視聴率自己更新「ヒーローではないけれど」チョン・ウヒを追いかけるチャン・ギヨンが運命に気付く|第7-8話

05月27日16時30分ドラマ
画像:JTBC「히어로는 아닙니다만」HPよりキャプチャー
「ヒーローではないけれどNetflixで独占配信中

JTBC土日ドラマ「ヒーローではないけれど」25日放送の第7話では、ダヘ(チョン・ウヒ)を突き放したギジュ(チャン・ギヨン)が、過去を変えようと必死になる姿が描かれた。26日の第8話では、ダヘがギジュを必死に遠ざけようとする中、吸い寄せられるかのようにポク家の人々がダヘの家にやってくる様子が描かれ、視聴者の視線も吸い寄せた。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



Netflixでも独占配信開始したこの回のネタバレあらすじと見どころを紹介する。なお、第7話の視聴率は、同時間帯の他局で新ドラマが2品スタートしたことで全国平均3.9%で首都圏4%にとどまったが、第8話は全国4.2%で自己最高を記録、首都圏5%で好調をキープした。(数字はニールセンコリア)
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「ヒーローではないけれど」は、誰も救えなかった超能力を持つポク・ギジュが、ついに運命からト・ダヘを救うファンタジーロマンス。うつ病、不眠症など世の中の現代人の慢性疾患で超能力を失ったポク家と偶然のように運命のように絡み合う女性の物語が、心地よい笑いの中に温かい感動を与えてくれる。⇒【各話のあらすじと見どころ】

■キャスト
【相関図】
キャスト、人物詳細
ポク・ギジュ[グィジュ]役:チャン・ギヨン
ト・ダヘ役:チョン・ウヒ
ポク・マヌム役:コ・ドゥシム
ポク・ドンヒ[ドンフィ]役:スヒョン(キム・スヒョン)
ポク・イナ役:パク・ソイ
オム・スング役:オ・マンソク
ペク・イルホン役:キム・グムスン
グレース[グレイス]役:リュ・アベル
 ほか

■第7話あらすじ
ヒーローではないけれど7画像:JTBC「히어로는 아닙니다만」HPよりキャプチャー結婚式で幸せを感じていた時間に戻り、笑顔を浮かべる自分を見て胸を痛めるギジュ。その後、ギジュは過去の自分に火事の話は常套句として使っていた、と言うダヘに近づいていく。彼に気付いたダヘは、2人のギジュがいることに戸惑い、言葉を失っている間にギジュ達は彼女の前から姿を消す。そして現在に戻ったギジュは彼女との婚姻届を2つに引き裂くのだった。

一方、結婚式を自らぶち壊した理由をイルホンに問われるダヘ。無気力に「もうやめたい」、「面倒見たことを後悔しているなら殺せば良い、面倒なら自分で死ぬ」と話すダヘにイルホンは返す言葉を失い、彼女の部屋に鍵をかけてその場を去る。その後、ポク一家が本当に超能力一家ではないか、と疑い始めたイルホンは、自分の目で確かめようとするのだった。

そんな中、ギジュは目を閉じると過去に戻ってしまうようになり、力なく過去を彷徨っていた。自分でも理由が分からず辟易していたギジュは現代に戻って来たときにスグンからイナがいなくなった、と聞かされ、ショックを受ける。

学校にて不意にヘリム(キム・スイム)の心に隠された自分への悪意に触れたことでその場から駆け出したイナ。母との最期の会話が脳裏によぎる中、車に轢かれかけてしまい、眼鏡を失った彼女の頭には集まった人々の心の声が流れ込む。恐怖の中、ダヘの家へとやって来たイナ。そんな彼女を見つけたイルホンは自宅に招き、ここぞとばかりに超能力のことを聞き出そうとするが、イナは心を開かない。

そこで呼び出されたダヘは、イナがいることに驚きつつも、一瞬でイルホンの思惑を理解し、イナの能力を隠す。しかし、イルホンは最後のチャンスだ、と言い、ダヘに彼らの超能力をあばくことを命じるのだった。

ダヘと再会したイナは憎まれ口を叩きながらも、眼鏡が無くなったとき真っ先にダヘのことを思い出したと語り、目を合わせても怖くないのはダヘだけ、と本心を明かす。
その後、イナが語ったギジュの近況に胸を痛めたダヘは、イナにギジュへの好意を言い当てられ、彼女の眼鏡を買いにいくのだった。
買い物が終わった後、呼び出していたギジュにイナを引き渡そうとするダヘ。しかしイナは、イルホンがダヘを試していてこのままでは危険だ、と彼女の身を案じる。

