「世子が消えた」第17-18話:王の完全復活で痛快サイダー逆転劇!視聴率は連日自己最高記録更新
EXOスホが時代劇初挑戦のMBN新ドラマ「世子が消えた」が毎週土日に放送中。今回は、6月8日・9日に放送された第17・18話のネタバレあらすじや見どころ、視聴率を紹介する。予告動画はYouTubeで公開中だ。
「世子が消えた」(原題)は、EXOのスホが時代劇初挑戦する話題作!世子が世子嬪にポッサム※された⁉自らの人生を歩むため奮闘する男女2人の愛と成長を描くロマンス時代劇だ。「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」脚本家のキム・ジス&パク・チョルによるスピンオフ作品として注目を集めている。
(※ポッサムとは再婚が法的に禁じられていた朝鮮時代に、寡婦を布で包み(包む=ポッサム)連れ去るよう偽装することで再婚を可能にした当時の風習。詳しくはこちら)
⇒【各話のあらすじ】
■キャスト
世子イ・ゴン役:スホ/EXO(キム・ジュンミョン)
子役:チョン・ヒョンジュン
世子嬪候補チェ・ミョンユン役:ホン・イェジ
異母兄弟トソン大君役:キム・ミンギュ
子役:ヤン・フィウォン
大妃ミン・スリョン役:ミョン・セビン
王医(ミョンユンの父)チェ・サンノク役:キム・ジュホン
ほか
■第17話あらすじ
ついに王が目を覚まし、涙の再会を果たしたイ・ゴン。王はすぐにでも敵の息の根を止めようと、捉虎軍※を味方につけるために彼らに会いに行くという。王妃とサンノクも捉虎軍にオクセ(王の印鑑)がついた密旨(王が秘密裏に下す命令)を送っており、それが到着する前に行く必要があったのだ。イ・ゴンは王の体調を心配し、密旨を携え自分一人で向かうというが、王は「皆自分が病床に伏していると思っているためオクセのない密旨は通用しない、自分が顔を見せなければ信用されない」と主張。しかし体調が悪化した王は道中で休むことになり、イ・ゴンに密旨とオクセの代替品としてサントゥ冠(男性の頭頂部の結んだ髪を覆う冠)を託すのだった。
こうして捉虎軍を訪ねたイ・ゴンだったが、彼らは大妃の密旨を既に受け取った状態のためイ・ゴンを捕らえようとする。しかし、そこに王が直接現れたため、その場の全員が跪き、王の命令に従うことに。
※捉虎軍:朝鮮時代に虎を捕まえるために設置した特殊部隊。以前から虎のために軍隊を動員することは以前からあったが、虎患(虎に襲われる災い)が甚だしく、別途常時的な軍事組織を備えた。また人命被害だけでなく軍事的基盤の弱化に直結する馬への被害を防ぐためにも重要な役割を果たした。
一方左議政ユン・イギョムはチョ尚宮に毒薬を渡して王を殺そうと企てる。しかしチョ尚宮は、自分も役目が終われば殺されるだろうと感じて大妃に計画を打ち明ける。そこで大妃は王妃を訪ね、王妃の父である左議政が今晩王を殺そうとしていると計画を伝え、驚いて信じようとしない王妃に対して「震えている場合ではない、王を助けたければ私の話をしっかり聞け」と一喝するのだった。
またイ・ゴンとミョンユンは、文衡大監(ナム・ギョンウプ)を殺害した犯人を探ろうと妓生と楽工(楽器演奏者)になりすまし、見事客から自白をさせることに成功。彼らを利用し直接指示した人物は、漢城判尹ユン・ジョンデ(ソン・ジョンボム)だった。イ・ゴンは漢城判尹を呼び出すと、あっけなく口を割り、王妃の計画、左議政の計画の両方をばらすのだった。
こうして、左議政による王の殺害計画は失敗。翌日、左議政は兵士たちを呼び寄せて大妃とサンノクを脅かす。その時、王がイ・ゴンらと共に登場して驚く一同。大妃とサンノクは捉虎軍が自分達の密旨を受けて来たと思っているため、大声で命令する。しかし既に王の忠義軍となった彼らは、全く反応せず。そして王の命令と共に、捉虎軍の攻撃が始まり…。
■見どころ
視聴率は4.4%と、土曜にもかかわらず自己最高記録!瞬間最高視聴率は4.7%。→週末ミニドラマに異変…「世子が消えた」が大躍進
王が体調が優れないにもかかわらず捉虎軍のもとへ向かおうとするシーンでは、「ここで自分が行かなければ状況は改善しない、今ここで踏ん張らないとまた全てが元に戻ってしまう、それは絶対に避けたい」という、決死の覚悟が伝えられた。またラストシーンでも捉虎軍が王妃やサンノクの命には全く動かず、王が命じた瞬間に大声で返事をして戦い始める姿など、正に痛快サイダー劇が繰り広げられた。
