「太宗イ・バンウォン(原題)」バンガンの反乱“第二次王子の乱”!第19話・第20話あらすじと見どころ

2022年12月12日08時00分ドラマ
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ついには実の兄たちとも骨肉の争いをすることになるバンウォン(チュ・サンウク)…KNTVで日本初放送の韓国本格時代劇「太宗イ・バンウォン(原題)」(全32話)12月11日(日)の第19話と第20話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、日本版予告動画も番組公式サイトで公開している。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の土曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!

「太宗イ・バンウォン(原題)」は朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇だ。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、時代背景や登場人物とキャストの紹介などまとめている。



■キャストイ家の家族・俳優紹介
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
 ほか

四男バンガン(チョ・スンチャン)四男イ・バンガン(チョ・スンチャン)■第19話あらすじ※豆知識
父王イ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)のために王位を継ぐ決心をした次男イ・バングァ(キム・ミョンス)。もっとも仲のよかった兄とも対立することになったイ・バンウォン(チュ・サンウク)は、「バンウォンは暴君になる、殺人鬼になる」と言われた言葉が脳裏から離れず、屋敷に戻って怒りを爆発させる。そんなバンウォンに、妻ミン氏(パク・ジニ)は冷静になるようにと忠告する。

四男バンガン(チョ・スンチャン)は、三男バンウィ(ホン・ギョンイン)を訪ねて反乱への協力を頼む。すでにバングァが王になったと、協力を渋るバンウィを説得してどうにか協力の約束を取り付ける。

仲間たちと対策を講じるバンウォン。ハ・リュン(ナム・ソンジン)は、「嫡男子に王位を継がせる」という名分で反乱を起こした手前、バングァの即位に異を唱えることではできないと話す。バンウォンは「無力な王には何もできない。それをわからせればいいだけ」と語り、ハ・リュンに朝廷の要職を全てバンウォン派で固める準備を指示する。チョ・ヨンム将軍(キム・ボブレ)にはイ・ソンゲとバングァの監視を徹底させ、義父ミン・ジェ(キム・ギュチョル)には功臣録にバンウォンの仲間を載せる草案作りを頼む。そして義弟たちも官職につく準備をさせて朝廷の足固めを急ぐ。

太祖7年、1398年陰暦9月、バングァは即位し第2代王・定宗(チョンジョン)となる。イ・ソンゲは上王となりすべての権限を新王に譲った。だがすでに権力はバンウォンが握っており、朝廷内の要職はバンウォン派が固める。王に敵意をむき出しにするバンウォンに毅然とした態度で向き合う王バングァ。イ・ソンゲはそんな新王を頼もしく思い、バンウォン対策や王に味方してくれる大臣を教える。さらには、たまには外出して狩りや弓をしている場面を民に見せ、王を認識させる必要もあると助言し、正統な後継者の印として大事にしている弓を与える。

王バングァは上王の教えに従い、少しずつ味方を増やしていく。これに頭を抱えるバンウォンの元に、パク・ポ(アン・ホンジン)が三軍部内で騒ぎを起こしたと報告が入る。パク・ポは第一次王子の乱でバンウォンに協力したものの一等功臣になれなかったことに不満を持ったのだ。バンウォンはパク・ポから役職などすべて取り上げる厳しい処置を下す。そんなパク・ポにバンガンとバンウィが接触し、反乱に加わるよう説得する。

バングァンを殺したくないバンウォンは、王の味方になる大臣たちを排除するが、ミン氏を通して、バンガンとバンウィが反乱を計画していることを知る。結局実の兄たち全員と骨肉の争いをすることになる我が運命を嘆く。そんな中、バンガンの息子メンジョンが探りを入れに訪ねて来る。バンウォンはメンジョンに「いい加減にやめるよう父に伝えろ」と告げる。計画を知られたことでバンガンは反乱を急ぐことに。バンウィに援軍を頼み、漢陽の真ん中でバンウォンを迎え討つべく軍を配置する。

市中でバンガンと対峙したバンウォンは、最後の説得に当たるが、そんなバンウォンをメンジョンが矢で狙う。これを契機に決戦開始となる。バンウィ軍の援軍は来ず、バンガン軍劣勢のまま乱は幕を閉じる。市中での戦いのために多くの民が犠牲になった。「なぜこんなことをしたのか!」と問うバンウォンに、バンガンは「私も王になりたかったからだ!だが、お前の勝ちだ、殺せ!」と言い捨てる。やりきれない思いのままバンウォンは王宮に向かい、その門を開け…。

■見どころ
今回もバンウォンとミン氏との麗しき夫婦愛を見せてくれる。この夫婦関係が長く続いてほしいものだが…。

今回描かれた反乱が、1400年正月に起きた「第二次王子の乱」。実際に開城のど真ん中で行われた。この反乱で芳遠(バンウォン)の反対勢力はほぼ消滅し、皮肉にも芳遠の王位継承を早めるきっかけを与えた。さあ、ドラマではこの後どんな展開になるのか?決め手は、兄弟の中でも最も欲がなく、兄弟思いのバングァ。さあ、バングァはどんな決断を下すのか?



