KBS1「マリと変わったお父さんたち」初回10.5%スタート 家族を巡る秘密の伏線に視聴者興味津々

10月13日にKBS1で新ドラマ「マリと変わったお父さんたち」(마리와 별난 아빠들)は初回放送され、主人公カン・マリ(ハ・スンリ)と母ジュ・シラ(パク・ウネ)、そして父親候補の3人、イ・プンジュ(リュ・ジン)、カン・ミンボ(ファン・ドンジュ)、チン・ギシク(コン・ジョンファン)の過去と現在が交錯する様子が描かれた。
ニールセンコリアによると、第1話の視聴率は全国10.5%を記録した。最終回10.8%で幕を閉じた前作「デウンを掴め!」(대운을 잡아라)の初回視聴率は12.5%だった。
「マリと変わったお父さんたち」は、血よりも強い絆を持つ奇妙だけど温かい家族の誕生をテーマにし、主人公マリが本当の父親を探す過程で成長と愛を見つける物語。
■キャスト
カン・マリ役:ハ・スンリ
イ・ガンセ役:ヒョヌ
チュ・シラ役:パク・ウネ
イ・プンジュ役:リュ・ジン
カン・ミンボ役:ファン・ドンジュ
チン・ギシク役:コン・ゴンファン
オム・ギブン役:チョン・エリ
ユン・スンエ役:クム・ボラ
ほか
高校の卒業式の日、ミンボとの結婚式に向かうためにウェディングドレスを着て走るシラの鮮烈な姿から始まる。幸せな結婚の後、二人は精子採取室の前に立ち、別の時間帯にはプンジュとギシクも同じ場所に現れ、彼らの精子が入った容器を看護師が見つめるシーンが、これから起こる運命の渦を予感させる。幼いマリを大切にしていたミンボは、駆け寄るマリを冷たく突き放して去ってしまう。シラは泣くマリに「今日からパパはいない」と告げ、この家族に何らかの問題があることを示唆する。
時は流れ、立派な大人になったマリは、食事配達や産後ケアセンターでのアルバイトなどを掛け持ちしながら、現実的に生きる女性に成長している。ある日、VIPの使いを断ろうとしたところ、厚い現金封筒を受け取り、その理由が気になる。
それは、母シラが密かに産後ケアセンターの清掃アルバイトを始め、通信費が3か月も滞納しているという家計の苦しさからで、実質的に家族を支えているのがマリであることを示す。また、叔母のオム・ギブン(チョン・エリ)はかつてシラに人工授精を頼まれたことを思い出し、自分もマリ誕生の秘密に関わっていることをほのめかす。
ギブンとギシクの姑と婿という関係には緊張感が漂い、過去の精子提供をめぐる問題も浮上。ギシクは精子提供が今は合法で良かったと意味深に語り、マリに対しては負担になるほどの親切を見せるが、その理由が物語の鍵となる。
この回終盤、マリは長く離れていた父ミンボと初めてのビデオ通話をする。マリの緊張した表情と、養育権裁判に関するニュースを見つめるユン・スネ(キム・ボラ)の姿が交錯し、今後の対立と波乱を予感させる。ミンボは「帰国したら問題をしっかり話し合おう。必要ならお前のお母さんとも会う」と告げ、物語の波乱を予告する。
「マリと変わったお父さんたち」は、テンポよく進むストーリー展開とマリの家族を巡る秘密の伏線が視聴者の関心を集めている。ユーモアあふれる演出と脚本、そして役者たちの見事な演技が今後の展開への期待を大きく高めている。
ドラマ第2話は、10月14日20時30分からKBS1で放送される。日本では未放送、未配信。
