【最終回ネタバレ】NHK海外ドラマ「6人の女 ワケアリなわたしたち」第6話:1年後の彼女たちは?

06月03日21時43分ドラマ
NHK番組サイトより

6月2日にNHK海外ドラマ「6人の女 ワケアリなわたしたち」最終回の第6話“ヴァレリー”が放送された。ネタバレあらすじと主要キャストの動向を紹介する。第6話は6月9日までNHK+で見逃し配信されている。

【関連記事・各話のあらすじ】


「6人の女 ワケアリなわたしたち」は、年齢も職業も性格もまったく異なる個性的な6人の「がん友」の女性たちが、無謀にも高さ3,500メートルを超えるフランス・アルプスの山に挑んでいく物語。

6月2日に放送された最終回の第6話「ヴァレリー」では、エヴの遺灰を持ったサラ、ノエミ、パティ、カレン、ヴァレリーの5人は、自分たちだけで頂上を目指して登り始めたが猛吹雪に見舞われてしまう。モルガンが5人の不在にきづきトムとパブロに知らせると、2人は捜索に出発、無事5人を助けることができた。

トラブル続きの登山だったが、彼女たちのパワフルさに最後は男性陣たちも敬意をみせ、6人の補佐をしながら、全員で山頂にたどり着くことに!山頂からの景色は圧巻。一年後。彼女たちが“ワケアリ”なのは変わらないが、今も人生を楽しんでいる様子。“天使”役のエヴも再登場、そんな彼女たちのキラキラ輝く姿がラストを飾った。

次週6月9日(日)の23時からは、日本初放送のイタリア発 海外ドラマ「ファンタスティック5 情熱のパラアスリート」が放送スタートする。



■第6話“ヴァレリー”ネタバレあらすじ
どうしてもエヴを頂上につれていきたったかと語り合うサラ、ノエミ、パティ、ヴァレリーそしてカレン。5人はトムに無断で頂上を目指すことにする。翌朝、目覚めたモルガンは、みなが居ないことに気づきトムを起す。ところが追いかけようと扉を開けると外は猛吹雪で…。トムとパブロはさっそく捜索に出発する。

ガイド抜きで勝手に山頂を目指したサラたち5人は猛吹雪に見舞われたうえに、体調を崩したヴァレリーが倒れてしまう。ひとまず近くの洞窟に避難するが、ヴァレリーが倒れた以上山頂を目指すこともできない。携帯電話も通じないため、ノエミは助けを呼びに行くことに。

あまりに体調の悪いヴァレリーに理由を聞くと、実は抗がん剤治療を止めたのだと明かす。六回も薬を変え副作用の苦痛に耐えてきたが、転移性のがんを患っているヴァレリーは完治することはできない。これ以上苦痛を味わいたくない、会えないと思っていた娘にも会え、やり残したことはないと話すヴァレリー。仲間たちは彼女の選択に理解を示した。

ノエミはなんとか、トムとパブロと合流でき、7人は山小屋に引き返すことができた。山小屋では置いて行かれたモルガンが猛烈に怒っていた。さらにヴァレリーが治療を止めたことを知ると、モルガンは自分と生まれてくる孫のために生きてくれようとしていないと怒りをぶつけてくる。

ヴァレリーはモルガンにもう一度抗がん剤治療をすると誓う。残された時間を娘とすこしでもながく一緒にいたいからだと。しばらくすると、モルガンも考えを改め、ヴァレリーに自分のために辛い治療をしなくてもいいと、母を労わった。

今度こそ、女性陣をヘリで下山させると決断するトム。しかし、パブロとジョナタン、ジュリアンは彼女たちの凄さを褒め、山頂に行かせるべきだと訴えた。トムは山小屋の裏手でエヴの遺灰を撒こうとしていた6人を止め、山頂へ行こうと促す。

