「メイド・イン・コリア」超ロング日本語に挑戦の諜報員ヒョンビン、検事チョン・ウソンと麻薬を巡り対立【第1話第2話】
Disney+(ディズニープラス)の話題の韓国ドラマ「メイド・イン・コリア」(메이드 인 코리아)第1話と第2話が12月24日にの独占配信を開始した。
第1話と第2話ではよど号ハイジャック事件という実際に起こった事件でスリリングに幕を開け、表向きは中央情報部の諜報員であるギテ(ヒョンビン)の内に秘めた野心と、正義を追うゴニョン(チョン・ウソン)の対立の幕開けが描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)
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「メイド・イン・コリア」(메이드 인 코리아)は、激動の1970年代を舞台に、富と権力への欲望に溺れる男ギテと、彼の前にたちはだかる正義感が強く、不正を見つけるとものすごい執念で執拗に追求する検事ゴニョンという2人の男をめぐる壮大かつスリル溢れる本格サスペンスシリーズ。
【「メイド・イン・コリア」を2倍楽しむ】では、制作発表会レポート、全話あらすじ・みどころ、人気・評判などドラマを深掘り。
■キャスト⇒【キャスト・キャラクター(俳優・登場人物)を人物相関図・画像付きで徹底紹介】
ペク・ギテ役:ヒョンビン
チャン・ゴニョン役:チョン・ウソン
ペク・ギヒョン役:ウ・ドファン
ペ・グムジ役:チョ・ヨジョン
オ・イェジン役:ソ・ウンス
チェ・ユジ役:ウォン・ジアン
ほか
■第1話「ビジネスマン」あらすじ
1970年の東京、イケダユウジという人物との接触を依頼され、福岡に向かう飛行機に乗り込んだマツダケンジ(ヒョンビン)。命運を賭けた取引に向け飛行機は飛び立つが、直後に赤軍派グループによってハイジャックされ、飛行機は北朝鮮へ行き先の変更を余儀なくされる(よど号ハイジャック事件)。日本政府も未曾有の事態に手をこまねく中、機長の機転で飛行機は目的地の福岡に到着。しかし、赤軍はは燃料を要求し、ケンジらは人質として機内に取り残されてしまう。犯人たちが仲間割れを始め、人質に手を出そうとした時、ケンジは革命を成功させるために女性や子供を解放して世論を味方につけるべきだと犯人たちを説得。懐疑的だった犯人たちもケンジがトランクに隠し持っていた大量の覚醒剤を目にして、彼の提案に乗じることに。政府が要求を呑み、犯人たちは大量の覚醒剤とともに北朝鮮へ向かえると歓喜。
折しも米軍から金浦空港の管制指揮権を取り戻した韓国にハイジャックの一報が知らされると、独裁政権下の大統領直轄諜報機関だった中央情報部は北朝鮮よりも先に旅客機を抑えることを指示。管制は北朝鮮を装い、飛行機を金浦空港に着陸させるもすぐに気づかれ事態は緊迫。乗客の安全優先を求める日本と、飛行機の誘導を否定する韓国両政府も今後の方針を巡って意見が相違する中、包囲され苛立つ犯人たちにも冷静に人質の解放を提言したケンジは、交渉が成立しないと見るや乱闘を始め、犯人たちも持っていない拳銃で制圧すると、犯人の代わりに政府への要求を考え始めた。こうして人質は解放され、赤軍はは北朝鮮への亡命に成功した。
こうして福岡に到着したケンジはイケダユウジと名乗る女性(ウォン・ジアン)と接触を果たすが、覚醒剤を赤軍派に渡してしまったため、取引は破談になってしまう。ケンジの正体は中央情報部釜山支部情報家長ペク・ギテだった。中央情報部による旅客機の金浦空港への誘導は、彼が最初に解放された人質に託した暗号によるものだった。咄嗟の判断を褒められるも、彼には上司にも隠している秘密があった…。
■見どころ
