韓国ドラマ「于氏王后(ウ氏王后)」パート2(第5話~第8話)各話のあらすじと見どころ、評判…チ・チャンウクの癒やしの笑顔に注目

09月16日23時55分 
(2024年09月18日08時46分 更新)
ドラマ
画像:TVING「우씨왕후」instagramより

9月12日に公開されたTVINGオリジナルシリーズ「于氏王后(ウ氏王后)」パート2では、王后ウ・ヒ(チョン・ジョンソ)と彼女に敵対する勢力が高句麗の王位をめぐって激しい戦いを繰り広げ、圧倒的なカタルシスをもたらした。第5話~第8話(最終回)のあらすじと見どころなどを紹介する。YouTube「TVINGチャンネル」にて関連動画が公開中だ。



パート2公開された後、視聴者たちは「アクションシーンの迫力がすごい」「待ちに待ったかいがあった」「頭脳戦が緊張感たっぷりで面白い」「裏切りと陰謀の展開が予測不可能」「戦闘シーンの映像美が圧巻」「テンポが速くてストーリーに引き込まれる」といった熱い反応を見せている。その一方で、パート1ではコ・ナンム王役のチ・チャンウクが、カリスマ演技で視聴者を驚かせたが、パート2では、チョン・ジョンソ扮する王后ウ・ヒへの深い愛情や、優しいまなざしなどにも注目が集まった。

「ウ氏王后」(演出:チョン・セギョ、脚本:イ・ビョンハク、制作:Endmark Studio、Compass Pictures、CJ ENM Studios、提供:TVING)は、2世紀の朝鮮半島、高句麗を舞台に、突然の王の死によって、王位を狙う王子たちと権力を手に入れようとする五つの部族から標的にされるウ氏王后が、24時間以内に新たな王を立てるために奮闘する追跡アクション時代劇だ。【「ウ氏王后」を2倍楽しむ】では、制作発表会や時代背景、キャスト・実在人物の解説、部族について、あらすじ・見どころなどまとめている。

■キャスト

キャスト・人物徹底紹介
ウ・ヒ/ウヒ役:チョン・ジョンソ
コ・ナンム役:チ・チャンウク
ウルパソ役:キム・ムヨル
ウ・スン/ウスン役:チョン・ユミ
コ・バルギ役:イ・スヒョク
ムゴル役:パク・ジファン
 ほか



パート1では、王(チ・チャンウク)の死後、新たな王を見つけるために三王子コ・バルギ(イ・スヒョク)を訪ねたが、そのあまりの残虐ぶりに別の王子の元へ行こうと、バルギの城から抜け出す危険な賭けに出るという展開だった。⇒第1話~第4話あらすじと見どころ



■第5話あらすじ

3年前…王后ウ・ヒが子を産めないことから退位問題が浮上した。家門存続を願うウ氏家門の長であるウ・ド(チョ・ハンチョル)は、ウ・ヒの姉ウ・スン(チョン・ユミ)を次の王后にと考え、ウ・ヒの代わりにスンを王コ・ナンムの幕舎に送った。負傷した王が朦朧とする中でスンを妻と間違えて抱いてしまったが、翌朝には正気に戻り、「また同じことをすれば命を奪う」とスンに警告した。

現在…ウ・ヒ一行は第三王子コ・バルギ(イ・スヒョク)の城を抜け出し、白虎族から逃れる途中、かつて王から聞いたバウィトゥの戦いを思い出して、その戦法を用いて白虎族の追跡を振り切る。この作戦で隊長ヌエノム(ウォン・ヒョンジュン)の息子が命を落とす。

一方、王宮では王の遺体を守るウルパソ(キム・ムヨル)が、ウ・スンと大神女サビ(オ・ハニ)の部屋でスズランの毒薬を発見。サビに真相を問いただそうとするも、サビは内通者の手により命を奪われる。


■第5話見どころ・感想など

第5話の冒頭はコ・ナンムの傷を縫合するシーンから始まる。リアルな描写とチ・チャンウクの迫真の演技が、画面を通じて痛みを感じさせる。ウ・ヒの回想シーンでは、王ナンムが「バウィトゥの戦い」を教える際の愛情深い笑顔が心に残る。



■第6話あらすじ

28年前…少年ウルパソは家門のルーツを知り、高句麗への復讐を誓い、卒本(ソルポン)のヨンビ(パク・ボギョン)と密かに手を組んだ。

現在…白虎族を振り切ったウ・ヒ一行は第四王子コ・ヨヌ(カン・ヨンソク)の領地へ向かう。弱々しい王子だが、その背後には大祭司の勢力が控えていたため、ウ・ヒは彼を選んだのだ。白虎族の隊長ヌエノムは息子を死なせてウ・ヒ殺害への執念を燃やし、ウ・ヒを追い続ける。その裏で、ウ・スンは白虎族と手を組んで妹ウ・ヒを裏切る。