左議政の計画を密告しようとチョ尚宮が大妃宮へ出入りしたのを見かけ、不思議に思ったトソン大君の小間使いチョルドゥ。それを聞いたトソン大君はチョ尚宮を問い詰めると「サンノクがイ・ゴンを殺せと命じた」と嘘の証言をする。心配したトソン大君はイ・ゴンを訪ねるが、門前払いされてしまう。王から「自身が回復したことを王妃とトソン大君には秘密にしてほしい」とイ・ゴンに頼んだためだった。しかしトソン大君は、ミョンユンのためだと誤解してしまう、切ない展開が繰り広げられた。
■第18話あらすじ
王はこれまでのことを正そうと全ての大臣を罷免し、トソン大君の世子冊封も取り消す。また文衡大監の殺人示唆の疑いで漢城判尹をし認めさせ、左議政もまた監獄へ収監するなど次々と裁いていく。そしてサンノクも全ての罪を認めて削奪官爵(官職と品階を全て奪い、官職役人の名簿から名前を削除すること)、幽閉させることに。更に王が親鞫(王が罪人を直接尋問すること)を開くと宣言し、これまで無法地帯だったが王の復活によってようやく元通りになっていく。
また王は大妃の元を訪ね、大妃がこれまでやってきたように、大妃宮の側近に全員自身の臣下を配置する。そして「今後は何もするな、さもなければサンノクの血を見ることになるだろう」と脅迫。涙目でここまでするのかという大妃に対して、これまで横になっているだけの地獄のような日々や、世子が流した血の涙、トソン大君の地獄のような苦痛…と王妃によって苦しんだ人々を挙げ、まだまだだと宣戦布告する。
大妃はかつてサンノクとの密会場所であった芙蓉亭に行くと、そこでイ・ゴンとミョンユンの2人を目撃する。イ・ゴンは杏の花の形の髪飾りをミョンユンにプレゼントし、別れまで僅かな時間しか残されていないことを悲しみ涙を見せるミョンユン。そんな二人を見た大妃は、過去の自分と重なり、自分が犯した過ちを自責して涙をこらえられなかった。
イ・ゴンと別れた後、家に帰るミョンユンは自分を呼ぶトソン大君に会いに行ったが、そのままミョンユンを保護すると言い監禁されてしまう。しかしミョンユンはイ・ゴンへの気持ちは変わらないと断固として拒絶。結局トソン大君はミョンユンを解放してあげ、後ろ姿を見つめながら密かに涙を流すしかなかった。
ミョンユンが家に帰ると、イ・ゴンがミョンユンのために貧民街に配る食材と薬材を大量に持って訪ねてきていた。ミョンユンが感謝の意を表すると、イ・ゴンは「本当にありがたいなら旦那様と、一度だけ呼んでくれ」と言う。しかしそこで照れながらもミョンユンが耳元で「旦那様」と囁いたためイ・ゴンはその言葉にうっとりして満面の笑みを浮かべるのだった。
芙蓉亭でイ・ゴンとミョンユンを目撃した大妃はサンノクに会い「私達が諦めましょう」と言い、逃避を決心する。サンノクはイ・ゴンを訪ねて「ミョンユンをお願いします」と頭を下げ、大妃とキム尚宮と共に去る。しかしその後すぐに体調不良を訴え、吐き気までするという大妃。脈を診るサンノクは、大妃が妊娠したことに気付き…!
■見どころ
視聴率は4.5%とまたもや自己最高記録を更新!最高視聴膣は4.9%を記録!→「ヒーローではないけれど」有終の美、「世子が消えた」自己更新
ミョンユンはイ・ゴンと別れを惜しみながら「どこで何をしてても、死ぬまで世子の女性として生きて行きます」と涙を流す。心を通じあわせていながらも別れなければならない何とも切ないシーンだった。またそこで偶然そんな二人を目撃した大妃は、自分のサンノクとの辛い過去が重なりようやく罪の重さを実感するのだった。もっと早くに気付いてくれ!と怒りたくなるが、反省してるだけ良しとして今後良い方向へ向かってほしいと思っていた矢先、大妃が妊娠という衝撃のエンディングを迎える。最後まで問題が次々と巻き起こり、次週は一体どのように決着がつくのだろうか?!
一方、イ・ゴンがミョンユンのために貧民街に配る食材と薬材を持って訪ねてきたシーンでは笑える場面が続く。感謝の意を表するミョンユンに「本当に感謝しているなら旦那様と、一度だけでも」と冗談を言うイ・ゴン。しかしそこでミョンユンが本当に「旦那様」と囁く!はにかんですぐに立ち去るミョンユンも何とも可愛かったが、骨抜にされてしまったイ・ゴンの間抜けな表情は必見!!また重い荷物を運ぶカプソクの腕の筋肉を見て驚くオウォルが、まじまじと血管の浮いた腕を眺める…腕フェチの女性でなくても思わず共感するのでは?このようにクスッと笑える平和なシーンを見ることができて、ようやく平和が訪れたのか感慨深い。
来週はいよいよ最終回!「来週は5%突破して有終の美を!」と意気込む視聴者たちの声が寄せられており、楽しみに一週間待ちたい。
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