「マイ・ラブリー・ジャーニー」第5-6話：函館に降り立ったコン・スンヨン、ともさかりえの怪しげな行動に依頼の謎深まる【ネタバレ】

日本の小説を原作にChannel A土日ドラマとして放送された「여행을 대신해 드립니다」（あなたの旅、代行します/My Lovely Journey-）が、邦題「マイ・ラブリー・ジャーニー」としてNHKBSで2026年1月8日より毎週木曜18時より全10回で放送する。ここでは第5話と第6話のあらすじを先取り紹介（ネタバレあり）

第5話と第6話では、ゴールデンレトリバーを連れた代理旅行の本当の理由が判明し、函館を訪れたヨルム（コン・スンヨン）が怪しげな女性ハルコ（ともさかりえ）とたびたび鉢合わせし、物語は新たなミステリーに突入した。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう（ネタバレあり）

「マイ・ラブリー・ジャーニー」は、一度もセンターになれなかった元アイドルの旅リポーターが、依頼された旅行を代行しながら、真の成功と人生の意味を見出していく姿を描く“癒しトリップ”ドラマ。原田マハ著の小説『旅屋おかえり』が原作。日本でも2021年にNHKで安藤サクラ主演でドラマ化された。

■キャスト
カン・ヨルム役：コン・スンヨン
オ・サンシク役：ユ・ジュンサン
イ・ヨンソク役：キム・ジェヨン
ユ・ハナ役：ホン・スヒョン
ヒョン・パラム役：オ・ヒョンジュン
　ほか

■第5話「犬を盗んだカン・ヨルム？！（개를 훔친 강여름?!）」あらすじ

画像：Channel A「여행을 대신해 드립니다」EP.5より具合が悪くなったジニが、旅行中に立ち止まった食堂に共通して写っていた俳優イ・ジョンウ（チン・グ）。ヨルムは食堂の主人からかつてこの辺りで映画の撮影が行われていたことを聞かされるが、近年ジョンウの芸能活動は皆無だった。翌朝、ジニを動物病院に迎えに行ったヨルムは、なぜ誰かの犬を連れているのか聞かれているが、秘密厳守のため真実を伝えられず。ジニが持病を患っていることを聞いたヨルムは悩んだ挙げ句飼い主に連絡するが冷たくあしらわれ、怒ってしまう。

依頼人に頼まれた最後のスポットを訪れたヨルムは獣医と再会し、ジニが盲導犬だったという驚きの事実を知ることになる。さんざんわがままだと思っていたジニが、実はずっと自分を気遣いながら歩いてくれたことに気づき涙を流すヨルム。山荘を営むオーナー（イ・イルファ）からもジョンウの名前を聞いたヨルム。

サンシク（ユ・ジュンサン）も事務所の写真を見て、幼くして亡くなった娘を送り出して浦項で元妻ソナ（ユ・ジヨン）と過ごした記憶を思い出す。翌日、依頼人は秘密厳守を破ったヨルムを契約違反で訴えると警告。ヨルムは臆せず荷物だけ依頼人に届けろと言い電話を切ってしまう。ヨルムが送った箱には、ジョンウを慕う浦項の人々のメッセージが込められていた。

ヨルムは初恋の思い出が籠もった指輪がジニのフンと共に花壇に植えられたと知り、笑顔で初恋を整理した。
彼女は本気でジニを育てると冗談を飛ばすが、サンシクがジョンウを連れてくると、ジニはすぐにジョンウのもとへ駆け寄った。こうしてヨルムは初恋で叶わなかった海辺での夢をヨンソク（キム・ジェヨン）やパラム（オ・ヒョンジュン）と共に実現した。

そして早くも次の代理旅行に向かったヨルムは函館にいた。始めての海外旅行に緊張と楽しみが入り混じるヨルム。同じ頃、ハルコ（ともさかりえ）もまた函館を訪れ、二人は奇妙な縁が二人を結ぶことになる…。

