「あきない世傳 金と銀3」第7話 小芝風花と朝倉あき、夢の新店舗開店へ 加藤シゲアキの“不穏な笑み”が最終回を揺らす
17日、小芝風花主演のNHKBS「あきない世傳 金と銀3」の最終回直前となる第7話が放送された。今回は、菊栄(朝倉あき)の独立と、五鈴屋2店舗目となる「五鈴屋呉服町店」誕生までが描かれる。その一方で、これまで幸(小芝風花)の理解者のように振る舞ってきた惣次(加藤シゲアキ)の不穏な動きも浮かび上がり、最終回へ向けて緊張感が一気に高まった。ここではあらすじと見どころを紹介する(ネタバレあり)。
「あきない世傳 金と銀3」は、髙田郁による同名時代小説を原作とした人気時代劇シリーズ。学者の娘・幸(さち)が大坂天満の呉服商「五鈴屋」で商才を磨き、江戸で新たな商いを切り開いていく姿を描く。⇒【全話あらすじ・見どころ】
■キャスト⇒【キャスト一覧】
幸・五鈴屋七代目店主:小芝風花
小頭役・お竹:いしのようこ
賢輔・手代(図案担当):佐久間悠
佐助・江戸店支配人:葵揚
梅松・型彫師:高橋和也
力造・型付師・染物師:池田努
お才・力蔵の妻(幸の友人):菜葉菜
結・枡呉屋店主(幸の妹):長澤樹
枡吾屋忠兵衛・本両替商(結の夫):髙嶋政伸
惣次/井筒屋三代目店主保晴:加藤シゲアキ
菊瀬栄次郎・老け役の名役者:風間杜夫
吉二/二代目・菊瀬吉之丞:齋藤潤
菊栄:朝倉あき
ほか
■今週の見どころ
第7話では、幸の“仲間と生きる商い”がさらに大きな形となって実を結ぶ。菊栄が念願だった店「御小間物所 菊榮」を構え、さらに幸も屋敷売り専門の「五鈴屋呉服町店」を開店。苦境を共に乗り越えてきた女性たちが、それぞれの暖簾を掲げる展開は大きな見どころとなった。
一方で、4年前の木綿買い占めや、旗本家からの注文妨害の裏に枡呉屋が関わっていた可能性も浮上。さらに、幸に助言を与え続けてきた惣次が、枡呉屋夫婦と親しげに語らう姿も描かれ、最終回へ向け“不穏な空気”が色濃く漂い始める。
また今回は、人気女形・吉之丞の新たな「色」を考える場面も印象的だった。お竹が口にした「こぉとな色」とは、大坂言葉で“派手ではないが深みのある上品な色”のこと。現代でいう“くすみカラー”に近い感覚だという。
■第7話「二枚の暖簾(のれん)」ネタバレあらすじ
宝暦13年(1763年)6月、旗本家から受けていた嫁入り道具一式の注文が突然取り消される。理由は明かされず、幸(小芝風花)たちは困惑する。
一方、浅草呉服太物仲間が下野で進めていた綿づくりも2年目を迎えていた。収穫量は増えつつあるものの、まだ満足のいく品質には届かず、幸たちは江戸近郊で安定した木綿づくりを根付かせる難しさを痛感する。
その頃、菊栄(朝倉あき)は独立に向け、新商品の開発に励んでいた。人気商品となった「小鈴の簪」に加え、より手頃な髪をまとめる髪飾り「笄(こうがい)」を考案。指物師・和三郎(浅利陽介)とともに商品化を進めていく。
また幸は、歌舞伎役者・栄次郎(風間杜夫)から相談を持ちかけられる。『鷺娘』の大当たり以降、吉之丞(齋藤潤)には“白”の印象が強く付きまとってしまったため、新たな「吉之丞の色」を考えてほしいというのだ。力造(池田努)も頭を悩ませる中、お竹(いしのようこ)が「こぉとな色がええ」とつぶやく。派手ではないが深みのある上品な色――その言葉が、新たな方向性のヒントとなる。
ひと月後、取り消されたはずの嫁入り道具の注文は復活。どうやら枡呉屋が妨害していたものの、事情が変わり手を引いたらしい。幸は注文を快諾し、五鈴屋は武家や裕福な商人からの注文をさらに増やしていく。しかしその一方で、これまで店を支えてきた庶民客が少しずつ離れ始める。店は忙しくなり、評判だった帯結び指南も満足にできなくなっていた。
そんな五鈴屋を支えるため、大坂から鉄助(八嶋智人)が3人の手代を連れて江戸へやって来る。そして鉄助の調べで、4年前の木綿買い占め事件で使われた「伊勢屋吉兵衛」という名が偽名だったことも判明。佐助(葵揚)は、その背後にも枡呉屋がいるのではないかと疑いを強める。
一方、菊栄は栄次郎の紹介で呉服町の好物件を見つけるが、店が大きすぎることに悩んでいた。すると幸は、「半分を五鈴屋が買い取り、屋敷売り専門の店を出そう」と提案。こうして、菊栄の「御小間物所 菊榮」と、「五鈴屋呉服町店」が並んで開店することになる。
翌年・明和元年(1764年)正月。二つの店は華々しく開店。「菊榮」では評判の「小鈴の簪」と新商品の笄が人気を呼び、「五鈴屋呉服町店」も武家向け商いで好調な滑り出しを見せる。
しかしその裏で、幸は惣次(加藤シゲアキ)が枡呉屋夫婦(髙嶋政伸・長澤樹)と親しげに語らう姿を目撃する。これまで折に触れて幸に助言を与えてきた惣次。その真意が分からないまま、不穏な空気だけが静かに広がっていく。
そしてラスト。最終回予告では、惣次がついに幸の前に立ちはだかる“ラスボス”として描かれ、大きな衝撃を残した。
■次回・最終回「金と銀」
明和三年(1766年)。繁盛を続ける「五鈴屋呉服町店」と「御小間物所 菊榮」に突然危機が訪れる。
幸と菊栄が手に入れた店の沽券状が偽物だったことが判明。そして“本当の持ち主”として現れたのは、なんと惣次(加藤シゲアキ)だった――。
◇NHK「あきない世傳 金と銀3」HP
NHKBS:4月5日(日)スタート 毎週日曜 18:45~19:28 <全8回>
BSP4K:4月5日(日)スタート 毎週日曜 18:45~19:28 ほか <全8回>