Netflix『チーム・ハズバンド』、配信翌日に韓国1位&日本4位の好発進 “コナン”対決から“ネコバス”まで?
Netflix映画『チーム・ハズバンド』(原題:남편들)が、配信開始直後から日韓で大きな反響を呼んでいる。6月19日に世界配信された同作は、翌20日のNetflix「今日の映画TOP10」で韓国1位、日本でも4位にランクイン。週末に向けて視聴者を急速に拡大している。
『チーム・ハズバンド』は、犯罪組織に誘拐された妻を救うため、前夫と現夫という犬猿の仲の男2人が手を組むことから始まるコメディアクション。チン・ソンギュ、コンミョン、カン・ハンナを中心に、キム・ジソク、ユン・ギョンホ、イ・ダヒ、チョン・ソミンら実力派キャストが集結し、予測不能な救出劇を繰り広げる。
韓国では配信前から、本作が“Netflix韓国コメディ映画のジンクス”を打ち破れるかに注目が集まっていた。現地メディアでは、Netflixオリジナルの韓国コメディ作品が話題性に比べて評価や興行面で苦戦してきた流れを指摘し、『チーム・ハズバンド』がその流れを変える作品になるのかが関心事となっていた。
特に期待を集めたのは、大ヒット映画『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』を手掛けたパク・ギュテ監督の最新作であること。得意とするシチュエーションコメディとテンポの良い展開、そして予測不能なドタバタ劇が見どころとして配信前から話題となっていた。
また、『エクストリーム・ジョブ』以来となるチン・ソンギュとコンミョンの再共演も大きな注目ポイント。立場も性格も正反対の2人が繰り広げる掛け合いは、韓国メディアでも高く評価されている。
一方で韓国国内の評価は二極化している。
「気軽に楽しめる娯楽映画」「俳優たちのテンポの良い掛け合いが魅力」「陸・海・空を巻き込んだ救出作戦が痛快」といった好意的な反応がある一方、一部のレビューでは「古典的なギャグに頼りすぎている」「笑いの感覚がやや昔風」といった厳しい意見も見られる。
しかし、日本では比較的好意的な反応が目立つ。
SNSでは「頭を空っぽにして楽しめる」「『エクストリーム・ジョブ』や『宝くじの不時着』が好きな人には刺さる」「週末向けのエンタメ映画」といった感想が多く投稿されている。また、カン・ハンナ、チョン・ソミン、イ・ダヒら人気バラエティ番組『ランニングマン』でもおなじみの顔ぶれが出演していることから、「ランニングマン同窓会のような豪華さ」といった声も上がっている。
さらに映画ファンの間では、本編に散りばめられた日本カルチャーへのオマージュも話題となっている。
劇中では主人公たち(チン・ソンギュとコンミョン)が世代の違いを強調する場面で、1978年放送のアニメ『未来少年コナン』世代と、『名探偵コナン』世代をめぐる言い合いを繰り広げる。また、韓国犯罪映画『毒戦 BELIEVER』シリーズを思わせる“イ先生”への言及も登場。映画好きなら思わず反応してしまう遊び心あふれるネタが随所に盛り込まれている。
また、劇中に登場するインパクト抜群の“猫耳付き車両”も視聴者の間で話題に。そのユニークなデザインは、スタジオジブリ作品『となりのトトロ』に登場するネコバスを彷彿とさせ、日本のレトロアニメやジブリ作品への愛情を感じさせるコミカルな演出として注目を集めている。
加えて、物語の中ではマ・ドンジュ役のキム・ジソクが「時価1000億ウォンの“ナビ”」を回収するシーンでは、ナビ=蝶々にかけて童謡「ちょうちょ」のメロディで華麗なステップを踏んだ。さらにエンディングでは、『コンフィデンシャル:国際共助捜査(共助2)』でチン・ソンギュと共演した少女時代のイム・ユナのサプライズカメオ出演も口コミで拡散。SNSでは「最後まで観て正解だった」「まさかユナが出てくるとは」と驚きの声が相次いでいる。
●少女時代ユナのサプライズ登場にファン歓喜
他にも、囚人(ユン・ギョンホ)の背中の入れ墨やチキンをめぐる描写など、映画ファンなら思わずニヤリとしてしまう小ネタも随所に登場。それらの元ネタを探しながら鑑賞するのも本作の醍醐味と言えるだろう。
韓国1位、日本4位という好スタートを切った『チーム・ハズバンド』。評価は分かれながらも、前夫と現夫の凸凹コンビによるコメディ、映画ファン向けの小ネタ、日本アニメへのオマージュ、そしてユナのサプライズ出演などが口コミを後押ししている。配信開始からわずか1日で日韓のNetflixランキング上位に食い込んだ同作が、この勢いを維持できるのか注目される。
◇남편들 | 공식 티저 예고편 | 넷플릭스【日本語字幕 CC】