「朝鮮心医ユ・セプン」(全31話版)第1話~第3話:エリート医員キム・ミンジェ、転落と運命の出会い|ネタバレ・見どころ
キム・ミンジェ×キム・ヒャンギ主演の韓国ヒューマン時代劇「朝鮮心医ユ・セプン」の全31話版の第1話~第3話のあらすじと見どころを紹介、予告映像はYouTubeにて公開中だ。【日本語字幕付 二カ国語放送】
「朝鮮心医ユ・セプン」は、李氏朝鮮時代を舞台に韓国tvNで2022年にシーズン1(全12話)、2023年にシーズン2(全10話)に分けて放送されたヒューマン時代劇。
※2026年2月3日から、BSテレ東とテレビ大阪とで放送される全31話版で、シリーズをまとめて再編集。
【「朝鮮心医ユ・セプン」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと時代背景や見どころ、ネタバレなしのあらすじなどまとめている。
キャスト
ユ・セプン役/本名ユ・セヨプ:キム・ミンジェソ・ウヌ役:キム・ヒャンギ
ケ・ジハン役:キム・サンギョン
マンボク役:アン・チャンファン
ハルマン(ばあちゃん)役:チョン・グクヒャン
ナメさん役:ヨン・ボラ
イップン役:キム・スアン
チャングン役:ハン・チャンミン
ほか
■第1話~第3話の見どころ
冒頭の3話は、セプンが「治す医師」から「寄り添う医師」への変化と、人が生き直す物語が凝縮されている。第1話は、陰謀に翻弄される悲劇と、どん底からの再出発という本作の核が強烈に描かれる。第2話では、刺鍼に頼らず患者の心に寄り添う治療が印象的。綱渡りの患者を救うエピソードは、「心医」としてのセプンの目覚めを象徴する名シーンだ。そして第3話では、時代の犠牲となった女性たちを「生きていい」と肯定する物語が胸を打つ。
運命の出会いを果してウヌの「自分を救えない人が他人を救えますか?」の一言が、セプンの人生を変える。虐げられ、生きる意味を失ったウヌを救おうとする過程で、二人の絆と信頼が芽生えていく。
そしてもう一人、セプンが運命をの出会いをしたケ・ジハン。彼が運営するケス医院には、追放された医師、傷ついた女性、家族に捨てられた老女。血のつながりを超えた“居場所”としてのケス医院が、物語の温度を優しく包み込む。
■第1話
内医院の首席鍼医ユ・セプン(キム・ミンジェ)は、科挙首席合格の秀才で、鍼術の腕も一流。容姿端麗で人望も厚く、吏曹判書ユ・フミョン(チャン・ヒョンソン)を父に持つ彼は、まさに出世街道を歩んでいた。他の医員が見放した患者を救い、原因不明の病に倒れた世子(オ・ギョンジュ)をも鍼治療で回復させ、王(アン・ネサン)からの信頼も厚い。その一方で、周囲の嫉妬と反感を買っていく。
そんな中、左議政チョ・テハク(ユ・ソンジュ)ら北伐に反対する勢力が、王を毒で衰弱させ、セプンを失脚させようと暗躍。王の容体が急変し、幼なじみの世子に懇願されたセプンは宮中へ駆けつける。
父フミョンは御医の到着を待つよう止めるが、王自身からも命を救ってほしいと頼まれ、セプンは禁じ手の刺鍼を行う。しかし治療は裏目に出て、王は息を引き取ってしまう。
王の死の裏に陰謀を感じ取り、息子を守ろうとした父フミョンまでもが殺され、ユ家は没落。下男マンボク(アン・チャンファン)から父の死を聞いたセプンは、深い絶望に沈む。世子から都追放を命じられ、すべてを失ったセプンだったが、世子は密かに「生き延びて真実を明らかにしてほしい」と願っていた。
一方、医術の知識を持つ県令の娘ソ・ウヌ(キム・ヒャンギ)は、ある殺人事件を独自に追っていた。そんな折、崖から身を投げようとするセプンを目撃し、必死に止めようとして共に倒れ込む。
内医院の医員だと見抜いたウヌは、「自分を救えない人が、他人を救えますか?」と言い残して去る。その言葉は、セプンの胸に深く突き刺さった。
1年後。鍼を打てなくなったセプンは、マンボクと共に各地を放浪していた。立ち寄った旅籠で倒れた男を前に、鍼を手にするも何もできないセプン。