ヴァレリーも手製のソリに乗せられて登山を再開。そして、6人はついに山頂にたどり着き、カレンがエヴの遺灰をまいた。

一年後。ピクニックを楽しむために集まった6人。ノエミとサラは同居していたが、サラの奔放な性生活が禍してノエミに追い出される予定。カレンはグザヴィエに助けられながらがん治療を行っている。パティはさらに美しくなり、モルガンには娘が生まれた。そしてヴァレリーはおばあちゃんになった。そんな彼女の傍らに、エヴが現れる。とうとうその日が来たのだ。

エヴはヴァレリーに「大丈夫、ずっとそばにいられる。心の中に…」と優しく告げた。ヴァレリーは楽し気な仲間の様子に微笑みながら、静に目を閉じた。



■第6話の主要登場人物たち
第6話での、ヴァレリー以外の登場人物たちの動向を紹介したい。

山小屋に残されたモルガンは、ヴァレリーの荷物の中に幼い頃の自分の写真を見つけ、母が自分を忘れていたわけではないことを知った。しかし、自分と孫のために生きようとしていないことに腹を立てるが、抗がん剤の副作用の苦痛を知り母の意志を尊重しようと考えなおした。

“真実か挑戦か”ゲームの中で、カレンは尊敬する人物を姉のエヴだと告白。パティにもいつか姉の最期の様子を教えて欲しいと歩み寄った。

ノエミは、猛吹雪の中逃げ込んだ洞窟で、自分の腫瘍が良性で今は健康体だと告白する。健康な自分だから助けを呼びに行けると証明するためだったのだが、それをきいた仲間はみな喜び、ノエミに気遣われたカレンも感激のハグをした。

ノエミとトムはゲームでキスすることに。2人の関係は下山後も続きそうだったが、一年後のピクニックではそのことは語られなかった。

“エベレスト登頂経験のある”ガイドというふれこみのパブロだったが、実はベースキャンプでリタイヤしていたことが判明。トムはその後“ヒマラヤ経験”と言い換えパブロを気遣っていた。

サラの恋人ジュリアンは、下山後に自分の家に住めばいいとサラを誘うが、実は母親と同居中(下の階に住んでいる)だったことが判明する。

一年後、サラはノエミと同居しているが、彼女が性に奔放すぎてうんざりしたノエミに近々追い出されることに…。

抗がん剤治療をやめたあとも、娘とともに一年過ごすことができたヴァレリー。辛いことが多かった彼女の人生。最後はなんの後悔も残さず、幸せに逝くことができた。

6人を集わせ、それぞれに“生きる力”を与えてきた本作の影の主役・エヴ。最後はヴァレリーを導く天使役に。

© Jean-François Baumard / TF1 / Federation Studios

■「6人の女/Six Women/Les Randonneuses」予告動画
Unifrance 公式YouTube「Six Women / Les Randonneuses (2023)」トレーラー(英語字幕)⇒「6人の女」予告動画

■キャスト
サラ … アリックス・ポワソン(声:三石琴乃)
ノエミ … クレマンティーヌ・セラリエ(声:一龍齋貞友)
パティ … カミーユ・シャムー(声:桜井明美)
カレン … ジョゼフィーヌ・ドゥ・モー(声:高橋理恵子)
モルガン … ティフェーヌ・ダヴィオ(声:永宝千晶)
ヴァレリー … クレール・ボロトラ(声:甲斐田裕子)
エヴ … エルザ・ランギーニ(声:八十川真由野)
トム … リュシアン・ジャン・バティスト(声:落合弘治)
ジュリアン … マクソンス・ダネ・フォーヴェル(声:土屋神葉)
ジョナタン … バティスト・ルカプラン(声:土屋神葉)
パブロ … ジェレミー・クレドヴィル(声:杉村憲司)
ほか

原題 Les Randonneuses
制作 2022年 フランス
© Federation Studios - Empreinte Digitale - TF1 / MMXXII

【放送予定】NHK総合 2024年4月28日(日)23時より 全6話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)

NHK「6人の女 ワケアリなわたしたち」番組公式サイト

【2024年春ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】