第1話ではよど号ハイジャック事件という実際に起きたハイジャック事件をベースに主人公ギテの冷静なビジネスマンという表向きな顔と、裏で危険な取引を仕切る二面性が視聴者を惹きつけた。本作は日本の俳優陣も多数出演し、1970年代の日韓をまたぐ国際的な舞台設定が物語に緊張感を与えている。初めは回の大半でヒョンビンが日本語に挑戦している点に注目したい。謎多きビジネスマンとして登場したヒョンビンがラストで中央情報部の諜報員であることが明かされ、大きな権力や裏社会の構図が暗示され、これからのストーリー展開を期待させた。●クリスマスを制するのはヒョンビンかジュノか?「メイド・イン・コリア」vs「CASHERO」真っ向勝負
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■第2話「犬の力」あらすじ
ギテら釜山支局は、釜山を陰で牛耳るマンジェ組という暴力団から金を受け取っていたが、支局はゴニョンが組を嗅ぎ回っていることに警戒心を強めていたが、ギテは自分一人で問題なく片付けられると考え、ゴニョンの身辺を探らせ、福岡で会ったユウジの正体が在日のチェ・ユジだと突き止める。陸軍に入った弟ギヒョン(ウ・ドファン)に対して強い支配欲を持つギテだが、ギヒョンは自分のことは自分でしたいと言い、兄弟の間には気まずい空気が流れる。
ゴニョンは米兵にメモについて聞き取りを行い、その夜麻薬の取引が行われることを突き止め、検事志望の捜査官のオ・イェジン(ソ・ウンス)と売人夫婦になりすまして覚醒剤の取引に潜入するが、そこに現れたのはマンジェ組のナンバー2カン・デイル(カン・ギル)だった。イェジンの大活躍でデイルを捕らえたゴニョンは、組長マンジェ(イ・セホ)の情報と引き換えにデイルを釈放した。イェジンに作戦を明かしたゴニョンはギテについても言及。
一方のギテも昼食時の不在を狙って、中法情報部の立場を利用して検察庁に乗り込むと、マンジェ組についての捜査状況や麻薬捜査の資料を確認。そして戻ってきたゴニョンに中央情報部が反共として捜査しているという理由でマンジェ組の捜査から手を引くよう言い放った。驚くほど簡単に身を引いたゴニョンだが、ギテは仕掛けた盗聴器を通じて、ゴニョンがマンジェ検挙を諦めていないことを知る。
手に入れた情報を頼りにホテルでマンジェと日本のヤクザの密談を盗聴するゴニョンら麻薬捜査班。その付近には麻薬捜査班を盗聴するギテ。ホテルは突然停電になり、麻薬捜査班はマンジェの部屋に突入するが、ギテらに催涙弾を投げ込まれ、マンジェらを逃してしまう。局長はマンジェをためらいなく射殺し、デイルを利用し始める。
デイルを生かすよう提案したギテが覚醒剤ビジネスへの野心をあらわにする一方、マンジェ組謙虚作戦に失敗したゴニョンらは盗聴器を探し出し、ギテが一連の事件に関与している確信を掴む…。
■見どころ
第2話では、中央情報部の諜報員であり麻薬に関連した裏社会にも繋がるギテと対立する正義の検事ゴニョンのキャラクターについて深く掘り下げられ、麻薬事件を追う中で、1970年代特有の米軍との関係や治安制度、政治・諜報機関・裏社会が交錯する世界観が浮き彫りになった。理想を貫く検事ゴニョンと、国家と闇の間で揺れ動くギテの対立が次第に交錯し、ゴニョンの捜査とギテの政治的策謀がこのようなストーリー展開をもたらすのか、次週配信予定の第3話第4話への期待を高めた。●【配信開始】また“よど号事件”と思ったら違った―「メイド・イン・コリア」が本気を出す第2話以降
「メイド・イン・コリア」は、Disney+にて12月24日に2話、12月31日に2話、1月7日に1話、1月14日に1話、全6話が順次配信される予定だ。ヒョンビンとチョン・ウソン、二大スターの激突が描く“国家と欲望の物語”から目が離せない。