イ・ジヌク×チェヨン「エスクワイア」視聴率6.7%でミニシリーズ1位 “母親も人間”衝撃の法廷弁論と涙の過去

09時49分ドラマ
画像:JTBC「에스콰이어: 변호사를 꿈꾸는 변호사들」放送画面よりキャプチャー

8月3日、JTBC新作ドラマ「エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち」(原題:에스콰이어: 변호사를 꿈꾸는 변호사들)第3話が放送され、ユン・ソクフン(イ・ジヌク)とカン・ヒョミン(チョン・チェヨン)が胸の奥に押し込めてきた感情の断片と向き合った。Netflixで独占配信中の第3話のあらすじと見どころを紹介する。

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なお、ニールセンコリアによるとこの日の視聴率は、全国6.7%、首都圏7.2%を記録し自己最高を更新。さらに、同時間帯の週末ミニシリーズ視聴率1位を獲得し、分単位の最高視聴率は首都圏で8%に達した。⇒【8月9日視聴率TOP10】

「エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち」は、正義感が強く堂々としているが社会生活に不慣れな新人弁護士ヒョミン(チョン・チェヨン)が、実力はトップクラスのパートナー弁護士ソクフン(イ・ジヌク)を通じて一人前の弁護士へ成長していく物語。【「エスクワイア」を2倍楽しむ】では制作発表会まとめやキャストの魅力、全話あらすじと見どころなど、ドラマを深掘りしていく。

■キャスト【どこよりも詳しい!キャスト・キャラ紹介(画像・相関図)】
ユン・ソクフン役:イ・ジヌク
カン・ヒョミン役:チョン・チェヨン(元DIAチェヨン)
イ・ジヌ役:イ・ハクジュ
ホ・ミンジョン役:チョン・ヘビン
 ほか

■第4話:チョウのさなぎ(※ネタバレあり)
エスクワイア画像:JTBC「에스콰이어: 변호사를 꿈꾸는 변호사들」放送画面よりキャプチャー
ユルリムの代表コ・スンチョル(キム・ウィソン)が、「自分の後任として代表を務めてほしい」とソクフンに申し出た。ソクフンは感謝の意を示しながらも、「沈みゆく船の船長になるつもりはない」と興味がないことを明言。

その理由として、現在の事務所の主力パートナーたちは人脈頼みの古い体質にあり、これから成長するためにはブランド力と専門性に基づく実力主義が不可欠だと説明した。改革のためには、実力のないパートナーや、旧態依然としたやり方を変えられないメンバーを排除する必要があり、自分はその“刃を振るう役”になるつもりはないと強い姿勢を示した。代表は「30代で代表になれば、将来的に政界進出も可能だ」と説得を試みたが、ソクフンは最後まで首を縦には振らなかった。

そんな中、訴訟チームには「被害者は明らかだが加害者が特定できない」案件が持ち込まれた。トラックに轢かれそうになった子どもが神経系の異常反応を示し、母親は「実際には轢かれていないが、結果は同じだった」として、宅配ドライバーと所属会社を相手取り訴訟を起こした。

ソクフンとヒョミンは医学的助言を受け、「車に轢かれたと思い込むだけで身体に障害の症状が現れる可能性」があることを知った。その後、事故当時の状況を再確認していたヒョミンは「母親の激しい反応で、周囲は皆、子どもが死んだと思った」という目撃証言を得た。訴訟チームは最終的に、母親の過剰な反応が子どもの状態に影響を与えたとの結論に至った。

しかし、二人は事件の本質を異なって捉えていた。ヒョミンは宅配ドライバーに責任を問うのは無理があるという立場を取った。一方、ソクフンはさらに踏み込み、子どもの障害は母親の過剰反応に起因するものだとして、因果関係を明確にすべきと主張した。

裁判当日、ソクフンは弁論の主導権を握り、鋭い指摘を続けた。事故当時の母親の過剰反応、母子間の高い心理的結びつきを示す精神鑑定結果、過保護ゆえに子どもを保育園に通わせなかった事実などを次々に挙げ、この事態の原因は宅配ドライバーではなく、母親の執着と育児方法にあると強く訴えた。

しかし、子どもを心から愛していた母親による原因とされることは、ヒョミンには受け入れがたかった。彼女自身も、完璧を求める母のもとで「神童」と呼ばれながら育ち、重圧に耐えきれず読字障害を経験した。それでも母の行為を罪と断ずるのは過剰な非難だと思っていた。

ソクフンの言葉を、自身の母への批判のように感じたヒョミンは、裁判後に「愛が少し過ぎただけです。気持ちまで否定しないでください」と愚痴った。するとソクフンは「母親も人間だ。人間は残酷なほど利己的だ」と淡々と返した。母親という存在も完璧ではないという現実的な直言だった。

その夜、コーヒーを飲むソクフンを見かけたヒョミンは、裁判の後のことを慎重に謝罪した。ソクフンは「人間なら誰でも利己的な選択をすることがあると認めれば、理解もできるし憎しみも消える」と静かに話し始めた。しかしすぐに「頭では理解できても、心はまだ…」と語尾を濁し、複雑な思いをうかがわせた。



■見どころと次回第4話予告
“母”というものへのソクフンの激しい感情は、まだ癒えていない彼自身の傷から来ていた。彼はかつて「子どもを持たずに暮らそう」という条件で結婚したが、妻は妊娠。それを喜ぶソクフンだったが、妻は妊娠を隠したまま独断で中絶を決めた。その選択は彼に深い傷を残した。「母親も利己的になりうる」という言葉には、その時の記憶が重なっていたのだった。

第4話は、家政婦による暴行事件をきっかけに、ヒョミンがソクフンへの失望感を抱くことになる。コモファンド代表は自分を脅迫したとして家政婦を告訴し、家政婦は逆に彼が幼い娘を常習的に暴行してきたと告発して対立する。代表が事件を穏便に済ませるよう求める中、ソクフンはその事件を引き受けるが、その態度はヒョミンに失望と混乱をもたらす。一方、テソプはコモファンド代表を後ろ盾にし、法律事務所内での立場を強化しようとしており、ソクフンも普段とは異なり協力的な態度を見せている。

イ・ジヌクとチョン・チェヨンが、理解と許しに少しずつ近づいていく物語を描く「エスコイヤー」第4話は、本日(10日)22時30分に放送、その後、Netflixにて独占配信される。

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