一方のギジュは、ダヘが信頼しきれずイナに危害を加えたのではと疑ってしまう。そんなギジュに対し、ダヘを庇うイナ。そんなイナを引きずるように車に乗せ、ギジュはダヘに13年前の事故で先輩が殉職した事実を告げながら、彼女に対する失望感をあらわにする。そして二度とダヘとの過去に戻らないと誓ったギジュはダヘに背中を向けて歩き出した。
しかし、ダヘが振り返ると、そこにギジュが立っていた。過去から来た彼は「自分を引き留めてくれ」と言い、ダヘを現在の自分と無理矢理向かい合わせる。あまりの様子のおかしさから過去の自分がいることに気付いたギジュは、ダヘを介して未来の自分からドンヒが危ない、と告げられる。

その頃、グレース(リュ・アベル)はドンヒが飛ぶしかない状況を作り出す。これにまんまと引っかかってしまったドンヒは、空を飛ぼうと柵をよじ登っていたところ、録画中のスマートフォンを構えたグレースに押され、落下。しかし、落下地点にギジュがいたことで一命を取りとめるのだった。

少し遅れてその場に駆けつけたダヘは、上階で慌てた様子のグレースを目撃。そんな中でドンヒが気絶してしまい、腕を負傷したギジュに変わって車を運転し、彼らを病院に送る。

栄養失調が原因の失神だったドンヒは、ギジュの診察中に目を覚まし、マヌムに電話をかけてダヘに突き落とされたという誤解をマヌムに伝えてしまう。
ドンヒはギジュからダヘに助けられたことを伝えられ、誤解を解くものの、病院に駆けつけたマヌムは誤解したままで、イナと一緒にいるダヘを見た瞬間、彼女の頬を叩いて罵る。これに対しダヘは、イナのことを気にかけない彼女に怒りを滲ませた言葉と警告を残し、その場を去るのだった。

その後、イナからギジュの能力の詳細を聞かされたマヌムは、このことを黙っていたスング(オ・マンソク)に怒りをぶつけ、彼を蔑ろにする。そんなスングはマヌムが探している資料をまとめたものを渡しながら、助言をするもマヌムは聞く耳を持たず、ギジュの能力の変異による代償のことを考えていた。
その頃、ギジュはイナからダヘが自分達を庇ったばかりに、危機的状況にいることを聞かされる。その後、過去に戻ったギジュは結婚式から逃げ出したダヘが泣いている姿を見ることに。自身を助けたのか、とダヘに問いかけた瞬間、ダヘの頬にはイルホンからの張り手がとぶ。連れて行かれるダヘを救おうとするも、イルホンに触れる事ができないギジュは何もできなかった。

病院から帰った後、ダヘはイルホン達にポク家の情報を隠していたことを責められ、新たな情報を吐くよう詰問されていた。そんなダヘの窮地に駆けつけたギジュは、挙式費用の損害を無しにする代わりに、手を組む事をイルホンに提案するのだった。

ダヘと2人きりになった際、状況が把握できていないダヘに「過去を変えて君を引き留める」と宣言するギジュ。そんなギジュが向かった過去は、ダヘを冷たく突き放したあの日だった。そこで自分が背を向けた後にダヘが涙していた事実を知るギジュ。子供のように泣きじゃくるダヘの手を取った彼が放った言葉は、あの日、ダヘが過去のギジュから告げられたものと同じ言葉だった。

■第7話見どころ
ダヘのことを心の拠り所にしていたイナ。思えば彼女のことを本当の意味で見ていたのはダヘだけだったように思える。共に過ごせなかった過去のイナに重きを置くギジュ、自分のことしか見ていないドンヒ、非能力者という誤解からイナを軽視するマヌムと、そんなマヌムの影からイナを見ているスグン。子供の敏感さに合わせて、心が読めるイナは言われずとも彼らがどう自分を見ているかに気付いていたのではなかろうか。
ギジュは自分の過ちに気付きつつあるが、マヌムは依然として自分の力を過信するあまり、大切なものが見えていない。スングが忠告しても尚、変わる努力もしていないマヌム。スングが今回怪しい動きを見せていたことからも、このマヌムの慢心がポク家に危機をもたらしそうな危うさを感じさせた。



■第8話あらすじ
ヒーローではないけれど8画像:JTBC「히어로는 아닙니다만」HPよりキャプチャーギジュとの契約の話に割って入り、邪魔をしたダヘを不審に思っていたイルホン。この理由を問い詰めようとした時、ダヘは自らギジュへの好意を明かし、「自分の気持ちに整理をつけたいから協力して」と頼むのだった。

そんなダヘの気を知ってか知らずか、何かにつけてダヘの傍に現れるギジュ。ダヘが新たな詐欺のターゲットの元へと向かうも、ギジュはそこにもついてきてダヘの邪魔をするのだった。その後、ギジュに自分が詐欺師だと見せつけるかのように、彼の目の前で新たなターゲットにアタックするも既婚男性を選んでしまう痛恨のミスをしたダヘ。ギジュに助けられ、完璧に調子が狂ったところでダヘはギジュに夕食に誘われるのだった。

