「元敬」第10話:チャ・ジュヨン、聖君を見抜くまなざし…残り2話に期待高まり視聴率更新

12時20分ドラマ
画像:YouTube|tvN「원경」予告動画より

2月4日に放送されたtvN ×TVINGオリジナルドラマ「元敬(ウォンギョン)」第10話が自己最高視聴率を更新した。この回では、元敬(チャ・ジュヨン)が申聞鼓を利用して官僚の不正を暴き、民の苦しみを訴えた。ネタバレあらすじと見どころを紹介、予告動画はYouTubeにて公開中だ。



「元敬」は、夫である太宗李芳遠と共に権力を掌握した元敬王后を中心に、王と王妃、夫と妻、その間に隠された物語を描くドラマである。チャ・ジュヨンは元敬王后を、イ・ヒョヌクは李芳遠を演じる。「太宗イ・バンウォン~龍の国~」などの作品で、歴史的に政治的なパートナーとして描かれた夫婦の物語を、ウォンギョンの視点から新たに再解釈した。⇒【全話あらすじ・関連記事】

■キャスト
元敬王后役:チャ・ジュヨン
太宗イ・バンウォン役:イ・ヒョヌク
チェリョン役:イ・イダム
ヨンシル:イ・シア
イ・ソンゲ役:イ・ソンミン
ハ・リュン役:チェ・ドンムン
イ・スクポン役:パク・ヨンウ
ミン・ムグ役:ハン・スンウォン
ミン・ムジル役:キム・ウダム
ミン・ジェ役:パク・ジイル
 ほか

ウォンギョンは宮廷外の実情を記した書状を夫である王イ・バンウォンに送ろうとしたが、ミョンソン大夫(チェ・ビョンモ)に奪われた。一方、ミョンソン大夫は功臣イ・ム(クォン・ヘソン)が流刑中のミン・ムグ(ハン・スンウォン)、ミン・ムジル(キム・ウダム)兄弟と会ったことを理由に、彼らを謀反の罪に陥れた。さらに、ウォンギョンをフェアム寺に幽閉し、廃妃に追い込む策略を企てた。

しかし、ウォンギョンは深夜に寺を脱出し、民が申聞鼓を打てるよう助けた。この知らせを受けた世子嬪(イ・ヒョビ)がバンウォンを引き止め、現場に駆けつけさせた。ウォンギョンは官僚の不正や民の苦しみを訴え、民は彼女の名を叫んだ。逃亡したミョンソン大夫は、かつて自らの命令で閉じ込められた奴婢の子の父親に石で殴られ、悲惨な最期を遂げた。バンウォンは謀反を企てた義弟であるミン・ムグとミン・ムジルに自決を命じた。

混乱の後、ウォンギョンとバンウォンが理想とする朝鮮が築かれ、民は貪官汚吏の横暴に苦しむことなく穏やかな時が流れた。しかし、バンウォンにはまだ目標があった。それは世子・譲寧(ヤンニョン)大君(ムン・ソンヒョン)を強い王へと育てることだった。彼は「私は種を蒔いた。花を咲かせるのはお前だ」と世子に語り、帝王学を教えた。しかし、世子は学問に励まず、ただ権力に執着し、軽率な行動を繰り返した。ウォンギョンは世子を信じたいと思いつつも、不安を募らせていく。
ウォンギョン画像:YouTube|tvN「원경」予告動画より
一方、忠寧(チュニョン)大君(パク・サンフン)は「君主の資質を持つ」と評される人物だった。彼は世子が6年かけて読んだ『大学衍義』を5回も読破し、深い学識を持つだけでなく、民を思いやる広い度量を備えていた。彼は漢陽を見下ろし、「この地には無数の民が生きている」と感慨を述べた。この忠寧大君こそが、後に朝鮮最高の聖君・世宗大王となる。



結局、夫バンウォンにより2人の弟まで処刑されてしまったウォンギョン。バンウォンがどれほどウォンギョンとその家門を恐れていたのかがわかる。

そしていよいよ王子たちの戦いが始まる。子役俳優キム・ゴヌからムン・ソンヒョンへのバトンタッチはあっさりと進むが、兄弟の確執については「太宗イ・バンウォン」第29話で詳しく紹介しているので、参考にされたい。
譲寧大君を演じたムン・ソンヒョンは、「恋人」でナムグン・ミンの少年時代を演じた。一方、忠寧大君を演じたパク・サンフンは、「風と雲と雨」「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」「還魂」シリーズ(イ・ジェウクの子役)など多くの時代劇経験を持っている。若手2人の演技対決が楽しみだ。

ラスト、「お前は君主になりたいのだな」と息子を見つめる元敬のまなざしが、残り2話の展開への期待を高めている。第4話で記録した最高視聴率5.6%に並んだ視聴率。果たして最終回はどこまで数字を伸ばすことができるか?

tvN×TVINGオリジナルドラマ「元敬」は、毎週月曜と火曜の20時50分からtvNで放送中である。第11話は2月10日放送予定だ。

YouTube|第11話予告

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