「コンフィデンスマンKR」パク・ミニョン、ついに真犯人と対決、チュ・ジョンヒョクが秘密を知る…第9・10話「JP」との違いは?

パク・ミニョンが天才詐欺師として挑むTV CHOSUN「コンフィデンスマンKR」。
10月4日と5日にPrimeVideoで配信された第9話と第10話では、不正に手を染めた水産流通会社の社長ハ・ジョンホ(パク・ミョンフン)を標的に、映画制作を舞台にした大胆な詐欺劇を展開。物語はついにイランの過去の誘拐事件の真相に迫り、張り詰めた緊張感が画面を支配する。
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「コンフィデンスマンKR」は、巧妙な手口で“悪”を騙す天才詐欺師たちの姿を描いた痛快エンターテインメント。脚本家・古沢良太が書き下ろし、長澤まさみ×小日向文世×東出昌大で大ヒットした「コンフィデンスマンJP(以下、「JP」のリメイクとして、韓国ならではのスケール感と演出が話題を呼んでいる。【「コンフィデンスマンKR」を2倍楽しむ】では、制作発表会まとめやキャスト・登場人物徹底紹介、放送に会わせて全話のあらすじと見どころ、「JP」との違いなどを紹介している。
■キャスト(JP)➡キャスト、登場人物(日本版対応キャラ)を画像付きで徹底紹介
ユン・イラン役:パク・ミニョン(ダー子:長澤まさみ)
ジェームズ役:パク・ヒスン(リチャード:小日向文世)
グホ役:チュ・ジョンヒョク(ボクちゃん:東出昌大)
ほか
■第9話「“運命”の出会い」

真犯人をおびき出すためにはユ・カンイルの絵が必要だった。最近闇取引市場から消えたその絵を買ったジョンホを監視するも、絵が見つからず苦戦した。
ジョンホは国内水産業の32.9%を流通する大規模水産流通会社の代表で、天然ものに偽装した養殖魚の販売や規制された魚油の密輸使用など様々な不正で富を築いた悪辣な人物。自らの不正が暴かれた時は、政治・財界関係者の支援を背景にメディア操作で責任を回避し、罪のない工場主たちの工場を閉鎖させていた。
イランとジェームズは工場主オ・チャンデ(キム・ビョンチュン)の涙ながらの懇願を見て、グホと協力して詐欺計画をスタートさせた。策略では映画マニアのハ・ジョンホの夢に合わせ、映画関係者が集まるカフェを作り出して誘い込んだ。カフェに現れたジョンホは、詐欺師たちの計画に囚われ、時に投資を拒否しながらも動揺していく。イランは大陸の女神メリー・ユーに変身し、偽の映画雑誌に載って注目を浴びる。
最後の場面では、秘密の部屋のチェス盤の前に座ったユン・イランが「じゃあ、君の望むゲームをしよう。どんな遊びがいい?」という過去の誘拐事件の真犯人フード男との緊迫した会話のなかで、「ゲームと呼ぶには残酷すぎる。君が夢見るユートピアを完全な地獄にしてやる」と凄絶な笑みを浮かべて終わった。このシーンは視聴者の緊張感を最大限に高めた。
■第10話「マダム・オ全盛時代」

さらにジョンホは脇役ながらも重要な役で映画にも出演し、天にも昇る思い。無事、映画の撮影が終わり、イランは色仕掛けでジョンホを落とそうとするが、ジョンホの興味は“メリー・ユー”ではなく、グホだった。
いよいよ試写会当日。試写会の映像は途中からジョンホの不正暴露に変わり、警察に逮捕される。ジェームズはオ・チャンデに潤沢な資金を贈り物として私、工場の存続が叶う。
その後イランはユ・カンイル特別展に見つけた絵を寄贈する。その絵でおびき寄せられたのはヨセフ建築事務所の理事で大学教授のカン・ヨソプ(キム・テフン)。真犯人は彼だった。イランは怒りを爆発させた。
ヨソプは自身の出版記念講演会でかつてイランを誘拐した事実を「教育」とごまかし、歪んだ理屈を並べた。講演会も参加したイランはヨソプの「究極の夢」を問い、彼は著書『ユートピアを設計する』にあわせて、人間の本性にあう新しい都市を設計、形にすることと答えた。
イランは「次は私の番よ」と宣言し、怒りを抑えながら復讐の決意を固めた。
一方でグホはイランの秘密の部屋で自分に関わる事件ボードを見つけ、死んだと思っていた父親が彼女の作戦に関わっていたことに衝撃を受ける。イランが「あなたの父親も被害者の一人よ」と真実を明かすと、グホは混乱し、2人の対立は最高潮に達した。
■第9・10話見どころと「JP」との違い
いよいよ「KR」オリジナルパートが色濃く描かれ始めた第9話と第10話。リメイクパートとなる「映画マニア編」は、「JP」とほぼ同じ。佐野史郎が映画マニアを演じた「JP」では時代劇で京都太秦映画村を舞台にしたのに対して、「KR」ではギャング物で忠武路(チュンムロ)を舞台に大掛かりな詐欺を行った。試写会の最後にターゲットの悪事を暴露したり、映画マニアがダー子(長澤まさみ)=イランではなく男性のボクちゃん(東出昌大)=グホに好意を寄せていたり、40ウォンの詐欺があまりにも大がかりだったためにほとんど儲けにならなかったのも同じ。「KR」ではこれまでのターゲットが全てイラン誘拐の真犯人を捜すための関係者だったこと、そしていいよ最終章を前に少女イラン誘拐犯ヨソプとの正面対決、そしてグホの家族の物語という二つの軸で最後のどんでん返しが描かれた。
韓国ドラマらしく壮大な復讐劇へと展開された「KR」はPrime Videoでは好調だが、TV CHOSUNでの視聴率は、第9話が全国視聴率前半が1.3%で後半が1.5%。第10話は再び0.7%に沈んだ。第11話、最終回の第12話は10月11日・12日に配信予定で、壮大な復讐劇の結末に注目が集まる。
本作の後のTV CHOUSUN週末ドラマは「次の人生はないから」(다음생은 없으니까)を11月8日から放送予定となっている。
●【2025年10月韓国でスタートの新ドラマ】
◇YouTube|TVCHOSUN JOY「컨피던스맨KR」EP11予告
◇TV CHOSUN「컨피던스맨KR」HP
