「スキャンダル」チ・チャンウクの巧みな話術に揺れるナナ…ソン・イェジンの複雑な表情の真意は?【第3・4話】
2003年公開のペ・ヨンジュン主演大ヒット映画をより繊細にリメイクしたソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナら主演のNetflix「スキャンダル」(原題:스캔들)が9月18日(金)に全8話の独占配信を開始した。第3話と第4話のあらすじと見どころ、ドラマを深く知るための豆知識など紹介。
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第3・4話では、ユン(ソン・イェジン)との賭けに勝ち、彼女の気持ちを手に入れるためにウォンウォン(チ・チャンウク)が悲しみを抱えた未亡人ヒヨン(ナナ)に積極的に近づき、駆け引きを繰り広げていく。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう(ネタバレあり)
「スキャンダル」は、朝鮮時代、優れた才能を持つ女性“チョ氏夫人”と朝鮮最高のプレイボーイ“チョ・ウォン”が繰り広げる大胆で危険な愛の賭けごと、そしてその賭けごとに絡み合う女性“ヒヨン”の話を描いたロマンス時代劇。※navicon特集➡【「スキャンダル」を2倍楽しむ】
ペ・ヨンジュン主演の大ヒット映画『スキャンダル-朝鮮男女相悦之詞』(2003年)のリメイク作品であり、フランスの古典小説『危険な関係』を朝鮮王朝時代を舞台に置き換えて描いている。映画版と同じく「R-18指定」だが、監督は「過激な描写も期待していい」と自信をのぞかせている。(日本では「16+」=視聴推薦16歳以上)
■キャスト➡キャスト・キャラクター(登場人物)を画像、映画版比較、おすすめ作品と共に徹底解説
チョ氏夫人(チョ・ユン)役:ソン・イェジン
チョ・ウォン役:チ・チャンウク
アン・ヒヨン役:ナナ
プニ役:ハン・ソナ(元Secret)
クォン・インホ役:カン・チャニ(SF9)
ソオク役:シン・ユナ
ほか
■第3話あらすじ
かつて裕福な両班の家庭に嫁ぐ選択をしたユン(ソン・イェジン)。当時、傷ついたウォン(チ・チャンウク)に追い打ちをかけるよう、彼の書いた文章が王の怒りを買ってしまう。落胆するウォンだが王は彼の資質を見抜き、利用しようとしていた…。ユンは新たな側女となったソオク(シン・ユナ)を厳しく教育し始める。100回の写本を書かされ辟易するソオクにインホ(カン・チャニ)から大事なものを壊してしまったお詫びの文が届き、彼女は彼を利用してズルをすることを思いつくが、彼に心を寄せ始め、側女だと明かせないまま逢瀬を重ねていく。
ヒヨン(ナナ)を尾行したウォンは彼女が密かに天主教を信奉していることを知り、ユンとの賭けに勝つため、親切に彼女をエスコート。亡き夫への貞節を守り、慎ましく暮らすヒヨンの心を開かせるため、ウォンは彼女の過去や内面に目を向け、ヒヨンはウォンの接近に戸惑いながらも、次第に言葉を発するようになる。
そんな中、ウォンのもとに思いがけない出来事が起こる。王の命によって、彼は左議政の屋敷へ移り住むことになる。これによってヒヨンとの距離がさらに近づく一方、ウォンは自分が恋の賭けを主導していることをユンに見せつけるような態度を取る。
これまでウォンを自由に操っていると思っていたユンだったが、事態が自分の思惑以上に進み始めたことで、次第に苛立ちを募らせていく。さらに煙草屋の女将プニ(ハン・ソナ)からウォン宛に怪しげな贈り物が届いたことで、彼女の苛立ちは最高潮に…。
■見どころ
第3話の見どころは、ウォンがヒヨンの「悲しみ」に入り込んでいく誘惑の巧みさと、それによってユンとの関係まで揺さぶられていく展開。ヒヨンは亡き夫への思いと貞節を守ろうとしているため、単純な色仕掛けでは心を動かせない。そこでウォンは彼女の悲しみに寄り添い、信仰心にも触れながら少しずつ距離を縮めていく。Netflix版では、映画版にはない、こうした心理的な誘惑が丁寧に描かれるのが特徴だ。
2003年映画版のウォンはペ・ヨンジュンの華やかな色男ぶりが大きな魅力だったが、チ・チャンウク版では「なぜこの男が人を誘惑するのか」という内面にも焦点が当たる。さらにウォンがユンを挑発することで、二人の主導権争いも本格化。恋の賭けが単なる遊びではなく、互いの感情を探る心理戦へ変わっていくところに注目したい。
■豆知識
顕隆園と米びつ(隆園チョ・ウォンとユン大監の会話から)第21代王・英祖によって猛暑の米びつに閉じ込められ、27歳で非業の死を遂げた思悼世子(サドセジャ)。その悲劇から20数年後、第22代王・正祖が、亡き父への深い哀悼と親孝行の証として、風水最高の地へ改葬したお墓が「顕隆園」。
※もっと詳しく⇒米櫃で無念の死を遂げる悲劇のお世継ぎ“思悼世子”って?
