「パチンコ」シーズン1はなぜ世界を魅了したのか?在日コリアン一家の始まりを描く壮大な物語<全話あらすじと見どころ>

06月14日23時49分ドラマ
Apple TV+「파친코」シーズン1

Apple TV+で配信され、世界中で高い評価を獲得したドラマ「パチンコ」(原題:파친코)。韓国tvN・TVINGで6月6日から放送・配信中のシーズン1の見どころと第1話~第8話までの全話あらすじを紹介する。



「パチンコ」は、韓国系アメリカ人作家ミン・ジン・リーのベストセラー小説を原作に、4世代にわたる在日コリアン一家の歴史を壮大なスケールで描いた作品だ。2022年にシーズン1が、2024年にはシーズン2が配信された。

シーズン1では、主人公ソンジャの少女時代から日本移住までを描き、4世代にわたる壮大な物語の幕開けを飾る。

超豪華・実力派キャスティング
韓国・日本・アメリカを代表する豪華キャストが集結。若き日のソンジャをキム・ミンハ、老年期のソンジャをアカデミー賞受賞俳優のユン・ヨジョンが演じる。ソンジャの運命を左右するハンス役にはイ・ミンホ、牧師イサク役にはノ・サンヒョンが出演。現代パートのソロモン役はジン・ハが務め、シーズン2からはアンナ・サワイも参加。さらに南果歩、国村隼ら日韓米の実力派俳優陣が作品を支えている。

シーズン1の見どころ
シーズン1最大の見どころは、ソンジャという一人の女性の人生を通して、在日コリアン一世の苦難と希望を描き出している点だ。

歴史ドラマとしての重厚さだけでなく、家族愛や青春、恋愛、成長といった普遍的なテーマが丁寧に織り込まれており、国や文化を超えて多くの視聴者の心を動かした。壮大な物語の幕開けとして、シーズン2への期待を大きく高める完成度の高いシーズンとなっている。

■キャスト
ソンジャ役:キム・ミナ/(子供期)チョン・ユナ/(老年期)ユン・ヨジョン
ハン・ス役:イ・ミンホ
ソロモン役:ジン・ハ
キョンヒ役:チョン・ウンチェ
イサク役:ノ・サンヒョン
モジャス役:パク・ソフィ
ヤンジン役:チョン・インジ
セツコ役:南果歩
 ほか



■第1話(第1章)あらすじ
【過去:1910年代〜1920年代の韓国】
1915年の日本統治下の朝鮮半島・釜山の影島(ヨンド)。子宝に恵まれなかったフニとヤンジンの夫婦に、念願の娘ソンジャが誕生します。夫婦は下宿屋を営みながら、植民地支配下の厳しく貧しい現実から一人娘のソンジャを必死に守り、深い愛を注いで育てていきます。ソンジャは父親の深い愛情を受け、たくましい少女へと成長していく。
【現代:1989年のニューヨーク・東京】
ソンジャの孫であるソロモンは、ニューヨークの外資系銀行で働くエリートビジネスマン。彼は昇進を勝ち取るため、バブル経済に沸く日本・東京での大規模な土地買収案件を成立させようと自ら名乗りを上げ、帰国する。東京で暮らす年老いた祖母ソンジャ(ユン・ヨジョン)の家を訪れたソロモンは、家族の歴史と久々に対面することになる。

■第2話(第2章)あらすじ
【過去:1920年代〜1930年代の韓国】
成長したソンジャ(キム・ミンハ)は、市場で魚の仲買人として赴任してきた裕福な実業家コ・ハンス(イ・ミンホ)と出会う。ハンスは他の日本密着型の権力者とは異なる雰囲気を放っており、彼の存在によってソンジャの狭かった視野や世界は一気に広がっていく。二人は急速に惹かれ合い、やがて恋に落ちるが、この選択がソンジャにとって大きな代償を伴う運命の始まりとなる。
【現代:1989年の東京】
東京に到着したソロモンは、地上げ交渉が難航している土地の所有者が、頑固な在日コリアン1世の未亡人ハン・グムジャ(パク・ヘジン)だと知る。銀行の幹部たちは、ソロモンの「在日コリアン」というバックグラウンドやルーツを巧みに利用して彼女を説得させようと画策する。ソロモンはビジネスの成功と、同じルーツを持つ同胞との間で、複雑な葛藤を抱き始める。

