NHK大河「べらぼう」小芝風花、最後の花魁道中を凛々しい表情で堂々披露 第10話ネタバレ第11話予告

11時01分ドラマ
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NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)3月9日(日)放送の第10話「『青楼美人』の見る夢は」花魁・瀬川を演じる小芝風花、最後の花嫁道中で切ない恋と決別。3月16日(日)放送の第11話「富本、仁義の馬面」倉橋格役で岡山天音が登場。予告動画は番組公式ホームページで公開中。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の波乱万丈の人生を描く。

3月2日放送の第10話では、蔦重と幼馴染の花魁・瀬川の身請けが決まり、豪華な花嫁衣裳で吉原を出ていく展開に。瀬川役の小芝風花は、花魁として貫禄を見せる一方、蔦重(横浜流星)の前では恋する女の顔を見せる熱演で視聴者を魅了。最後は白無垢に高下駄、もちろん素足という花魁姿の瀬川を筆頭に、周りを同僚の花魁たちが囲む艶やかな花魁道中を披露した。美しい最後の花魁姿に「瀬川と蔦重のやりとりが切ない」「小芝風花ちゃんの演技に圧倒された」など話題を呼んだ。

そして3月16日(日)放送の第11話では、蔦重が吉原を人々の憧れの街にするべく奔走する。親父たちから俄(にわか)祭りの目玉に浄瑠璃の人気太夫、富本午之助(うまのすけ)を招待したいと依頼された蔦重は、芝居小屋を訪れ、祭りへの参加を求めるが・・・という展開。午之助役で寛一郎、駿河小島藩に仕える武士で、挿絵も文章も書ける戯作者、倉橋格(くらはしいたる)/恋川春町(こいかわはるまち)役で岡山天音など新キャストも登場する。

■神出鬼没、平沢常富「朋誠堂喜三二」演じる尾美としのりはどこ?
「宝歴の色男」の異名を持つ平沢常富を演じる尾美としのり。第2話以降から出演者に名前があっても、どこに出ているのかわからないと話題になっている。

これまで、第2話では、吉原にやってきた平賀源内に「源内先生!その節はお世話になりまして」と挨拶したグループの中にいる武家の一人として、第3話は群衆の中に。第4話は、うまく行かずにボヤキながら夜道を歩く蔦重とすれ違った武家。第5話では、義兄次郎兵衛(中村蒼)が「なあ俺もう帰っていい?」と言う場面で、茶屋を通り過ぎる武家。第6話は目ばかり頭巾をかぶった金々男が、大門で頭巾をはがされた場面で、横を大笑いして通り過ぎる武家。

これまで2秒ほどのものばかりだったが、第10話では瀬川の花魁道中の見物人で登場し、登場シーンは10秒だった。どこに尾美としのりが出演しているのか、視聴者の密かな楽しみとなり「やっと認識できた!」「ついに堂々登場!探した甲斐あった~」など話題となっている。

■第10話ネタバレ
年の暮れに瀬川の最後の花魁道中が決まり、吉原の親父衆は、これに合わせて花魁たちの錦絵本と出したいと蔦重に依頼してきた。瀬川との別れが近づき落ち込む蔦重だが、金に糸目はつけないと意気込む親父たち。一方、地本問屋と仲たがいしてから吉原細見『籬の花』は江戸市中で売られなくなり、さらに吉原の悪評が立ちはじめ、蔦重はこのままでは吉原から人が離れてしまうと心配していた。須原屋(里見浩太朗)は、西村屋も鱗形屋もこれから細見や錦絵を作って人を呼んでくれるから、蔦重は改めに徹することだと言うが、蔦重は頭を抱える。

平賀源内(安田顕)から「吉原をどうしたい?」と聞かれ、蔦重は瀬川を思いながら、吉原を昔のように、江戸っ子の憧れの場所に戻したい。花魁は高根の花で、女郎たちも身請けや出会いに恵まれる場所にしたい思いを語った。蔦重の言葉に賛成する源内は、千代田のお城みたいに吉原を皆が仰ぎ見る場所に変えようと背中を押した。その言葉にピンときた蔦重は、吉原の錦絵を将軍に献上する計画を思いつく。本当に将軍が見なくても、「お上も見たかもしれない」という噂が広まれば、吉原の格がぐんと上がるのではないか。

早速、蔦重は親父たちに相談し、貸付で百両調達。そして絵師として北尾重政(橋本淳)と勝山春章(前野朋哉)に依頼。そして、花魁の日常を伝えるため、絵師2人を松葉屋に招くなど忙しく動き回る。こうして完成した豪華な錦絵本『青楼美人』を持参して、蔦重は源内の案内で、駿河屋と共に田沼意次(渡辺謙)を訪ねた。面識があった蔦重のことを覚えていた意次は、快く将軍の献上を引きうけた。その後、錦絵は徳川家治(眞島秀和)に献上されるが、その席で意次は田安家の賢丸(寺田心)が白河松平藩に養子に入り、その妹・種姫を将軍の養子に迎える計画を知り衝撃を受ける。

そして迎えた瀬川落籍の日、蔦重は完成した錦絵を瀬川に渡した。瀬川は自分の絵姿が描かれていることや、花魁たちの日常を見て、吉原で過ごした年月を振り返り感激して涙をこぼした。それから瀬川は白無垢姿で聴衆の前に登場し、凛々しい表情で堂々と花魁道中を披露した。声援を浴びながら歩き、大門の前で待ち構えた蔦重に微笑みかける。その直後振り返り、静かにお辞儀をして「おさらばえ」とつぶやくのだった。瀬川が門の外で待っていた鳥山検校の手を取ると同時に、蔦重や親父たちは『青楼美人』を取り出し、集まった聴衆に錦絵本を大々的に紹介するのだった。

■第11話あらすじ
蔦重は、吉原を人気の街にするべく策を練る。そこで、人気の富本豊志太夫/午之助(寛一郎)から俄祭りへの参加を打診するものの、拒否されてしまう。そこで浄瑠璃元締めの鳥山検校(市原隼人)を訪ね、瀬川と再会することに・・・。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、生田斗真、冨永愛、中村隼人、伊藤淳史、安達祐実、水野美紀、風間俊介、市原隼人、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。第11話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト

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