NHK「ブラタモリ」“伊勢神宮への旅”シリーズ完結編、直前5月6日第一夜から第四夜まで連続再放送

NHK総合の人気紀行番組「ブラタモリ」で放送された「伊勢神宮への旅」シリーズの第一夜から第四夜が、5月6日(火・振替休日)8時15分から一挙再放送される。5月10日(土)に放送予定のシリーズ完結編に向けて、旅の軌跡を振り返る。
江戸の人々が憧れた“伊勢路”をタモリがたどる
「伊勢神宮への旅」シリーズは、三重県桑名市から伊勢神宮までの約90kmを「伊勢路」としてたどり、その歴史と魅力を掘り下げていく旅番組。江戸時代、「伊勢に行きたい、伊勢路が見たい」とうたわれるほど人々を魅了したこの道を、タモリが実際に歩き、現地の人々と触れ合いながら解き明かしていく。
道中には、四日市・鈴鹿・津・松阪といった宿場町が連なり、それぞれの町に残された歴史や文化の痕跡を辿りながら、視聴者を“お伊勢参り”の旅へと誘う。
第一夜:桑名から鈴鹿へ 巨大鳥居と三差路の秘密に迫る
8時15分から放送される第一夜では、旅の出発地・桑名を訪れ、船着き場にそびえ立つ巨大鳥居の謎に迫る。地元の名物・焼きハマグリに舌鼓を打ちながら、四日市の「日永の追分」では、江戸時代の交通の要所だった三差路を前にタモリが興奮を隠せない様子も見せる。さらに、鈴鹿市内の「神戸の見つけ」では、江戸の面影を残す木戸の痕跡を発見する。
第二夜:鈴鹿の宿場町とサーキットに残る歴史を探る
8時45分~は、三差路に建つ老舗旅館を訪れ、江戸の旅人気分を味わうタモリの姿を紹介。さらに、現在の鈴鹿サーキット周辺に残る意外な歴史や、宿場町にちなんだ名物グルメのルーツを探る。現代と過去が交差する鈴鹿の新たな一面を浮き彫りにする回となっている。
第三夜:タモリが鈴鹿サーキットを激走 巨大港と職人技にも注目
9時15分~は、タモリがなんと鈴鹿サーキットを実際に走行。コース内に突如現れる謎の池の正体を探るなど、ブラタモリらしい“地形探訪”の魅力が満載だ。さらに、白子宿では徳川御三家が築いた巨大な港の跡や、江戸時代に人気を博した伊勢土産の超絶技巧を持つ職人たちの痕跡を訪ねる。
第四夜:津から松阪へ 城と商人と松阪牛のルーツを辿る
9時45分~の舞台は、三重県の県庁所在地・津市からスタート。築城の名手・藤堂高虎が手がけた津城の壮麗な構造を紹介する。旅の終盤では松阪を訪れ、江戸で一世を風靡した松阪商人の活躍と、日本を代表するブランド牛・松阪牛が誕生した背景に迫る。経済と文化の交差点として栄えた松阪の歴史に、タモリが鋭く切り込む。
「ブラタモリ 伊勢神宮への旅」再放送スケジュール(NHK)
5月6日(火・振休)
午前8時15分~:第一夜(桑名・四日市・鈴鹿)
午前8時45分~:第二夜(鈴鹿)
午前9時15分~:第三夜(鈴鹿・白子宿)
午前9時45分~:第四夜(津・松阪)
そしてシリーズの締めくくりとなる第五夜(完結編)は、5月10日(土)午後7時30分から放送予定。これまでの旅路の集大成として、伊勢神宮そのものに深く迫る内容となる見通しだ。
出演・ナレーション
番組には、案内人としておなじみのタモリに加え、NHK広島局の佐藤茉那アナウンサーが出演。ナレーションはアーティストのあいみょんが務める。
“伊勢神宮への旅”シリーズの再放送と完結編を通して、江戸から現代に続く「お伊勢参り」の魅力を再発見できる内容となっている。歴史、文化、地形、グルメのすべてが詰まった珠玉のシリーズを、この機会にじっくりと楽しみたい。