■第3話(第3章)あらすじ
【過去(1920〜30年代)】
ソンジャはハンスとの間に子供を身ごもったことを伝えるが、彼にはすでに日本に妻子がおり、自分とは籍を入れられないという衝撃の事実を突きつけられる。激怒し絶望したソンジャはハンスを拒絶。その後、下宿屋に宿泊し、病気で行き倒れていた親切な若い牧師ペク・イサクと出会う。事情を知ったイサクは、名誉を守るためにソンジャと結婚し、彼女の子供を自分の子として育てることを提案する。
【現代(1989年)】
ソロモンは難航する土地買収を有利に進めるため、同じ在日の先輩であり、年老いた祖母ソンジャに協力を仰ぐ。



■第4話(第4章)あらすじ
【過去(1930年代)】
イサクと結婚したソンジャは、住み慣れた最愛の故郷(釜山)や母親と涙の別れを告げ、兄夫婦が待つ遠く離れた日本の大阪へと旅立つ。ハンスは、自分を拒み知らない男と日本へ渡るソンジャの姿を冷ややかに見つめる。
【現代(1989年)】
土地買収の最終契約という、ソロモンにとってのキャリアの「重要な日」を迎える。しかし、契約の席で土地の所有者である未亡人ハン・グムジャが涙ながらに過去の苦難を語り、ソロモンはある決断を迫られる。

■第5話(第5章)あらすじ
【過去(1930年代)】
日本(大阪・猪飼野)に到着したソンジャだが、イサクの兄夫婦が抱える多額の借金という厳しい現実に直面する。見知らぬ土地で言葉も通じない中、ソンジャは家族を助けるために自らの誇り高い行動で危機を乗り越えようとし、周囲に頼らざるを得なくなる。
【現代(1989年)】
大きな契約を自分のルーツへの思いからフイにしてしまったソロモンは、会社(外資系銀行)での地位を危うくされ、大きな代償と後始末に追われることになる。

■第6話(第6章)あらすじ
【過去(1930年代)】
牧師であるイサクは、日本政府による宗教への介入や政治的活動(思想問題)に巻き込まれていき、不穏な空気が漂う。そんな中、ソンジャは強い陣痛に襲われ、予定日よりも早い早産で長男の「ノア」を出産する。
【現代(1989年)】
ソロモンは、かつて突然姿を消した幼馴染の恋人ハナと病院で再会する。重い病に侵されている彼女との再会により、ソロモンの中に忘れていた過去への複雑な感情が蘇る。

■第7話(第7章)あらすじ
【過去(1923年・番外編)】
※この回は若き日のコ・ハンス(イ・ミンホ)の過去が描かれる。
1923年の横浜で、貧しいながらもアメリカ行きの夢を抱き、アメリカ人家庭の家庭教師として誠実に働いていた純粋なハンスの姿。しかし、そんな彼の人生を根底から変えてしまう「関東大震災」が発生する。ハンスがなぜ冷酷な実業家、そして闇社会の権力者へと変わってしまったのか、その壮絶な理由が明かされる。

■第8話(第8章:シーズン1最終回)あらすじ
【過去(1930年代末)】
イサクが警察(治安維持法違反)に逮捕され、一家の生活は再び困窮を極める。ソンジャは二人の子供(ハンスとの子ノア、イサクとの子モーゼス)を育てるため、自立を決意する。生きるために市場の片隅で「キムチを売る露店」を始め、在日としての力強い一歩を踏み出す。
【現代(1989年)】
ハナの最期を看取ったソロモンは、エリート金融マンとしての華やかな道を完全に捨て去る。祖母の背中やこれまでの家族の苦難を知った彼は、パチンコ店を経営する父モーゼスとともに、日本で自分自身のやり方で戦い、ビジネスを切り開く覚悟を決める。

この第8話をもって、ソンジャが「パチンコ産業」に関わり家族を支えていく怒涛のシーズン2へと物語が繋がっていく。

「파친코」- Pachinko ⏤ 공식 예고편 | Apple TV+(予告)