イ・ビョンホン×ソン・イェジン共演、パク・チャヌク監督『しあわせな選択』ティザー&特報解禁
2026年の米国アカデミー賞Ⓡ国際長編映画賞の韓国代表に選出された、パク・チャヌク監督の最新作『しあわせな選択』(原題:어쩔 수가 없다/No Other Choice)が、2026年3月6日(金)より全国公開されることが決定した。これにあわせて、ティザービジュアルと30秒の特報映像が12月26日(金)8時に一斉解禁された。
本作は『オールド・ボーイ』でカンヌ国際映画祭グランプリ、『別れる決心』で同映画祭監督賞を受賞した韓国映画界の巨匠パク・チャヌク監督による最新作。現代社会における「突然の解雇」という誰もが直面し得る現実を題材に、人間ドラマ、スリラー、そして異例のユーモアを融合させた意欲作となっている。北米配給権は『パラサイト 半地下の家族』と同じNEONが獲得し、世界的な注目を集めている。
本作はヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、トロント国際映画祭では国際観客賞を受賞。さらにゴールデングローブ賞ではミュージカル/コメディ部門の作品賞、主演男優賞、非英語作品賞の3部門にノミネートされるなど、国際的な評価を獲得している。
主人公・マンス役を演じるのは、世界的ヒットドラマ「イカゲーム」で知られるイ・ビョンホン。パク・チャヌク監督とは『JSA』以来25年ぶりのタッグとなり、本作でゴールデングローブ賞主演男優賞に韓国人として初めてノミネートされた。マンスの妻ミリ役には、ドラマ「愛の不時着」で国際的な人気を誇るソン・イェジンが出演し、結婚・出産後の復帰作として青龍映画賞主演女優賞を受賞した。さらにイ・ソンミン、パク・ヒスン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンら実力派キャストが脇を固める。
●ヒョンビン&ソン・イェジン、“夫婦同時受賞”
解禁されたティザービジュアルには、主人公マンスの家と庭を中心に、家族やライバルたちの姿が象徴的に描かれている。長く花を咲かせる百日紅(サルスベリ)が印象的に配置され、「繁栄」や「長寿」といった意味合いとともに、マンスの守るべきしあわせを暗示する構図となっている。「家族のために、正しく狂う。」というコピーが、物語の核心を強く印象づけている。
30秒の特報映像では、25年間勤めた製紙会社を突然解雇されたマンスが、再就職に奔走する姿がスリリングに描かれる。妻ミリの「皆殺しにするの」という一言をきっかけに、人生を賭けた“就活サバイバル”へと踏み出していく展開が、強烈な余韻を残す内容となっている。
◇特報映像YouTube リンク
『しあわせな選択』は、2026年3月6日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開される。