8月日本上陸の「繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~」ってどんなドラマ?あらすじ、キャスト、見どころ
2023年に中国で高評価を得た話題の本格的ミステリー時代劇「繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~」が8月14日(水)から、WOWOWにて日本独占放送・配信される。
■「繁城の殺人」はどんなドラマ?
「繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~」、明代を舞台に奇怪な殺人事件が次々と発生し、積み重なる伏線の数々がやがて人々の運命に絡み合っていくさまを描いたミステリー時代劇。監督・脚本はワン・ジョン。大手レビューサイトdoubanで10点満点中8.5点を記録し、名実ともに2023年の中国ドラマを代表する名作。
「繁城の殺人」あらすじ
時は明朝。江南の蠹県では連続して奇怪な殺人事件が発生していた。それぞれの被害者たちに関連性はなく、その遺体は奇妙な姿勢を取らされ、現場には謎のメッセージが残されていた。最初の犠牲者となった冷無疾の弟子で若き捕吏の曲三更(バイ・ユーファン)は、師の仇を取ることを決意し捜査を開始。そして、捜査が進むに従い、20年前のある事件が浮かび上がってくる……。
■キャストとキャラクター(登場人物)
曲三更役:バイ・ユーファン
正義感にあふれる主人公の若き捕吏(ほり/捜査官)・曲三更(きょく・さんこう)を演じるのは、確かな演技力で同世代俳優の中で存在感を放つバイ・ユーファン。曲三更は幼いころに父親を亡くしたが、師匠の冷無疾によって育てられる。そのたため、師弟関係以上の深い絆で結ばれている。冷師匠が殺害された後、容疑者を捜す過程で、師匠の死が20年前に起きた「陸家一家皆殺し事件」と大きな関連があることを知る。
宋辰役:ニン・リー
冷血な官吏・宋辰(そう・しん)を演じるのは、作品ごとに異なる味わいを披露するニン・リー。幼少期から詩や絵の才能に恵まれ、将来を期待されていたが、闘争に巻き込まれて投獄されたあげく、右手に一生治らない傷を負ってしまい、それを隠すために年中手袋をはめている。こうしたことから性格がひねくれ、容疑者に残虐な取り調べもする。
冷桂児役:シィァン・ハンジー
冷捜査長の娘、冷桂児(れい・けいじ)役には向涵之シィァン・ハンジー。桂児は聡明で善良、思いやりがあり、父が殺害された後、落ち込む曲三更を叱咤。父の隠し持っていた「陸家一家皆殺し事件」の手掛かりを託す。捜査チームが立ち上がると、アイデアを出したり、父の遺産を懸賞金に託すなど積極的に協力する。捜査上、母の恋仇だった林四娘に会いに行き、その胸中と、一部始終を聞いて彼女を恨まないことにする。
高士聡役:リィゥ・イートン
下級役人で曲三更の親友で相棒の高士聡(こう・しそう)役にはリィゥ・イートン。高士聡は、純朴で優しく義理堅い性格。実家は食肉処理業で、家畜を殺したくなくて捜査官になる道を選んだ。街を奔走して曲三更の捜査をサポートする心強い味方。曲三更が方向性を見失った時には、的確なヒントで進むべき道を示すことも。
風可追役:ジャン・ハォウェイ
学者で曲三更の幼なじみの風可追(ふう・かつい)役にはジャン・ハォウェイ。頭脳明晰で行動がスマート。しかしたまには道理に外れることも。日々の暮らしに困る学者で、おじの王崇理だのみだったが、おじが殺害された後は、敵討ちのために曲三更の捜査チームに技術顧問として合流。犯人が残したメモを解読する手掛かりを見つけたり、犯人のプロファイリングを行って事件解決に貢献する。
林四娘役:ツォン・リ
翠華楼の元花魁、林四娘(りん・しじょう)役にはツォン・リー。幼少期に家族が疫病で亡くなり、11歳で翠華楼に売られた。様々な芸事学び、15歳になったときこっそり逃げだすが、途中で悪者に捕まったところを冷捜査長に助けられ恋仲になる。しかし結局は翠華楼に戻り、冷捜査長が見受け資金をためた時には、子供が埋めない体になっており、冷捜査長の元から去る。
■見どころ
若手からベテランまでそろった実力派俳優たちの、入念な役作りと息ぴったりの共演で精緻な群像劇を作り上げている。また、明代・江南の独特の美しさとミステリアスな空気感を時代考証に基づき再現した舞台美術も見どころだ。「善とは?悪とは?」を問う普遍的なテーマを内包し、積み重ねる複線の数々がやがて人々の運命に絡みあっていく本作は、視聴者をとりこにするはず。
名実ともに2023年の中国ドラマを代表する名作ミステリーの日本上陸をWOWOWで楽しまれたい。全12話の「繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~」はWOWOWプライムで毎週水曜20時より2話ずつオンエア。WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信される。第一話は無料放送&配信。
◇WOWOW「繁城の殺人 ~大明に蠢く闇~」番組サイト
2024年8月14日スタート 毎週水曜20:00から(2話連続)日本初放送・配信
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