、すでに視聴者から怪しまれているミコの弟・慧がなにやら不審な表情を浮かべるシーンが…。ミコの言う“猟奇的な犯人”像は、慧のことをさしているのだろうか?だとしたら何のために慧は事件を起こしたのだろうか?
突飛な登場人物の多いこの作品、二枚目役が少ないせいか矢本悠馬演じる樋口刑事が回を追うごとにカッコよさを増し、その存在が貴重になってきた。以外にもイケボなのも新発見だ。今期放送中の「Destiny」での弁護士役との対比もなかなか興味深い。
次回第7話には、ソチ五輪や世界選手権で数々の輝かしい実績を残してきたプロフィギュアスケーター・村上佳菜子が、犯人の元フィギュアスケーターのコーチ役で出演する。
■第6話 ネタバレあらすじ
黒羽ミコ(篠原涼子)は、森野徹(バカリズム)のことを「ひきょう者」呼ばわりしてしまったことを謝るとDMを送るが、森野からは何の反応もなく、イライラを募らせていた。するとそこに、弟の慧(染谷将太)から「急いでこれを見て」と、メッセージと共にURLが届く。
URLを開くと、物々しい雰囲気の部屋と森野が映っていた。その動画の中で森野は、8年前に起きた殺人事件の犯人として逮捕されたタクシー運転手・異口治(モロ師岡)は冤罪だと訴えている。
この事件は、都内でスナックを経営していた湯上幸(華耀きらり)が殺され、遺体の胸には十字架が刺さっていたというショッキングなものだった。また、被害者の名前と殺害方法が、ミコの小説『歪な十字架』とまったく同じだったことから、一部では「歪な十字架模倣事件」とも呼ばれていた。
森野はこの事件の捜査を自身が担当していたことを明かし、「誤認逮捕を黙認した私はひきょう者です。警察は誤認逮捕を認めてすぐに異口治を釈放してください」と訴える。
あくる日、ミコはコメンテーターを務めるワイドショー番組『朝キュン』に出演するためにテレビ局を訪れる。すると番組サイドから、予定を変更して「歪な十字架模倣事件」と森野の告発について特集したいとの要望が。模倣事件の原作者でもあるミコに、今回の告発騒動について話して欲しいというのだ。だがミコは、あの事件に触れるのなら出演しない。
ちょうどミコに「歪な十字架模倣事件」の資料を届けに来ていた慧が代わりにテレビ出演することになった。森野の動画を検証していたミコは、動画に映る小さなヒントをもとに森野が誘拐されたのではないかと考え、運転手の坂浦(渡辺大知)を連れて警視庁に赴くが、当然のことながら部外者ということで追い出されてしまう。
ミコから“森野誘拐説”をきいた森野の相棒・樋口(矢本悠馬)は、警察もすでにそのことを把握していると明かす。それでも森野捜索に動かないのは警察のメンツに関わるからだと知らされたミコは、樋口を脅して森野の捜索に動向させる。さらに「異口を釈放しないならわたしは死にます」という新しい動画があがる。タイムリミットまでは10時間しかない。
“どんぐりころころ”を防災行専無線チャイムに使用している都内近郊の栗皮町を調べることにしたミコたち。偶然立ち寄った食堂で、異口と女性が映っている写真をみつけたミコは、女性が住んでいるという家を訪ねる。
人が住んでいる気配はないが、不審な物音を聴いた三人。樋口は不法侵入はできないと断るが、坂浦が窓ガラスを割って進入路を確保したため、仕方なく室内へ。どうやらそこで動画撮影は行なわれたようだったが、森野の姿は見つからなかった。
窓ガラスを割ったときに出来たキズを消毒するため物置裏の水道を使っていた坂浦。ミコはあの時の音は物置からのものではないかと疑うが、そこにも森野の姿はなかった。
森野が殺されるまであと数時間、都内に移動をはじめたミコと樋口と坂浦。その途中、ミコは樋口に頼んでいた情報を得る。
森野を誘拐した犯人は、異口の息子である坂浦だった。森野を物置に隠していた坂浦はミコたちを誘導している間に森野を車のトランクに移動させていた。森野を無事助け出したミコ。坂浦は父が人を殺せるわけがないし、そもそもミコの小説を読んだこともない父が作品を模倣することなどできないはず、父の罪は警察にねつ造されたものだと冤罪を訴える。
助け出された森野も、8年前警察上層部に異口が犯人だからかならず落とせと命令を受けていたことを明かす。独自に捜査を続けていくと、たしかに異口が犯人だとは思えなかったのだが、ある日、異口は全てをあきらめ、罪を認めたのだという。
森野はこの事件がきっかけでイップスになってしまった。ミコも自分の作品が模倣されたことが心の傷となり同じ病を患うことになったとわかる
。
■第7話 あらすじ
ストレスを発散できる“物ぶっ壊し体験”のアミューズメント施設へでかけたミコと森野と初田豊(勝村政信)。そこで順番を待っていた元フィギュアスケーターの皇真白(村上佳菜子)に気付く。真白は“氷上のジャンヌダルク”の異名を持つスター選手。引退後はコーチとして、将来を嘱望されている倉科吹雪(青山凌大)を指導していた。吹雪の大ファンだったミコは連絡先を交換することにも成功。それから数日後、ミコのもとに真白から連絡が入る。喜んだミコは、さっそく真白が選手たちを指導しているスケートリンクへと向かった。練習を見学後、真白とともに吹雪がいるというトレーニングルームを訪れるミコ。するとそこには、真白に代わって新たに吹雪のコーチに就任することになっていた奥森美音(清水くるみ)が死んでおり、その側には吹雪が立っていて…。
「イップス」(毎週金曜日21時)はフジテレビ系にて4月12日放送スタート。主題歌:AARON『フェイス』/出演:篠原涼子、バカリズム、染谷将太、渡辺大知、勝村政信、味方良介、足立英、矢本悠馬ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@yips_fujitv」。
◇フジテレビ「イップス」番組公式サイト
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