BS朝日「太宗イ・バンウォン~龍の国~」第21話・第22話のあらすじを解説付きでサクッと紹介(全36話)

06月11日12時00分ドラマ
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“第一次王子の乱”に続いて“第二次王子の乱”へ…BS朝日で放送中の「太宗イ・バンウォン~龍の国~」は、チュ・サンウク主演韓国ドラマ。明日6月12日の第21話と第22話のあらすじを紹介する。予告動画はYouTubeにて視聴できる。(ネタバレあり)

「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、朝鮮王朝の第三代王・太宗イ・バンウォンの生涯を描いた歴史ドラマである。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじ(ネタバレありとなし)、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。



※なお、時代劇になれていない方は、ドラマ視聴の前に【エピソード0:時代背景と見どころ】【どこよりも詳しい!登場人物・キャスト紹介】を一読しておくと、迷わずに視聴できる。
また、今回紹介する第21話と第22話の完全ネタバレは【19話詳細~20話詳細中盤まで/全32話版】で。

■キャスト
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
 ほか

■第21話
バンウォンを待っていたバングァは、「お前との約束は守れそうにない」と告げ、「父の願いを叶えるため王になるしかない」と語る。バンウォンが王になることはないと断言しつつも、「父の許しが出れば、私はいつでも宮殿を去る」と妥協点も示す。しかしバンウォンは、側室にそそのかされた父ソンゲに非があると怒りを爆発させる。バングァも「お前が父を捨てるなら、もう弟ではない」と激しく対立し、殺せない理由も消えたとまで言う。

バンウォンは、最も親しかった兄とさえ対立するようになり、かつて言われた「暴君」「殺人鬼になる」との言葉が頭を離れず、屋敷に戻って怒りを爆発させる。そんな彼を、妻ミン氏は冷静に諫める。一方、四男バンガンは三男バンウィを訪ねて反乱への協力を依頼。最初は乗り気でなかったバンウィだが、説得により協力を約束する。

バンウォンは仲間たちと朝廷掌握の計画を立て、ハ・リュンには要職をバンウォン派で固める準備を命じる。チョ・ヨンムにはイ・ソンゲとバングァの監視、義父ミン・ジェには功臣録の草案を任せる。義弟たちにも官職を準備させ、体制を築いていく。

1398年陰暦9月、バングァは即位し第2代王・定宗に。イ・ソンゲは上王となり、すべての権限を譲るが、実際の朝廷の実権はすでにバンウォンが握る。バンウォンは王に敵意をむき出しにし、定宗は毅然と応じる。上王は定宗に対し、王としての自覚を持たせ、弓を与えて民への姿勢を示すよう指導する。

定宗は父の助言を受け入れ、少しずつ味方を増やすが、バンウォンには脅威となる。そんな中、第一次王子の乱で協力したパク・ポが功績を評価されなかった不満から三軍部で騒動を起こす。バンウォンは役職を全て剥奪し、厳しく対処。だがそのパク・ポにバンガンとバンウィが接触し、反乱への参加を促す。

定宗を殺す気はないバンウォンだが、王の側近たちを排除していく。そしてミン氏からバンガンとバンウィの反乱計画を知らされ、ついに全ての兄弟と骨肉の争いをする運命を悟り、苦悩する。



■第22話
バンガンとの戦いで勝利を収めたバンウォンは宮殿に向かう。

バンガンとの戦いが、1400年正月に起きた「第二次王子の乱」だ。実際に開城のど真ん中で行われた。この反乱で芳遠(バンウォン)の反対勢力はほぼ消滅し、皮肉にも芳遠の王位継承を早めるきっかけを与えたと伝わっている。

定宗は乗り込んできたバンウォンを叱りつけるものの、王位に就けと話す。定宗はバンウォンを世弟にしようとするが、嫡長子が王位を継ぐ原則を守りたいバンウォンは世子にしてほしいと頼む。世子に冊封されたバンウォンはソンゲに挨拶に行くが、命を絶てというソンゲの言葉に反発を強める。

1400年、太宗2年バンウォンは世子となりミン氏は世子嬪となった。挨拶に来た世子夫婦に冷たく接する上王。バンウォンがとりなそうとするが、「一度も許しを請わない息子を許せというのか」と上王。「お許しください」というバンウォンに、上王は「ならば先に罰を受けて来い」、どんな罰を受けるのかと問うバンウォンに「命を断て」と言い捨て、父子の関係はますます険悪に。

バングァはいつまでも上王を監禁状態にできないとバンウォンに助言するが、監禁を解いた途端、上王が兵を整えて自分を討つはずと考えるバンウォンは、上王を自由の身にすることはできない。

ミン氏の屋敷では盛大な祝宴が開かれ、驪興(ヨンフン)閔氏一族が集まり家門の隆盛を願う。そして挨拶にやってきた世子夫婦を万歳で歓迎する。その盛大ぶりを見たハ・リュンは一抹の不安を覚える。その頃、上王はバンウォンが危惧した通り、イ・ジラン(ソン・ドクヒョク)にバンウォンを討つための兵を集めるよう指示する。だが、イ・ジランは建国後、10年もたたず内戦が起きたら、今度こそ朝鮮が亡びると、上王をとどめようとする。

父と弟の関係悪化を案じてすぐには譲位をしない王バングァンだが、世子の執務室を作って政を世子バンウォンに任せる準備をする。ところが上王が断食していると知り、上王の監禁を解いて自由の身にしてやる。上王は自身の地盤である東北面へ馬を走らせる。


BS朝日「太宗イ・バンウォン」番組サイト
 2025年4月3日スタート 木・12:00~(2話連続放送)
YouTube|予告動画

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】