■第20話あらすじ※豆知識
血の付いた剣を手にしたまま王宮に乗り込んだバンウォン。王バングァは「終わったのか。兄を殺すのか」と訊ね、「その前に王様から殺します」と兄に剣を突きつける。王は弟バンウォンから剣を取り上げ、「お前が王位につけ。もう兄弟を失いたくない。王座は怪物。あれが我が家族を壊した。母上たちもあの世で泣いているだろう。後はお前に任せる。お前ならできる」と弟に後を託して立ち去る。

イ・スクポン(チョン・テウ)から乱を鎮圧した後、王宮に向かったと聞いたミン氏が駆け付ける。妻に兄バングァのお陰で自分が王になれると伝えるバンウォン。その頃、バングァから王位を諦めたと報告を受けた上王は、バングァに失望し涙する。

息子ともども自宅に監禁されたバンガン。兄バンウィが訪ねて来て「弟のバンウォンが怖かった」と約束を守らなかった理由を打ち明け、涙で謝る。結局、パク・ポが乱の首謀者として処刑され、バンガンと息子メンジョンは流刑に処せられる。それでもバンウォンは2人が暮らしい困らぬように家や奴婢を与える配慮を施す。一方、バンウィは正直に反乱に加担していたことをバンウォンに打ち明け、口外しなければ構わないとバンウォンは兄バンウィを許す。

バングァはバンウォンを世弟にすると言うが、バンウォンはそれを断り、バングァに養子入りして世子として冊封してほしいと頼む。その理由を問われたバンウォンは、そうでもして嫡男長子が王位を継ぐという原則を作りたいと話す。

世子嬪ミン氏(パク・ジニ)世子嬪ミン氏(パク・ジニ)1400年、太宗2年バンウォンは世子となりミン氏は世子嬪となった。挨拶に来た世子夫婦に冷たく接する上王。バンウォンがとりなそうとするが、「一度も許しを請わない息子を許せというのか」と上王。「お許しください」というバンウォンに、上王は「ならば先に罰を受けて来い」、どんな罰を受けるのかと問うバンウォンに「命を断て」と言い捨て、父子の関係はますます険悪に。

バングァはいつまでも上王を監禁状態にできないとバンウォンに助言するが、監禁を解いた途端、上王が兵を整えて自分を討つはずと考えるバンウォンは、上王を自由の身にすることはできない。

ミン氏の屋敷では盛大な祝宴が開かれ、驪興(ヨンフン)閔氏一族が集まり家門の隆盛を願う。そして挨拶にやってきた世子夫婦を万歳で歓迎する。その盛大ぶりを見たハ・リュンは一抹の不安を覚える。その頃、上王はバンウォンが危惧した通り、イ・ジラン(ソン・ドクヒョク)にバンウォンを討つための兵を集めるよう指示する。だが、イ・ジランは建国後、10年もたたず内戦が起きたら、今度こそ朝鮮が亡びると、上王をとどめようとする。

父と弟の関係悪化を案じてすぐには譲位をしない王バングァンだが、世子の執務室を作って政を世子バンウォンに任せる準備をする。ところが上王が断食していると知り、上王の監禁を解いて自由の身にしてやる。上王は自身の地盤である東北面へ馬を走らせる。

一方、世子バンウォンは妻ミン氏と共にミン家を訪ね義父ミン・ジェ、義弟ミン・ムグ(キム・テハン)、ミン・ムジル(ノ・サンポ)に私兵廃止の改革を相談し、朝廷での提案に同意してほしいと頼む。ところが義弟たちはこれに反対し、義父も私兵をなくすと世子を守ることができないと主張。バンウォンは軍権を国が総括する三軍府に帰属させるべきと説得に当たる。するとミン・ムグが、それではほかの功臣の私兵は廃止し、ミン氏の家門だけ残してほしいという。結局、妥協点を見出すことはできないまま、バンウォンたちは帰路に就く。

自分の意見に賛同してくれなかったミン氏に不満顔のバンウォン。ミン氏は、私兵撤廃がバンウォンのためにならないからだと反論。それを無視してすぐに改革案にとりかかろうとするバンウォン。ミン氏は改めて父や弟たちを説得する機会を設けてほしいと忠告し、バンウォンがここまでこれたのは我が家門の尽力のお陰と強調する。「恩は忘れない」と言いながらも、「これは王となる世子の仕事」と話を終わらせようするバンウォン。すると「それでは私を説得してください」とミン氏。「これまで一緒にやってきたのは妻である私です。全て一緒に相談してやってきた私を今になって捨てるのですか」と続ける。「王は私です」というバンウォンに、「王にしたのは、この私です。旦那様は私は育てました。朝鮮の半分は私の者です」と一歩も引かないミン氏。

■第20話見どころ
さすが、父と共にいくつもの戦場を駆け巡ったバングァの強さは、文系でやってきたバンウォンとは比べ物にならない強さだ。そんなバンウォンの優しさが、ことを納めた。王座に執着するバンウォンと執着しないバングァの違いがはっきり描かれた。また、バンウォンに嫉妬心を燃やしてきたバンガンが、反乱の後のバンウォンの心配りに初めて謝意を述べるシーンは感動的だ。実際の第二次王子の後、大臣たちは芳幹(バンガン)の処刑を何度も進言したが、芳遠(バンウォン)は処刑しなかった。そればかりか、医師を送ったりして兄を気遣った。自身が上王になってからも芳幹の処罰は何度も論じられたが、芳遠と王になった世宗(セジョン)は拒否し続けて芳幹を守った。そんな歴史を納得できるバンガンの謝罪だった。

歴史と同じく、兄弟の争いはこれで一応の解決を見たが、今度は夫婦関係が厄介になってくる。ことが起きれば自らも戦う準備をする女丈夫なミン氏。彼女には“婦唱夫随”の姿勢でやってきたという自負心があり、その言葉が20話最後の台詞につながったのだ。さあ、この後おしどり夫婦の関係はどうなっていくのか?次回が楽しみだ。

日本初放送 10月9日(日)スタート
毎週日 20:00~22:10 ※2話連続放送
再放送 毎週土 11:30~13:40 ※2話連続放送

※主演チュ・サンウクの独占インタビュー番組「太宗イ・バンウォン」インタビューSPを放送。
 12月26日(月)後1:30~2:00

KNTV「太宗イ・バンウォン(原題)」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】



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