黒沢清監督が「現代ホラーのスタンダード」と絶賛した映画『STRANGERS（ストレンジャーズ）』が11月2日（土）からシアター・イメージフォーラム他で順次公開されることが決まった。大西礼芳、玄理、柾木玲弥、小川あんが出演し、クラウドファンディングも同時にスタートする。

■『STRANGERS』

本作は、現代社会に潜む甘い罠と不安の渦の中で自分を見失っていく女性を描いた心理サスペンス・スリラー。婚約者の浮気やマッチングアプリ、パパ活など、現代の課題がテーマとなっている。

■黒沢清監督称賛コメント

巨匠・黒沢清監督が「後ろ姿が恐い。静寂が恐い。掛かっている服が恐い。そして周りの人はみんな恐くなる」と称賛したこの作品は、現代ホラーの新たなスタンダードとして期待されている。

■キャスト

主人公の直子を演じるのは、大西礼芳。彼女は『鯨の骨』『夜明けまでバス停で』『嵐電』『菊とギロチン』など、数々の話題作に出演してきた。また、玄理が直子にとってのファム・ファタールを演じ、柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、岩瀬亮らが重要な役を担う。

■スタッフ

監督を務めるのは本作が長編デビューとなる池田健太。大阪大学基礎工学部を中退後、アメリカに渡りカリフォルニア州立大ロングビーチで映画学・脚本を学んだ後、岩井俊二監督に師事した異色の経歴を持つ。前作『午後３時の悪魔』は、パリのFestival Silhouetteや札幌国際短編映画祭で上映され、その独特の空気感が評価された。

撮影は『寝ても覚めても』や『さかなのこ』『あの子は貴族』などを手掛けた佐々木靖之が担当し、音楽は橋本秀幸が本作のために書き下ろした楽曲を提供する。

■あらすじ

婚約者の浮気を知った直子は、不思議な魅力を持つ同僚の山口紗季に導かれてマッチングアプリを始める。さまざまな男と出会いながら金を受け取る仮そめのデートを繰り返す直子は、日に日に派手になっていく。自分の姿形が次第に山口に似てきていることに気づき動揺するが、やめられない。不安を取り除かれていると錯覚する直子は、次第に自分を見失い、さらなる不安の渦に沈んでいく。

2024年11月2日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて順次公開

出演：大⻄礼芳、柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、佐藤玲、岩瀬亮、谷川昭一朗／玄理
監督・脚本:池田健太 エグゼクティブ・プロデューサー:原典孝 プロデューサー:永山正史、池田健太
音楽:橋本秀幸 撮影:佐々木靖之 美術:安藤真人 スタイリスト:碓井章訓 ヘアメイク:菅原美和子 整音:柳田耕佑 助監督:古畑耕平
制作担当:前田優也 音響効果:武藤晶子 VFX:山本康士 インティマシーコーディネーター:浅田智穂 宣伝美術:千葉健太郎 スチール:江森康之
企画・製作・配給：impasse

【2023年/日本/99分/カラー/HD/1.66（ビスタ）/5.1ch/DCP/映倫審査区分：G】
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