MBC金土ドラマの不調の中、チョン・ギョンホ主演「労務士ノ・ムジン」にかかる期待

MBCの金土ドラマ枠は、直近の「バニーとお兄さんたち(바니와 오빠들)」が視聴率0%台という厳しい結果で終了し、不振が続いている。
「バニーとお兄さんたち」は最終回で0.8%を記録し、放送開始以来1.3%(第1話)から最高1.5%(第3話)、最低0.7%(第8話)と、全体的に低迷。2021年に金土ドラマ枠が新設されて以来、短編を除けば初の0%台での終了となり、MBCとしても異例の低視聴率となった。
この不振の背景には、ターゲット層(40代以上女性)が青春キャンパスものを好まなかったことや、若年層のテレビ離れ、同時間帯の他局ドラマ(SBS「鬼宮(귀궁)」、tvNバラエティ「地球娯楽室(뿅뿅 지구오락실)」)の強さも影響している。
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■「労務士ノ・ムジン」への期待感
こうした中、次回作「労務士ノ・ムジン(노무사 노무진)」には大きな期待が集まっている。本作は幽霊が見える労務士が、幽霊たちから依頼された労働問題を解決していくコミカルなファンタジー活劇。主演のチョン・ギョンホは、これまで「賢い医師生活」で医師や「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」で講師などさまざまな専門職を演じてきた実力派俳優で、今回も新たな「人生キャラクター」誕生が予想されている。。
また、映画『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『極限境界線 救出までの18日間』のイム・スンレ監督が初めてドラマ演出を手がけ、Netflixシリーズ「D.P.-脱走兵追跡官-」のキム・ボトン作家と映画『アイ・キャン・スピーク』のユ・スンヒ作家が脚本を担当するなど、制作陣にも注目が集まっている。
公開されたハイライト映像やティーザーでは、コミカルかつ真剣な演技、個性的なキャラクター同士のチームプレー、そして現実の労働問題をテーマにした重みのあるストーリーが予告されており、「今までの労務士ドラマとは違う」「面白さは保証されている」といった期待の声が多く上がっている。⇒【関連記事はこちら】
期待のMBC金土ドラマ「労務士ノ・ムジン」は5月30日初回スタートする。5月23日現在、日本で視聴できる配信会社での配信予定は発表されていない。
◇YouTube[노무사 노무진 티저](ティーザー)
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