世界が注目する多言語ロマンス Netflix「恋の通訳、できますか?」賛否が分かれたポイント
Netflixオリジナルシリーズ「恋の通訳、できますか?」(이 사랑 통역 되나요?)は、多言語通訳士とトップスターという異色の組み合わせによるロマンスを描いた作品だ。
登場人物たちは互いの言語や文化を理解しながら距離を縮めていくが、視聴者の受け止め方にはさまざまな意見が寄せられている。物語が第1話から最終話まで進むにつれ、演出や展開について好みが分かれる部分もあり、「この物語がどの方向を目指しているのか」を考えさせられる場面が続いた。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「恋の通訳、できますか?」は、無名俳優だったチャ・ムヒが、過去に縁のあった通訳士チュ・ホジンと成功の頂点で再会するところから始まる。チュ・ホジン役をキム・ソンホ、チャ・ムヒ役をコ・ユンジョンが演じ、二人の関係性の変化が物語の軸となる。キャスティングは話題性が高く、制作発表の段階から注目を集めていた。
キム・ソンホにとっては、ロマンティックコメディというジャンルで再び主演を務める作品となり、これまでのイメージとは異なる一面を見せる機会でもあった。また、三角関係の一角を担うヒロ役には福士蒼汰が起用され、国境を越えたキャスティングが作品の特徴のひとつとして打ち出されている。
脚本は、数々のヒット作を生み出してきたホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)が担当。久々に現代劇のロマンティックコメディを手がけるという点でも関心を集めた。感情に正直なヒロインと、最初は距離を置きながらも次第に惹かれていく男性という王道のロマンス構造を基盤に、秘密の共有や心の癒やしといった要素が物語に盛り込まれている。
一方で、登場人物の設定や関係性については、どこか既視感を覚えるという声もあり、作品全体の印象は視聴者によって分かれている。全12話構成の中で、サブキャラクターのエピソードが物語に彩りを添える場面もあれば、テンポについて好みが分かれる部分も見られた。
制作陣はグローバルロケーションも本作の見どころとして挙げている。カナダやイタリアで撮影された映像はスケール感を演出し、国際的な舞台設定を強調している。ロケ地の美しい風景は、登場人物たちの感情の動きを視覚的に補完する役割を果たしている。一方で、アメリカ航空宇宙局(NASA)が世界有数のオーロラ観測地として選定しているカナダ・イエローナイフを舞台にしたシーンでは、CGで表現された“明るい昼間のオーロラ”について、表現のリアリティに好みが分かれたという声も見られた。
作品に対する評価はさまざまだが、注目すべき点としてグローバルでの反響の大きさが挙げられる。コンテンツランキングサイト「フリックス・パトロール」によると、本作は韓国をはじめ、ベトナム、シンガポールなどで1位を記録し、19日基準でグローバルランキング3位にランクイン。日本でも20日現在、「今日のシリーズTOP10(日本)」で4位につけている。
【「恋の通訳、できますか?」を2倍楽しむ】では、ロケ地紹介や制作発表会レポート、視聴者の反応などを紹介している。全話あらすじと見どころも随時紹介していく。