『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』がゴールデングローブ賞に3部門ノミネート! Netflix勢が映画・ドラマで圧巻の34候補入り
「アドレセンス」/「ウェンズデー」S2
『ジェイ・ケリー』/『フランケンシュタイン』(オスカー・アイザック)/同(ジェイコブ・エロルディ)
世界最大級のオンラインエンターテインメントサービス・Netflixは、米国時間12月8日(月)に発表された第83回ゴールデングローブ賞で、映画・ドラマあわせて計34ノミネート(※日本での取り扱い作品に基づく)を獲得した。
アメリカでの実際のノミネート数は35(映画13、ドラマ22)で、今年も賞レースを牽引する存在となっている。
■ドラマ部門:『ウェンズデー』ジェナ・オルテガが主演女優賞にノミネート
ドラマ部門でまず注目が集まるのは、世界的大ヒット作『ウェンズデー』シーズン2。
主人公ウェンズデー役のジェナ・オルテガがミュージカル/コメディ部門の主演女優賞にノミネートされた。
ティム・バートンが監督・製作総指揮を務める本作は、Netflixで“最も視聴された英語シリーズ”として知られるダークファンタジー。奇妙でユーモラスな世界観、ミステリアスなストーリー、そしてジェナの妖艶な演技が世界中で高い支持を集めている。
すでにシーズン3の制作も決定しており、さらなる躍進が期待される。
■社会現象を巻き起こした『アドレセンス』が主要部門に多数ノミネート
配信開始から11日で6,630万回視聴を突破、リミテッドシリーズ1位を獲得した問題作『アドレセンス』**も多数の主要部門にノミネート。
作品賞(リミテッドシリーズ)
主演男優賞(スティーヴン・グレアム)
助演男優賞(オーウェン・クーパー)ほか
英国首相ですら「衝撃を受けた」と語り、政府支援のもと全国の中等学校での視聴が決定したほどの社会派ドラマだ。
ワンカットで撮り切る映像技法、少年を演じたオーウェン・クーパー(15)の圧巻の演技が大きな話題に。9月のエミー賞では史上最年少で助演男優賞を受賞し、今回の受賞にも期待が高まっている。
■その他の注目ノミネート作(ドラマ部門)
Netflixの人気シリーズが続々と名を連ねた。
『モンスターズ: エド・ゲインの物語』
『ザ・ディプロマット』シーズン2
『ブラック・ラビット』
『ブラック・ミラー』シーズン7
『BEAST -私のなかの獣-』
『こんなのみんなイヤ!』
各種スタンダップコメディ作品 など
犯罪ドラマ、政治スリラー、SF、コメディまで、ジャンルを問わず高評価を得ている。
■映画部門:デル・トロ監督『フランケンシュタイン』が主要部門を席巻
映画部門でもNetflix作品は存在感を示した。
●『フランケンシュタイン』
作品賞(ドラマ部門)
監督賞(ギレルモ・デル・トロ)
主演男優賞(オスカー・アイザック)
助演男優賞(ジェイコブ・エロルディ)
作曲賞
デル・トロ監督による“新たなフランケンシュタイン”は、怪物の孤独と復讐、そして人間の本質を描いた重厚なドラマ。来日イベントも話題となり、日本でも高い注目を集めている。
■『トレイン・ドリームズ』『ジェイ・ケリー』も主演男優賞などにノミネート
『トレイン・ドリームズ』
ジョエル・エドガートンが主演男優賞(ドラマ部門)、主題歌賞
『ジェイ・ケリー』
ジョージ・クルーニー(主演男優賞)、アダム・サンドラー(助演男優賞)
クルーニーは『ファミリー・ツリー』(2012)以来の主演男優賞への挑戦となり、受賞なるか注目される。
■アニメーション部門:『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』が3部門にノミネート
世界3億2500万回再生を突破し、Billboardチャートを席巻した大ヒットアニメ**『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』**が以下3部門にノミネート。
アニメ映画賞
主題歌賞
興行成績賞(第81回から新設)
劇中ユニット「ハントリックス」の楽曲「GOLDEN」はBillboard Hot 100で6週連続1位を記録するなど、世界的ムーブメントを巻き起こしている。
■映画・ドラマ・アニメ…全ジャンルで存在感を示すNetflix
Netflixは、映画、ドラマ、実写、アニメと幅広い領域で高評価を獲得。
今回のゴールデングローブ賞34ノミネートは、配信プラットフォームとしての勢いをあらためて証明するものとなった。
今後のアカデミー賞ノミネート発表にも、世界中の注目が集まっている。