小池栄子主演、刑務所×料理の社会派コメディー NHKドラマ「ムショラン三ツ星」制作開始

22時00分ドラマ

NHKは2026年5月に45分×5話構成で放送を予定している、ドラマ「ムショラン三ツ星」の制作開始を発表した。主演は小池栄子が務め、刑務所と料理を題材にした社会派コメディードラマとして制作される。

本作は、超一流シェフである主人公が、なぜか刑務所の給食作りを担当することになるところから物語が始まる。舞台となるのは、2025年6月に拘禁刑が施行され、制度の変革期を迎える架空の男子刑務所だ。料理を担当するのは初心者の受刑者たちで、調理現場ではコロッケが爆発するなど、予想外の出来事が次々と起こる。



刑務所の給食には、1日3食で合計543円以内という厳しい予算制限が設けられている。バナナやみりんなど使用できない食材も多く、「税金の無駄遣いは許されない」「犯罪者を甘やかしてはいけない」といった世間の厳しい視線が立ちはだかる。その中で主人公は、「少しでも更生につながる食事を作りたい」という思いを胸に、受刑者たちと向き合いながら料理に挑み続ける。

主人公・銀林葉子役を演じる小池栄子は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などで確かな存在感を示してきた実力派俳優だ。小池は、「塀の中の話ではあるが、頼もしい共演者とともに、時には笑いながら撮影に臨んでいる」とコメントしている。

脚本は、第49回城戸賞で大賞を受賞した新鋭・鈴木香里が担当する。本作は鈴木にとって連続ドラマのデビュー作となり、制作陣は、出所後の3人に1人が再犯者となる日本の現状を背景に、食を通じた更生と社会復帰の可能性を描くとしている。

ドラマ「ムショラン三ツ星」は、笑いと現実を織り交ぜながら、刑務所の内側から現代社会を見つめ直す意欲作だ。