■第4話あらすじ
そんな過去を抱えるウォンは賭けに勝ってユンの気持ちを手に入れるために、同じ屋敷に暮らすことになった挨拶を兼ねてヒヨンに大胆に近づく。様子を見に訪れたユンは、着実にウォンがヒヨンに近づいているのを知り、表情を曇らせる。誰かに見られては困る状況で、ヒヨンは文通を求められ拒むことができず、こうして、すっかり恋仲になったチルソン(クォン・ドギュン)とウンシル(キム・ジアン)を介した秘密の文通がスタートする。
積極的に彼女の心を開こうとするウォンに対して、天主教の教えもあり、頑なで冷静な返事が繰り返されていく。毎回似たような返事を受け取ったウォンは、直接ヒヨンのもとに向かい、自らの気持ちを直訴。それでもなびかない彼女にウォンはこれまでの女性たちとの違いに難しさを覚える。
態度を変えないヒヨンに苛立ったウォンは、彼女の部屋に忍び込むと、ヒヨンが書いたまま出せずにいた返事を目にする。そこには寡婦という立場も宗教もない、彼女自身のウォンへの恋慕がしたためられていた。内容に心を揺さぶられた彼は、「読んだ」と印をつけ、それを見て動揺するヒヨンのもとへ向かう。
「今世では結ばれてはならない」と繰り返すヒヨンに近づき、今度こそ口説き落としたという実感を得たウォンは高笑いしながら、報告のためユンを訪ねる。賭けに勝ったも同然と余裕を見せるウォンに身を許したかのように見えたユンだが、かつてウォンと関係を持ったプニからの文を読み上げる。嫉妬していると思って調子に乗るウォンだが、ウォン宛に届いた別の女性からの恋文をヒヨンに送りつけるという彼女の言葉に困惑。
優位に立ったと思ったユンだが、意外にもウォンは意に介さず、秘密裏に手配した文もヒヨンに届く前に左議政夫人(カン・ジウン)の手に渡ってしまう…。
■見どころ
第4話冒頭では、パンソリに合わせてウォンという人物の「女好き」の裏側が明らかになる。彼はかつてユンへの叶わない思いを紛らわせるように妓生たちと夜を過ごしていたが、それでも心の空虚さを埋めることはできなかった。ここで描かれるのは、単なる遊び人ではなく、長年ひとりの女性への思いを抱えながら、それを隠すために恋愛を繰り返してきた男の姿だ。2003年映画版でもウォンとユンの危険な関係は物語の核心だったが、Netflix版では二人の過去と感情をより丁寧に掘り下げている点が大きな違い。さらに現在のウォンはヒヨンを追い続けるうちに、これまでの余裕ある仮面が少しずつ崩れていく。ヒヨンからの返事を見つけ、夜中に彼女のもとへ向かう行動は、その変化を象徴する場面。ウォンの「過去の恋」と「現在の恋」が重なり始めるところが最大の見どころだ。
■豆知識
脱喪祭:朝鮮の伝統的な葬儀文化において、遺族が喪に服す期間(喪中)を終え、日常生活に戻るために行う儀式のこと。遺族はそれまで着用していた喪服を脱ぐ。作中、いよいよアン・ヒヨンは“烈女”となるべく“死”を選ばざるを得なくなる。Netflixシリーズ「スキャンダル」は、9月18日(金)より世界独占配信。【「スキャンダル」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、時代背景、キャスト・キャラクターの徹底解説、映画との違いなど、ドラマの魅力を深掘りしていく。
◇本予告