チソンは“正す”道へ、パク・ヒスンは“隠す”側へ―「二度目の裁判」、正義と権力が激突するハイライト公開

11時15分ドラマ
画像:MBCdrama公式X「판사 이한영」ハイライト映像より

MBCが2026年1月2日に放送開始する新金土ドラマ「二度目の裁判」(原題:판사 이한영=判事イ・ハンヨン)が、初回放送を目前に控え、物語の核心を凝縮したハイライト映像を公開した。

正義を取り戻そうとする判事と、権力を維持しようとする上層部。チソンとパク・ヒスン、正反対の信念を持つ二人の対峙が、重厚な緊張感をもって描かれている。



「二度目の裁判」(企画:チャン・ジェフン/脚本:キム・グァンミン/演出:イ・ジェジン、パク・ミヨン)は巨大ローファームの操り人形として不当な判決を積み重ねてきた判事が、ある日突然“10年前”に戻り、全く違う選択を通じて巨悪へ立ち向かうという回帰型リーガルドラマだ。

ハンヨンはかつて、被害者の声よりも自らの立場を守る判決を下し続けてきた。その冷酷さは、母親の信頼さえ失わせるほどだった。

転機となったのは、義父でありローファームの実権者でもあるユ・ソンチョルに向けた決別宣言だ。
「私とローファームの取引は、ここまでです」
自ら鎖を断ち切ったその選択は、結果的に彼を命の危険へと追い込み、雨の中で血を流して倒れるという最悪の結末を招く。しかし次に目を覚ました場所は、10年前の2025年だった。

“やり直し”の機会を得たハンヨンは、「もう一度、正す」と静かに誓い、かつてとは異なる道を歩み始める。
そんな彼の前に現れるのが、ソウル中央地裁の刑事首席部長判事カン・シンジン(パク・ヒスン)だ。秩序と権力を重視し、「隠すべきものは隠す」という価値観を持つシンジンは、ハンヨンに興味を示しつつも、危うい距離感で接近してくる。

「この力を、君と一緒に使いたい」
甘い言葉で取り込もうとするシンジンに対し、ハンヨンは表向きは協調を装いながら、内心では明確な敵意を燃やす。
“前の人生”では交わることのなかった二人が、今世では最初から深く絡み合う――この皮肉な構図が、物語の緊張感を一気に高めていく。

さらに、検事キム・ジナ(ウォン・ジナ)は「チャン・テシクを捕まえるために検事になった」と明確な目的を掲げ、危険な脅迫にも屈しない強さを見せる。ハンヨンは彼女に連帯を提案し、記者ソン・ナヨン(ペク・ジニ)、検事パク・チョルウ(ファン・ヒ)、ソク・ジョンホ(テ・ウォンソク)ら仲間たちと共に、“判ヴェンジャーズ”とも呼ぶべき正義のチームが形作られていく。

正義を選び直す男と、権力を守ろうとする男。
「今回の人生で、どんな人生を生きるのか」
ハンヨンのこの言葉が示す通り、『判事 イ・ハンヨン』は単なる復讐劇ではなく、人生の選択そのものを問いかけるドラマとして、強い印象を残しそうだ。

MBC新金土ドラマ「二度目の裁判」は、2026年1月2日(金)21時40分より初放送される。ハイライト映像はYouTubeにて視聴できる。

판사 이한영 하이라이트](ハイライト映像)

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