時事ネタ豊富な「モンスター」、趣里の元に父・古田新太が戻ってきた【第8話ネタバレ・9話予告】

12月2日に放送された「モンスター」(火、22時、カンテレ・フジ)第8話では、栗本颯(坂元愛登)が巻き込まれた闇バイト、戸籍偽装などが絡む事件を亮子(趣里)が鮮やかに弁護してみせた。12月9日に第9話が放送される。父・粒来(古田新太)の過去とは?予告動画は番組公式サイトで公開されている。
フジテレビ月10ドラマ「モンスター」第8話のネタバレや話題をご紹介
趣里が得体の知れない弁護士・神波亮子を演じる「モンスター」は、モンスター弁護士が、法がおいついていない令和ならではのさまざまな問題を向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かうリーガルエンターテイメントだ。第8話が12月2日に放送された。
■第8話ネタバレあらすじ
16歳の少年4人が強盗致傷の罪で逮捕される。4人はある晩、60代で一人暮らしの橘清美(石野真子)の留守を狙って家に侵入するが、本人が帰宅したため、焦った谷口優生(林裕太)が清美を殴って怪我を負わせたのだ。しかも逮捕後、谷口を含む3人は仲間の栗本颯(坂元愛登)の指示で犯行に及んだと自供する。栗本は闇バイトごっこをしていたたまでだと言い張る。
亮子(趣里)に息子の弁護を依頼しにやってきた栗本の両親は、優等生だった我が子の犯行が信じられない。しかし、息子の潔白を証明しようと部屋を調べると、制服のポケットからあるものを見つけてしまう。それは犯行時に使っていたマスクを買った際の領収書だった。
その頃、粒来(古田新太)はなぜか、今回の事件を担当する検察の藤吉伸(近江谷太朗)と密会していた。さらに、裁判の傍聴席にも姿を見せた。
亮子と杉浦(ジェシー)は清美の自宅を訪ね、犯行現場を見る。栗本がマスクをつけて立っていたのに、なぜ、清美が家の中に入ったのかが亮子の疑問だった。清美の友達がやってきて、「若返った」という。以前の清美はいまよりもずっと老け込んでいたのだ。
清美のことをさぐるべく、亮子は清美が働いていたというスーパーにいき、おしゃべりそうな店員から話を聞く。清美は副店長として働いていて、いたずらをした高校生3人に注意をしたことがあるという。その3人は栗本と一緒に事件を起こした学生だ。さらに驚くことに、清美は店では“橘佐和子”と名乗っていたのだ。栗本と“佐和子”と名乗っていた清美は面識があったことがわかった。
裁判。検察側は栗本の母親から提出された“マスクの領収書”を証拠として提出し、栗本が主犯であることを印象つけようとする。しかし、亮子はそのマスクを清美に見せる。清美は栗本と一緒にハローウィンでそのマスクをつけたと話す。清美と栗本の関係を知らなかった検察は驚く。亮子はこの裁判ば裁判員裁判であることを念頭に、“臨場感”で巻き込むようにしていた。
なぜ、栗本と同じ職場で働いていたことを話さなかったかと聞かれた清美は、同じ職場とわかると捜査が入り、自分のことで困ることが起きるからだという。実は、清美は妹・佐和子の戸籍を偽装して佐和子になりすまして働いていたからだ。仕事を探しても60歳を過ぎていると見付からない。そこで髪を染め、外見を若く見せた上で、妹の戸籍を使い、スーパーに就職したのだという。そこでであった栗本とはなぜか気があったといい、ハローウィンも一緒に楽しんだのだ。清美はスーパーで叱った学生たちがいたずらで家に来ただけで、驚いて転んだだけだという。裁判員を味方につけた亮子の勝利で、栗本は無罪となった。先に執行猶予をつけてもらっていた3人も控訴できると喜ぶ。
検察は闇バイトをあばいて、裏でしきる“キング”と呼ばれる男を逮捕したかったのだ。しばらくしてキングが逮捕された。その後、粒来が事務所にやってきて「こっちに戻るから」という。亮子は父親が戻ってくるのはキングが捕まったからだと考えていた。
第8話ゲストは坂元愛登と石野真子
一人暮らしの清美(石野真子)を襲ったとされる16歳の栗本颯を演じたのは、2024年の流行語大賞を受賞したことでも話題が再燃している「不適切にもほどがある!」で存在感を示した坂元愛登だ。今回演じる高校生の栗本颯については、「共感する部分が多く、台本を読んだときから、この役を演じてみたいと思っていたので嬉しかったです」と話している。襲われる清美を演じた石野真子は、趣里とは初共演ながら「なんだか“はじめまして”とは思えない、ホッコリとした気持ちになりました。ご一緒できて、とてもとても嬉しかったです」と話している。
小ネタ満載の第8話
主演を務める趣里の父親は言わずと知れた水谷豊。そして、水谷豊主演で長らく続いている「相棒」シリーズで、水谷演じる右京が紅茶をいれるシーンはシリーズ最初のころから登場していてすっかり有名なシーンとなっている。「モンスター」第8話では、趣里演じる亮子が同じようなやり方で紅茶をいれている。さらに、趣里はNHK朝ドラ「ブギウギ」で笠置シズ子をモデルとした福来スズ子を演じたが、第8話では買い物に行った際に、店員が「買い物ブギ」を歌い、そこを訪問した亮子の服装がまるで「ブギウギ」からでてきたような衣装になっていた。小ネタ満載の第8話となった。
扱うのは時事ネタ
ここのところ多発している闇バイトによる犯行だけでなく、妹の戸籍偽装して年齢をごまかして働くという2023年に起きた事件などをテーマに扱った。闇バイトを取り仕切る闇の組織のキングを捕まえるために無理矢理16歳の栗本颯(坂元愛登)の事件を闇バイトに仕立て上げようとしていたことを突き止めた。
9日放送の第9話で父・粒来(古田新太)の過去に迫る
大草圭子法律事務所に「こっちに戻るから」といってやってきた粒来は、元々大草圭子(YOU)の事務所で働いていた。23年前、贋作事件を担当したことがわかり、亮子はその案件を調べ始める。「呪いの絵」が粒来にもたらせたものは何だったのか?なぜ、粒来は亮子の前から姿を消したのか?
■第9話あらすじ
父・粒来(古田新太)の琴が気になる亮子は父の過去をさぐるべく、美術館に向かう。「ひまわり」の絵画の前にいる男によると、この謎の絵画Xは、23年前にゴッホの『ひまわり』の連作として見つかり、世紀の大発見だと騒がれるなか、当時IT長者だった成沢大輔(渡邊圭祐)が、画商の岡村洋一郎(松田陸)から過去最高額の140億円で買ったという。その後、贋作の噂がでて、成沢が岡村を訴えたのだ。
圭子(YOU)によると、訴えられた岡村は当初圭子に弁護を依頼したものの、開業直後で手一杯だった圭子は、元同僚の神波春明、つまり粒来に依頼を託したのだという。そして、粒来と岡村が圭子の事務所で初めて顔を合わせたその日、部屋の片隅には当時7歳だった亮子もいて…。
カンテレ・フジテレビ 2024年10月14日スタート。毎週月曜日22時放送「モンスター」。出演:趣里、ジェシー(SixTONES)、古田新太、YOU、宇野祥平、音月桂、中川翼、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@monsterktv8」。
◇カンテレ・フジテレビ「モンスター」番組公式サイト
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