ウ・ヒ一行は第四王子コ・ヨヌの城に到着。実はヨヌはウ・ヒに邪な想いを抱いており、彼女に似た女性で欲望を満たしていた。ウ・ヒはこれを察し、王ナンムの死を伝えて結婚を持ち掛け、ヨヌはウ・ヒに心を奪われる。王宮では、ウルパソが、ウ・ヒが第四王子の元へ向かったことを知り、間者がソン・ウ(キム・ドユン)であることに気づく。



■第6話見どころ・感想など

この回では、ウルパソのルーツが描かれる。ウル家はジュナ王国の王族だった。高句麗が漢王朝と戦うときに協力したが、第6代・太祖王はウル家を恐れてジュナ王国の破滅と、ウルパソの祖父を廃人にしたのだった。ウルパソは王ナンムから絶対的な信頼を受けているが、密かに祖父の死の復讐をしようと、高句麗分裂を狙っていた。そして卒本(ソルポン)のヨンビと手を組んだ。第4話でヨンビに「王死亡」の知らせたのはこうした事情があった。





■第7話あらすじ

6年前、王后族のチャ氏とオ氏が反乱を起こし、ウ・ヒの臣下たちは廃位を要求した。王ナンムはウ・ヒを助けるため、ウ氏の軍を奪い、彼女とも距離を取った。

現在、第四王子ヨヌはウ・ヒの魅力に心を奪われ、王宮へ行く決意を固める。ウ・スンは白虎族を招き入れようとするが、ウ・ヒに気づかれ、互いに矢を放ち合う。ウ・ヒの放った矢がスンの胸を貫き、スンは命を落とす。

一方、王宮ではウルパソが第三王子と第四王子のどちらを助けるか見極めるが、同じ意志を持つウ・ヒを選び助ける覚悟を決める。ウ・ヒ一行は替え玉作戦で城を抜け出し、ウルパソの軍勢に救われる。ウ・ヒは王座に座り、第四王子との結婚を宣言するが、第三王子コ・バルギが現れ、宣戦布告をする。そして太子コ・ジェウ(ソン・ジェリム)を味方につけた。



■第7話見どころ・感想など

ウ・ヒが王座に座り、王ナンムの逝去を発表する場面が感動的だ。また、焼き払われたスズランの花壇をウ・ヒが悲しそうに見つめるシーンでは、ナンムがウ・ヒのために植えた花であることが明かされる。自らスズランを植えるナンムを、チ・チャンウクが優しい笑顔で演じている。



■第8話あらすじ

第三王子バルギが3人の王子を味方に引き入れ、反乱軍が進軍を開始。ウルパソはバルギの勝利を確信するが、ウ・ヒは民のために戦うことを誓い、民たちにも武器を配って城を守るよう指示する。そんな中、第五王子コ・ゲス(チョン・ジェグァン)が王宮に現れ、ウ・ヒ側に立つことを決意する。ゲスはナンムを慕い、共に戦場に立った勇気ある王子だった。

ゲスはナンムが毒殺されたことを知り、ウ・ヒに「第四王子を選んだのはナンムの意思か」と問い、ウ・ヒは肯定する。その頃、バルギたちはゲスがウ・ヒ側についたことを知る。

戦略を練るウ・ヒとウルパソは勝利への道筋を探り、ウ・ヒは兵士たちを鼓舞し、ついに城門が開く。

■第8話見どころ

この回は、コ・ジェウの鼻を切り落とす残虐なシーンで始まる。前回、優しい笑顔でスズランを植えたチ・チャンウクが、ここでは鬼の形相だ。また、この回では、サビの殺害を命じたのが大司祭ソルジュであることも明かされる。

最後の決戦に期待が高まったが、ドラマは城門を開いたところで終わる。これはシーズン2の予告なのか?ともかく、三国史記に従えば、第四王子コ・ヨヌと第三王子コ・バルギとの王位をめぐる争いではヨヌが勝利し、山上王となったとある。もっとも第9代・故国川王(コ・ナンム)と第10代・山上王(コ・ヨヌ)とは同一人物という説もある(※参考:【高句麗王朝系図】より)。



TVINGオリジナルシリーズ「ウ氏王后」はPart 1(第1話~第4話)とPart 2(第5話~第8話)は全話公開中だ。


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