「マイ・ラブリー・ジャーニー」第1-2話:芸能界に居場所を失ったコン・スンヨン、代理旅行を通じて新たな道を歩み始める【ネタバレ】

12月29日21時00分ドラマ
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日本の小説を原作にChannel A土日ドラマとして放送された「여행을 대신해 드립니다」(あなたの旅、代行します/My Lovely Journey-)が、邦題「マイ・ラブリー・ジャーニー」としてNHKBSで2026年1月8日より毎週木曜18時より全10回で放送する。ここでは第1話と第2話のあらすじを先取り紹介(ネタバレあり)



第1話と第2話ではアイドルとしてデビューしながらも人気に恵まれず、未来を信じて旅番組1本で細々と活動してきた芸能人ヨルムが、大きな挫折と、代理旅行という未知の依頼に困惑しながらも、新たな道を歩み始める様子が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)

「マイ・ラブリー・ジャーニー」は、一度もセンターになれなかった元アイドルの旅リポーターが、依頼された旅行を代行しながら、真の成功と人生の意味を見出していく姿を描く“癒しトリップ”ドラマ。原田マハ著の小説『旅屋おかえり』が原作。日本でも2021年にNHKで安藤サクラ主演でドラマ化された。

■キャスト
カン・ヨルム役:コン・スンヨン
オ・サンシク役:ユ・ジュンサン
イ・ヨンソク役:キム・ジェヨン
ユ・ハナ役:ホン・スヒョン
ヒョン・パラム役:オ・ヒョンジュン
 ほか

■第1話「私の初旅行(나의 첫 번째 여행)」あらすじ

あなたの旅画像:Channel A「여행을 대신해 드립니다」EP.1よりガールズグループとしてデビューするも人気が出ず、旅行リポーターとして芸能界で活路を見出そうとするカン・ヨルム(コン・スンヨン)はロケ地でのソンPD(ドン・ヒョンベ)のパワハラにもめげずに体を張るが、得体のしれない飲み物を飲まされ、蜂の大群に襲われ、入院を余儀なくされトラブル続き。

オグエンターテインメント代表オ・サンシク(ユ・ジュンサン)は、ガールズグループの失敗でオファーももらえず頭を抱えるが、看板スターだったヨルムの唯一の旅行番組まで打ち切られてしまい、ヨルムも自信を失ってしまう。サンシクはテレビ局に飛び込んで抗議するが、番組打ち切りの真意がロケで遠出したくないソンPDの勝手な判断だと発覚。彼女を密かに気にかけていた映画監督志望の編集者イ・ヨンソク(キム・ジェヨン)の助けもあり、ソンPDの悪行を上司に告発した。

結局はスポンサーの撤退で番組が打ち切りになったと知ったヨルムはスポンサー会社に直談判に向かうが、そこで容姿を否定されただけでなく、自分と違いスターになったかつての親友と恋人チャ・シワン(カン・ドンホ)と再会し、自信を失って独りで涙を流す。

仕事を失い困惑するオグインターテインメントに国際郵便が届く。塞ぎ込んでいたヨルムは突然呼び出され、代理旅行の依頼を頼まれ困惑する。思い入れの詰まった念珠を渡され、アメリカで旅行番組を見てヨルムのファンになった依頼人ケイト(キム・ヘファ)から代わりに扶余へ行ってほしいと頼まれる。芸能界での再起を優先したいヨルムは次へ繋がるステップにもならない代理旅行を断り、考え抜いた末に引き受けるが、、カメラも台本もなくたった一人で旅行をするか辞めて故郷に帰れというサンシクの言葉に、捨てられたと感じ、失望感から扶余へ旅立つ。

■見どころ

物語の序章となる第1話では半分以上、旅行レポーターとして文句も言わずにたった一つの出演番組を守り抜いてきた元アイドルのヨルムのひたむきな性格と、芸能界で再起を果たしたい切実な状況が描かれた。

アイドルグループとしてデビューするも、人気に恵まれず、PDのむちゃくちゃな要求にも耐えながら必死に芸能界にしがみつこうとする芸能人の生々しい事情を描き出しながらも、彼女は唯一の出演番組の打ち切りという人生の終わりのような出来事にどんどん塞ぎ込んでいってしまうのだが、そこで作品の核となる「代理旅行」の依頼が舞い込み、進みたい道とは全くかけ離れた意外な依頼に彼女が葛藤する場面で第2話へと続く。果たして「代理旅行」が夢破れた彼女にどんな影響を与えるのか興味が高まる。



