『シャドウズ・エッジ』ジャッキー・チェンとレオン・カーフェイの一騎打ちバトル映像が解禁

17時00分映画
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ジャッキー・チェン最新作『シャドウズ・エッジ』が中国で4週連続興行収入ランキング1位を記録し、公開から約1か月で興行収入12億元、日本円で約250億円を突破する大ヒットとなっている。現在も勢いは衰えず、サイバー・バトル・アクションとして大きな注目を集めている。



舞台はマカオ。華やかな街の裏側で正体不明のサイバー犯罪集団が暗躍し、警察が追い詰められる中、最後の切り札として呼び戻されたのが、元マカオ警察の追跡のエキスパート・黄徳忠だ。すでに現役を退いていた黄徳忠は、若き精鋭たちとチームを組み、最新テクノロジーと旧式の捜査術を駆使して犯罪集団の“影”を追う。

主演は、アクション映画界の伝説ジャッキー・チェン。犯罪集団の首領で元暗殺者・傅隆生を演じるのは、『愛人/ラマン』のレオン・カーフェイで、両者の共演は『THE MYTH/神話』以来、約20年ぶりとなる。犯罪集団の中核メンバーには、K-POPグループSEVENTEENのジュンが名を連ね、初の悪役として華麗なアクションを披露する。そのほか、チャン・ツィフォンやツーシャーら中国の若手スターが出演し、監督はジャッキーと『ライド・オン』に続きタッグを組むラリー・ヤンが務める。

公開後は高評価が相次ぎ、映画レビューサービスFilmarksでは12月第2週公開作品の初日満足度ランキングで1位を獲得した。中でも今年屈指の名バトルと評されているのが、伝説の刑事ジャッキー・チェンと元暗殺者レオン・カーフェイによる壮絶な一騎打ちだ。今回、そのバトルシーンの一部が特別に解禁された。

映像では、黄徳忠が犯罪集団の首領で“影”と呼ばれる傅隆生の居場所を突き止め、カフェの屋根裏へと追い詰める。傅隆生は鋭いナイフさばきで応戦し、互いに喉元まで迫る攻防を繰り広げる。セリフは一切なく、荒い息遣いと動き、ナイフの音だけが響く緊迫感あふれる死闘が描かれる。

このシーンについてジャッキー・チェンは、「短刀を使った狭い空間でのアクションは非常に難しく、おそらく本作で最も大変なシーンだった」と振り返る。レオン・カーフェイも、「狭い空間で立って戦うことすら困難で、連続したカットの撮影は過酷だった」と語りつつ、「私はジャッキーの映画人生において、彼をあれほどまでに打ちのめせる唯一の悪役俳優だと自負している」と自信をのぞかせる。

現在71歳のジャッキー・チェンと67歳のレオン・カーフェイによる死闘について、ラリー・ヤン監督は「無駄な言葉のない、目線と動きだけで語られる純粋な戦いだ。長年眠っていた獅子たちが目覚めた」と最大級の賛辞を送る。

本作で描かれる二人の激突は、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のベテラン対決に続く、まさに“最強のベテラン対決”といえる。瞬き厳禁の死闘が、新たな伝説と圧倒的なヴィランの誕生を観客に刻み込む。

ジャッキー・チェンとレオン・カーフェイの一騎打ちバトル映像