化粧師
"化粧、それは心にするもの。そして、一歩を踏み出すためのもの。?故石ノ森章太郎が自ら描きたくて描いた萬画であり、生前中も映像化を熱望していた『化粧師(けわいし)』の映画化。大正時代の初め、「原始、女は太陽である」で有名な平塚雷鳥を中心とした青鞜の発刊、女優の出現など、時代は女性解放の予感に満ち、あたかも女性の夜明け。だが、その一方で、化粧はまだ大衆的には行われてはいなかった。そんな中、女性たちを勇気づける一人の化粧師・小三馬がいた。彼を巡るそれぞれの女性たちの人生が動き始める…。監督 田中光敏(2002年 114分)
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