「濁流」ロウンとシン・イェウンのわだかまりが解消?家族との悲しい別れで物語は佳境へ【第6-7話あらすじ】

15時30分ドラマ
「濁流」Disney+(ディズニープラス)で独占配信中

Disney+(ディズニープラス)初のオリジナル韓国時代劇となる「濁流」(탁류)第6話と第7話が10月10日に独占配信を開始した。(※ネタバレあり)

第6話と第7話では政治の裏に隠された不正な金の動きが詳しく語られたほか、シユル(ロウン)とワン・へ(キム・ドンウォン)の因縁が明らかになり、物語は大切な家族を失ったシユルの決断をきっかけに佳境へと突入していく。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。

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「濁流」は、朝鮮のすべての金と物資が集まる“京江(現在の漢江一帯)”を舞台に、混沌とした世の中を覆し、人間らしく生きるためそれぞれ異なる夢を抱いた人々の運命を描くアクションドラマ。【「濁流」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポートまとめ、全話あらすじと見どころ、時代背景や豆知識など、ドラマを深掘りしていく。

■キャスト⇒【キャスト・登場人物を画像・人物相関図付きで徹底紹介】
チャン・シユル役:ロウン
チェ・ウン役:シン・イェウン
チョン・チョン役:パク・ソハム
ムドク役:パク・ジファン
 ほか

■第6話「夜行」あらすじ(ネタバレあり)

人々を困らせていたワルペ(無法者)を捕まえに行ったチョン(パク・ソハム)が逆に投獄されたと聞いて驚くウン(シン・イェウン)。大護軍(チェ・ウォニョン)の目的のために釈放されたものの、彼に罪を被せようとしていたドルゲ(チェ・ギファ)は徹底的に再投獄する口実を探し始める。

ウンは塩の価格の高騰の理由がワルペの横領の影響かと疑うが、流通を妨げて利益を得ようとするのは官僚だと知る。そして商売がしにくくなった理由が、司憲府へ意義を申し立てて捕盗庁を怒らせたからだと言われ、望まぬ縁談をさせられることに。失意に暮れたウンは母の形見の飾りを盗まれ賊に襲われそうになっていたところをシユル(ロウン)に救われた。腕を掴んで一緒に逃げ、シユルが船着き場の労働者のために環境を改善しようとしていることを知ったウンはシユルを見直し始めた。

京江を牛耳る側に潜り込んだ女真族の戦士ワン・へ(キム・ドンウォン)は、腕が立つと噂のを探す傍ら、他の頭領を巧みに自分側につけていく。ムドク(パク・ジファン)は不穏な状況を危惧して税金を上げて警備を強化しようとするがシユルは相手にせず。ある夜、初めて頭領の集いに顔を出したムドクは物々しい雰囲気に萎縮し、シユルは初めてワン・へを見て既視感を覚える。ワン・へこそが幼い頃の侵略で母を殺した女真族の将軍だったのだ。

大護軍は秘密裏にチョンを呼び出すと、不正に得られた税金が全国の金貸しを通じて、人々の兵役逃れを招いていると指摘し、黒幕を暴くよう命じた。夜遅くに大護軍に呼び出されたチェ財団団主(ユ・ソンジュ)は倉庫で全国の情報を網羅した地図を見せられ、それぞれ別の用途の地図をつなげてひとつの地図を作る計画への協力を求められた。

単身でワン・への領域に忍び込んだシユルはワン・へとドルゲの密談を目撃。更にチョンも密偵として現場を注視していることに気づいて驚く。チョンはワルペに身を落としたソユルに刀を向けるが、シユルは母を殺した張本人がワン・へだと打ち明けるとその手を止めた…。

■見どころ

これまで、労働者からワルペが税金を巻き上げ、それを捕盗庁の従事官が牛耳り、更にその黒幕がいることが描かれたが、第6話ではより詳しく、搾取された金がどこに回っているのか、という金の流れが説明され、大護軍の懸念や、不正な金の流れを食い止めて国を正そうとする理由が語られた。その中で、搾取するワルペと搾取される商人の立場だったシユルとウンの関係が大きく変化し、ウンがシユルの人間性に気づき認め始める。シユルの感情はセリフには登場しないものの、二人のシーンでの彼の表情からウンに対する好意が感じられる。

それぞれの登場人物の立場や思惑が明らかになり、ワン・への領域を密偵するシユルとチョンが鉢合わせした緊張感漂うシーンで第7話へと続いていく。
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■第7話「剣、槍、槌、鎌」あらすじ(ネタバレあり)

濁流「濁流」Disney+(ディズニープラス)で独占配信中チョンはワルペから足を洗うべきだと説得するが、シユルはワルペでも家族のような存在だと明かし、捕まるようなことをしないと誓ってチョンを説得した。夜中の外出がバレたシユルはワルワル(パク・ジョンピョ)にだけ過去の出来事を打ち明けるが、瞬く間にムドク一家に広まってしまう。復讐をすべきだと燃える子分らだが、シユルはチョンとの約束を守るため復讐に反対。肩透かしを食った子分たちはシユル抜きで復讐を遂行することを決め、抜け目ばかりの戦略を練り始める。

ドルゲがワン・へら女真族に朝鮮の身分証を渡したことを報告された大護軍は、倭軍使節から秘密裏に手に入れた鉄砲を見せ、国の防衛力向上の必要性を説き、王が禁止する地図作成を進める。絵師を集めて地図作成に力を入れるが、ドルゲは大護軍の屋敷に怪しい出入りがあると黒幕らに報告。倭軍の侵略を主張し何かを企んでいると睨んだドルゲに、黒幕は証拠を持ってくるよう命じた。その背景には次の王の選出という大きな政治イベントが関連していた。

遂にワン・へを奇襲した子分らだが、力では刃が立たず。逃げ帰ったワルワルらから事情を聞いたシユルは戻ってこないマルボク(アン・スンギュン)を救うべく飛び出す。追い詰められたマルボクは果敢に斬りかかるもワン・への刃を受けて絶命。彼の最期を看取ったシユルはワン・へに斬りかかり、絶体絶命のピンチに追い詰められたところをチョンの登場を命を救われる。ワン・へは捕盗庁に連行され、大事な仲間を失って悲しむ一家を遠くから見つめるウン。ただ一人、マルボクを看取ったシユルだけは事態を招いたことへの罪悪感を抱いていた…。

■見どころ

第7話は、立場の異なるシユルとチョンが対立する緊迫したシーンで幕を開けるが、事情を知った上で互いの進むべき道を進み始める。シユルとワン・への因縁が発端となり、前半は仲間の不幸に怒りを覚え決起した家族たちのドタバタを中心にコミカルに描かれ、待ち受けていた結末の悲しさをより浮き立たせた。

シユルはワン・へに対する母と仲間の復讐、チョンは不正を正すという目的を持ち、そこに大護軍の計画や、黒幕の存在などまだ何か隠されていそうな背景が絡み合いながら物語は来週配信のクライマックスへの期待を高めた。
【韓ドラ歴史コラム】「濁流」時代背景:混迷と腐敗に揺れ動く第14代王・宣祖時代
Disney+「濁流」ロウン、繊細な“目の演技”×圧巻の肉体アクションで新境地へ

「濁流」は9月26日からディズニー+で独占配信開始。初回は第1~3話を一挙公開し、その後は毎週2話ずつ更新され、全9話で展開される。

韓国ドラマ『濁流』|本予告

kandoratop【作品詳細】【「濁流」を2倍楽しむ】