■第2話「結局、私だけ捨てられたんです(결국 저만 버려졌다고요)」あらすじ

あなたの旅画像:Channel A「여행을 대신해 드립니다」EP.2より代理旅行を引き受けるに当たって、大喧嘩したサンシクとヨルム。テレビ局での編集のバイトをクビになり、偶然居合わせたヨンソクはヨルムを気にかけながらも、サンシクの真意に気づいていた。

サンシクに突き放されたと感じたヨルムは、かつて小さな島の漁村からソウルに上京する際に、父から成功するまで帰るなと言われたことを思い出す。ソウルにも故郷にも居場所を失ったヨルムはただ宛てもなく汽車を待つが、途中で出会った女性が念珠に気づいて話がはずみ、大田から扶余行きのバス代をもらったので、結局はケイトに依頼された扶余を目指すことに。

こうして彼女の初めての一人旅が始まるが、到着するやいなや悪天候に見舞われ、行く宛てを失い、コンビニでスマホの充電を頼むが、店員ヒョンシク(ソ・ジェウ)は勝手に彼女を盗撮してSNSにアップしてしまい、正体がバレたヨルムはスマホを置いたまま飛び出してして、土地勘のない夜の扶余をさまよい歩く。一方、自分の言葉を後悔したサンシクは、ハナ(ホン・スヒョン)にも責められ、ヨルムがどこに行ってしまったのか心配し始める。SNSを見て彼女の居場所を知ったヨンソクはコンビニに連絡すると店員を脅してスマホを守り抜く。

一人旅の経験値0なヨルムはようやく食堂を見つけ、食べたこともないような美味しいローカルフードに感動。そしてスマホを置いてきたことにようやく気づくがヒョンシクは食堂主人(パク・ヘジン)の孫だった。食堂にそのまま泊めてもらったヨルムは主人から教えてもらった念珠の情報を頼りに古刹を訪ね、ヒョンシクからもらった自撮り棒で、ケイトに向けた旅レポート撮影を始める。

たった一日で知らない人からの親切をたくさん受け、代理旅行レポートをしていくうちに、新しい自分に出会ったような気分になったヨルムの表情が明るくなっていく。念珠の材料になった木に辿り着いたヨルムは再び撮影を始めるが、そこでケイト瓜二つの女性に声をかけられるが、彼女は木を勝手に撮影したことに怒り、どこかに消えてしまう。

心配してヨンソクと共に扶余にやってきたサンシクは、ヨルムを見て安心するものの、勝手に出ていって連絡が取れなかったヨルムに再び強気に叱りつけ、親子のような喧嘩が再び始まった。ヨンソクが遠くから呆れて見守る中、結局ヨルムはサンシクの言葉で、まだ自分の夢が永遠に潰えてしまったわけではないことに気付かされた…。

■見どころ

第2話では芸能人としてのステップに繋がらない「代理旅行」を拒んでいたヨルムが、サンシクとの大喧嘩の末に行く宛てを失い、偶然重なった出会いから代理旅行先の扶余に降り立ち、親切な人々との出会いを経て、「代理旅行」を開始し、心の癒やしと成長を経験していく様子が描かれた。

扶余での親切な人々との出会いや、会えば喧嘩になるものの父親のようにヨルムを心配するサンシクや、密かに彼女を見守っていた映画監督志望のヨンソクらの存在で、ハートフルな物語が紡がれていく一方で、依頼人と瓜二つだがヨルムの訪問を歓迎しない謎の女性が登場するなど、ミステリーの要素も登場し、物語に深みを与えている。


「マイ・ラブリー・ジャーニー(原題:あなたの旅、代行します)」はChannel A土日ドラマとして2025年8月2日から8月31日まで放送された。日本ではNHK BS にて2026年1月8日より毎週木曜18時より放送される。オリジナル版の関連動画は以下のYouTubeにて視聴できる。

YouTube|채널A「여행을 대신해 드립니다」(関連動画一覧)
Channel A「여행을 대신해 드립니다」HP

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