■見どころ

第5話ではゴールデンレトリバーのジニに関する謎が明らかになり、代理旅行が、視力を失って芸能界から姿を消した俳優ジョンウが、病気で引退を余儀なくされた盲導犬ジニに送ったプレゼントだったことが明かされた。中間中間で仄めかされたジョンウ＝悪い飼い主という先入観が、最後には美しいドラマに変わり、視聴者を温かい気持ちにさせた。

ラストでは次回の導入としてヨルムが函館を観光する姿や、ともさかりえが重要なキーパーソンとして登場する場面が登場し、日本を舞台にどんなヒューマンドラマが繰り広げられるのか期待を高めた。

■第6話「怪しい女に出会った（수상한 여자를 만났다）」あらすじ

画像：Channel A「여행을 대신해 드립니다」EP.6より毎年、誕生日になると東京から函館を訪れるハルコ（ともさかりえ）。毎年の恒例行事を過ごす彼女は、ホテルでよく知る人物そっくりの人影を見て驚く。一方、初めての飛行機、初めての海外旅行にときめくヨルム。二人は同じ路面電車に乗り合わせるが、ヨルムが路面電車を慌てて降り、ハルコは彼女が落としたヘアゴムを見て過去の記憶を思い起こす。

ヨンソクは報告がそっけないヨルムにやきもきし、サンシクは営業で日本を訪れた時のことを思い出していた。観光地を巡っていたヨルムはヨンソクから借りたカメラを置き忘れてきたことに気づき、交番に駆け込むが言葉が通じず途方に暮れる。路面電車の営業所に向かったヨルムはカメラが届いていることに安心。カメラはハルコが営業所に届けてくれていた。

サイクリングを楽しむハルコは、まだ若かった頃に韓国で出会った青年との初恋を思い出していたが、突然飛び出したヨルムをよけようとして転んでしまう。妙な縁から一緒に豪勢な食事をすることになったヨルムだが、事故の責任を取って全額を支払ってと微笑むハルコの図々しさに、詐欺に遭ったと困惑してしまう。函館山でハルコと再び遭遇したヨルムは警戒するが、彼女の誕生日が翌日だと知り、飲み代は払ってくれるという言葉に彼女への警戒を解いた。

カタコトの韓国語と翻訳機のおかげで打ち解けていく。しかし、お金が一番大事というハルコの言葉に徐々に違和感を感じ始め、トイレから戻るとハルコが隣の女性の財布を盗んでいるのを目撃し、これ以上関わり合いにならないようその場を立ち去った。彼女は依頼の理由についても疑念を抱き始める。

翌日もおしゃれなカフェを訪れ、依頼人のおすすめの裏メニューを注文したヨルム。店員は誰から教えてもらったのかと尋ねるが、依頼人が医者だと知り怪訝そうな表情を浮かべた。ヨルムは赤レンガ倉庫でハルコを見て避けるように逃げる。一方、映像を編集していたヨンソクも送られてきた映像や写真のどれにもハルコが写っていることに気づき、ヨルムに注意を促す。ヨルムは依頼人チャ・ヨンフン（ハ・ソクジン）から渡された手紙とハルコの筆跡が一致することに気づくのだった…。

■見どころ

第6話では依頼の背景については詳しく描かれないまま、舞台を函館に移し、主人公ヨルムが日本人にも馴染みが深い函館の観光名所を散策する様子が描かれた。函館でのエピソードでもやはり登場したミステリー要素。今回重要な鍵を握るのはともさかりえが演じるハルコだ。ヨルムの行く先々に不気味なぐらい偶然に現れ、詐欺やスリとも思しき怪しい行動を取る彼女。時々描かれる若かりし頃、韓国での恋愛の回想や、ラストで明かされた依頼人ヨンフン（ハ・ソクジン）との関係が謎を深め、第7話への好奇心を駆り立てる。

「マイ・ラブリー・ジャーニー（原題：あなたの旅、代行します）」はChannel A土日ドラマとして2025年8月2日から8月31日まで放送された。日本ではNHK BS にて2026年1月8日より毎週木曜18時より放送される。オリジナル版の関連動画は以下のYouTubeにて視聴できる。

◇YouTube｜채널A「여행을 대신해 드립니다」（関連動画一覧）
◇Channel A「여행을 대신해 드립니다」HP

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