アン・ヒョソプ×イ・ミンホ共演、映画『全知的な読者の視点から』来年3月、日本公開決定|韓国映画
韓国発のメガヒットコンテンツを実写映画化した話題作、映画『全知的な読者の視点から』が、2026年3月20日(金)に日本全国で公開されることが決定した。主演はアン・ヒョソプ、共演にイ・ミンホという豪華キャスト陣。原作ファンはもちろん、韓国映画ファンからも早くも大きな注目を集めている。
全世界25億ビュー超えの“モンスターコンテンツ”がスクリーンへ
原作『전지적 독자 시점』は、韓国のWEB小説投稿サイト「MUNPIA(ムンピア)」で連載され、瞬く間に話題となった同名小説。NAVER WEBTOONでの漫画化を経て世界中へ広がり、累計閲覧数は25億回以上という驚異的な数字を記録している。
2020年に原作小説は完結したが、その後もエピローグシリーズの配信やWEB漫画版の連載が続き、英語・日本語・フランス語を含む10言語で世界配信。日本では「LINEマンガ」での連載をきっかけに単行本(KADOKAWA刊・全4巻)が発売され、アニメ化も発表されるなど、根強い人気を誇ってきた。
小説の世界が現実に――“唯一の読者”が挑むサバイバル
物語の舞台は、ある日突然、小説の世界と現実がリンクした崩壊後の世界。主人公キム・ドクシャは、10年以上読み続けてきたWEB小説「滅亡した世界で生き残る三つの方法」の“唯一の読者”だ。
小説の最終話に絶望したその日、作者から届いた一通のメッセージをきっかけに、物語の世界は現実となる。結末を知る唯一の存在となったドクシャは、仲間たちと共に数々のデスゲームへと巻き込まれていく。
「これは、俺の物語<人生>だ」――最悪な結末を書き替える戦いは、逃げ続けてきた自身の人生と向き合う戦いでもあった。
ゲームのような世界観、ディストピア的な映像表現、極限状況に置かれた人間たちの葛藤が交錯する、かつてないスケールのサバイバル・ファンタジーが描かれる。
アン・ヒョソプ、映画初主演で“読者”ドクシャ役に挑戦
主人公キム・ドクシャを演じるのは、本作が実写映画初主演となるアン・ヒョソプ。「浪漫ドクター キム・サブ」シリーズや「社内お見合い」で人気を博し、近年はグローバル作品への出演も相次ぐ注目俳優だ。日本では「徹子の部屋」出演も話題となり、知名度と人気を急速に高めている。
一方、ドクシャが読んでいた小説に登場する伝説的存在ユ・ジュンヒョク役には、韓国を代表するスター、イ・ミンホ。「花より男子~Boys Over Flowers~」をはじめ、「青い海の伝説」「ザ・キング:永遠の君主」など数々のヒット作で圧倒的存在感を示してきた。
チェ・スビン、ナナ、ジス(BLACKPINK)ら実力派&人気キャスト集結
共演には、チェ・スビン、シン・スンホ、ナナ(AFTERSCHOOL)、そしてBLACKPINKのジスといった豪華な顔ぶれが集結。それぞれが崩壊した世界で生き抜くキャラクターを演じ、物語に厚みを与えている。
韓国では公開初週ランキング1位を獲得し、台湾では歴代韓国映画1位を記録。シンガポール、ベトナムなどアジア各国でも大ヒットを記録しており、日本公開への期待も高まるばかりだ。
大迫力の予告映像&日本語ナレーションにも注目
今回解禁された予告映像では、「作者様、この小説は、最悪です。」というドクシャの独白から物語が幕を開ける。現実が崩壊し、小説の世界が具現化する衝撃の展開、仲間たちと共に立ち向かう決意、そして激しいアクションシーンが畳みかけるように映し出される。
日本語ナレーションを担当するのは、声優・小林裕介。「Re:ゼロから始める異世界生活」をはじめ、数々の異世界作品で活躍してきた小林の声が、本作の世界観をより一層引き立てている。
“物語の結末を書き替える”運命の戦いが始まる
「俺だけが知っている小説の世界が現実になった」
その斬新な設定と予測不能なストーリーで、観る者を一気に引き込む映画「全知的な読者の視点から」。原作ファンはもちろん、初見の観客にも強烈なインパクトを残す一作となりそうだ。
映画「全知的な読者の視点から」は、2026年3月20日(金)全国公開。今後の続報にも注目したい。
◇YouTube|映画『全知的な読者の視点から』予告