その場に居合わせた医師ケ・ジハン(キム・サンギョン)は、男が餅を喉に詰まらせていることを見抜き救命。「鍼も打てない半人前だ」と吐き捨てつつ、「気が向いたらイチョウの木の下の医院へ来い」と言い残す。
■第2話
悪夢から目覚めたセプンは、川で溺れている女性を発見する。それは、かつて自分を救ってくれたウヌだった。セプンは彼女を抱えて、ジハンのケス医院へ向かう。立ち去ろうとするセプンを、ジハンは「半人前、待て」と呼び止める。マンボクが割って入り、セプンが吏曹判書の息子であり、科挙首席、“神鍼”と称された名医だと明かすと、ジハンは態度を変え、治療費と宿代の代わりに医院で働くよう命じる。
翌朝、ウヌは姿を消していた。金勘定ばかりのジハンに反発するセプンだが、マンボクに諭され、医院に残ることを決める。
その夜、セプンは酒に溺れ、めまい症の患者にまで酒を勧めてしまい、ジハンに激怒される。正気に戻ったセプンは、「綱渡りができないなら生きる意味がない」という患者の言葉に、自分の境遇を重ね、治療を引き受ける。
刺鍼ができないセプンは工夫を凝らし、地面に溝を掘って綱を張ることで、患者に“空中を渡っている”感覚を与える。患者は見事に綱渡りを成功させた。
ジハンは、めまいの原因が身体だけでなく心にもあることを説き、「鍼に頼らずとも、人は救える」とセプンに告げる。
その後の往診先で、セプンはウヌと再会する。ウヌは手首を切って倒れ込み、セプンは止血をするが、震える手で刺鍼はできない。
姑は「夫の後を追おうとした」と芝居がかった態度を見せるが、実は婚礼の日に息子を亡くし、烈女の称号を得るため、嫁であるウヌの死を望んでいたのだった。
■第3話
ケス医院には、セプン目当ての患者が殺到する。貧しい者からは治療費を取らず、裕福な者からはしっかり取るジハンのやり方に、セプンは工夫を凝らす。庭に診療科目ごとの旗を立て、娘のイップン(キム・スアン)が絵を描いて識字のない患者を助け、診療は円滑に進んでいく。
医院には認知症のハルマン(チョン・グクヒャン)も暮らしており、彼女はセプンを「プン」と呼ぶ。夜、幻覚に怯えるハルマンを、セプンは優しく背負って連れ帰る。
そんな中、重体となったウヌが再び運ばれてくる。中毒症状を疑うセプンだが、姑は湯薬を目の前で飲み干す。ジハンは「今は時機を待て」と制止する。
実家の両親が訪ねてくるが、父は世間体を気にしてウヌを連れ戻そうとしない。行き場を失い、再び死を選ぼうとするウヌを、セプンは必死に抱き止め、「あなたを救う機会をください」と訴える。
ウヌは婚礼の日、初夜を迎えることもなく、棺の中の夫と対面した過去を語る。姑から浴びせられた呪いの言葉に、彼女は生きる価値を見失っていた。
やがて毒が「スズラン」であることが判明し、目的が烈女門であると暴かれ、ウヌは解放される。
さらにウヌは、「生きていてはいけない」とされたハルマンも救おうとする。清から逃げ帰った“還郷女”として蔑まれ、息子プン(イ・サンイ)に拒絶されてきたハルマン。しかし、毎年息子のために用意してきた贈り物を前に、プンは涙ながらに謝罪する。
それでもハルマンは、ケス医院を自分の居場所として選ぶ。
帰り道、セプンはウヌに「生きて待つことも、選択だ」と語り、自らを「セヨプ」ではなく「セプン」と名乗る決意を固める。
その夜、二人は顔を隠して夜市へ出かけ、束の間の安らぎを味わうが、ウヌの前に一人の男が現れ──。
※豆知識
「還郷女」とは、清(中国)に連行されたが身代金などを払って朝鮮に戻ってきた女性たちのこと。せっかく朝鮮に戻っても「純潔を守れなかった」という理由で差別された。詳しく丙子の乱の後の朝鮮、還郷女って?で解説している。また、3話ラストはブランコ(鞦韆)と花火の美しい映像が見られるが、この花火は“落火ノリ”と呼ばれて、毎年釈迦の誕生日あたりに慶尚南道咸安郡で行われる。
●韓国の三大花火大会「咸安落火ノリ」
◇YouTube「朝鮮心医ユ・セプン」予告動画
【作品詳細】【「朝鮮心医ユ・セプン」を2倍楽しむ】