出会いの場所で互いのことを話し合うギジュとダヘ。消防士になった経緯について話をしていた時、ギジュは突然過去に戻ってしまいダヘの前から姿を消す。ギジュが戻ったのは、怪我と引き換えに猫を救った日だった。
先輩が自分をからかう姿に笑みをこぼしていたとき、偶然同じ場所にいたイルホン達の姿を見つけ、ギジュは急いで後を追う。そこで見たのは実父の葬式の場で、半ば強制的に保険金をかけることに同意させられるダヘの姿だった。絶望の表情を浮かべるダヘを慰めたギジュを不思議そうに見るダヘだったが、彼の優しい表情を見て、堰を切ったように泣くのだった。

現在に戻ったギジュを待っていたのは依然として、自身を頑なに拒むダヘだった。イルホンとヒョンテ(チェ・グァンロク)も彼に協力し、幸せな時間作りを手伝うが、頑固なダヘの前にはギジュの幸せも生まれない。ふとした思いつきから、ヒョンテを連れて遠路はるばるダヘの思い出のかき氷を買いに行くギジュ。その後、ダヘは未来のギジュから思い出のかき氷を受け取って、同情心からかき氷を奢ってくれたおばあさんを思い出すダヘ。「不幸を売りにすれば少し幸せになれた」と語ったダヘは、その時間が本当に幸せだったのか分からなくなる、火事から生き残れても自分はつらいだけだった、と本音を零す。

これを静かに聞いていたギジュは、ポク家に残してきた荷物の中にある命の恩人の遺品の指輪を遺族に渡して欲しい、とダヘに頼まれる。その後、かき氷を頬張って浮かべた笑みを涙で濡らすダヘに、ギジュは未来で見て来た宝くじの当選番号が書かれたハンカチを差し出す。「これでイルホンへの借金を返し、自分の元に帰ってきてほしい」と告げたギジュは、過去に戻るのだった。

一方、グレースに夫との仲を取り次いで貰ったドンヒや、いじめられていたところをヒョンテに救われたイナが家に来ていたことを怪しみ、イルホンに何を企んでいるのか、と聞くダヘ。そこでイルホンはギジュとダヘが結婚し、ポク家と親戚になることを望んでいる、と語る。
その後、マヌムに呼び出されたダヘは彼女の言葉を遮って「ギジュを自分から離して」と頼み、ポク家が晒されている危機を伝える。超能力を使ってでもギジュを止めるよう忠告をするも、半信半疑のマヌムは眠ることができない、と反論。そこでダヘはギジュの能力で当てた宝くじの当選券を手切れ金として渡し、マヌムの睡眠に必要だったのは希望との推測と、家族を守ってという言葉を残し、去るのだった。

その頃、不倫疑惑をかけられたスングは相手側から慰謝料の支払いを急かされていた。そんな時、ぐっすりと眠るマヌムの手に握られた宝くじの券を見つけ、彼女の手から抜き取る。

その直後、部屋に入ってきたギジュは、ダヘの荷物に入っていた指輪を探しているとスングに告げる。そこでダヘが指輪を盗んだ疑惑をかけられていた事を知ったギジュは、マヌムが持っていた指輪入りの袋を持ち、眉を潜めながら慌てて金庫に向かう。そこにはダヘが持っていた指輪と傷の場所まで一致する指輪がケースに収っていた。
この事実を受けダヘに会いに行ったギジュは、ダヘから指輪をくれた人の話を聞き、それが自分だと確信。
同じ頃、マヌムはダヘを救ったギジュが、火事の爆発に巻き込まれる夢を見て、飛び起きるのだった。

■第8話見どころ
本人に全く自覚は無いものの最初にマヌムが言っていた通り、ポク家の救済者になりつつあるダヘ。マヌムの不眠の原因も言い当てており、彼女がポク家で過ごしていたとき、詐欺のためとはいえども真剣に家族達と向き合おうとしていたことが伺える。
そして今となっては、本気でポク家を救いたいと望むダヘ。自分の幸せよりもギジュの幸せを優先するあまり、2人で幸せになる未来がある可能性が見えておらず、いつものように1人で今回の問題に終止符を打とうとしている姿に胸が痛む。
また、今回はダヘの指輪窃盗の濡れ衣がはれると共に、ずっと傍にダヘとギジュの運命を証拠づける物が眠っていた事が分かった。あと一歩のところでぶつからずにすれ違い続けていたギジュとダヘ。今回ギジュがこの運命に気付いたことで、ようやくダヘとギジュの運命の線が重なったように感じた。
しかし、マヌムの悪夢、そしてギジュのどこか覚悟を決めたような顔が気に掛かってならない。

YouTube「히어로는 아닙니다만」EP.9予告(日本語字幕なし)

2024年5月4日よりスタートしたJTBC土日ドラマ「ヒーローではないけれど」は、毎週土日22:30から放送、その後Netflixで独占配信される。

YouTube「히어로는 아닙니다만」EP.5予告(日本語字幕あり)

Netflixオフィシャル予告編
JTBC「히어로는 아닙니다만」HP

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