19の海外映画祭で話題…サスペンス『普通の家族』が16日よりDisney+で配信スタート、予告公開【韓国映画】

サスペンスの名匠ホ・ジノ監督による最新作『普通の家族』が、4月16日からDisney+で世界同時配信される。これまでに19の国際映画祭に招待され、脚本賞を含む複数の賞を受賞した注目作が、ついに一般視聴者のもとへと届けられる。予告動画も公開された。



『普通の家族』は、信念の異なる4人の大人が、子どもたちの関与する犯罪のCCTV映像を目にしたことをきっかけに、家族という名の信頼や倫理観が徐々に崩壊していく姿を描いたヒューマンサスペンス。正義、真実、そして家族の在り方を問うストーリーは、鋭いリアリズムと心理描写で観る者を引き込む。

配信に先立って公開されたビジュアルも印象的だ。ポスターには、深い亀裂の中で立ち尽くす4人のキャラクターが描かれ、家族の崩壊を象徴している。一方、予告編では、それぞれが守りたいものと背負った秘密の間で葛藤する姿が緊張感たっぷりに映し出され、物語への期待を一層高めている。

キャストには韓国を代表する名優たちが名を連ねる。ソル・ギョングは成功と金銭を追い求める弁護士ジェワン役を、チャン・ドンゴンは誠実な小児科医ジェギュを熱演。キム・ヒエは完璧主義のフリーランス翻訳者ヨンギョンを、スヒョンは冷静で観察力に優れたジスを演じ、それぞれが重層的なキャラクターを巧みに表現している。

海外での先行上映では、Rotten Tomatoesで驚異の新鮮度100％を獲得。ポルトガルやベルギー、カナダなどの映画祭で評価を集め、国際的な評価も確かなものとなった。

感情の揺れと緊張が交錯する本作は、単なる家族ドラマやサスペンスの枠を超え、普遍的な問いを投げかける作品となっている。Disney+での配信を通して、世界中の視聴者の心にどのような波紋を広げるのか注目だ。

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